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理工学部  /
建築都市デザイン学科

 アオヤギ   ノリマサ   (男)
 青柳    憲昌   准教授
 NORIMASA   AOYAGI

■兼務所属(本学内)
衣笠総合研究機構   /
歴史都市防災研究所
■出身大学院・出身大学他
1998/03  東京工業大学  工学部  建築学科  卒業
2008/03  東京工業大学大学院  理工学研究科  建築学専攻  博士課程  修了
■取得学位
博士(工学) (2008/03 東京工業大学)  
■職歴
2008/04/01-2013/03/31  東京工業大学大学院 理工学研究科建築学専攻 助教
2013/04/01-2018/03/31  立命館大学理工学部建築都市デザイン学科 講師
2018/04/01-  立命館大学理工学部建築都市デザイン学科 准教授
■委員歴
2018/04-2019/03  草津市文化財保護課  史跡芦浦観音寺跡保存活用計画策定懇話会
2018/04-  法隆寺  法隆寺史編纂委員会委員
2017/04-  日本建築学会   日本建築史小委員会
2016/04-  立命館大学歴史都市防災研究所   研究部会C-1(計画部会)代表
2016/04-  法隆寺  法隆寺金堂壁画保存活用委員会専門委員(アーカイブWG)座長
2015/02-2016/03  高山市教育委員会文化財課  高山市伝統構法木造建築物耐震化マニュアル活用検討委員会調査研究部会委員
2011/09-2013/11  川崎市立日本民家園  川崎市立日本民家園展示会「建築史家・大岡實の建築─鉄筋コンクリート造による伝統表現の試み」展実行委員会委員
2010/09-2010/12  東京工業大学百年記念館  東京工業大学百年記念館展示会「東工大大岡山キャンパス ─その歴史と未来─」展実行委員会委員
2009/04-2013/03  日本建築学会  関東支部歴史・意匠専門研究委員会委員
2019/04-2020/03  草津市文化財保護課  史跡芦浦観音寺跡整備基本計画策定懇話会
■所属学会
日本建築学会  
文化財建造物保存修理研究会  
日本民俗建築学会  
■研究テーマ
日本建築史・都市史に関する研究
日本近代の文化財保存の歴史に関する研究
歴史的建造物の復元に関する研究
■研究概要
日本の建築史・都市史に関する研究(近代建築史、文化財保存史、歴史都市の防災文化史など)

 ■近代建築史・文化財保存史
 これまで筆者は近代建築史(近代和風建築、モダニズム建築、文化財保存史など)の研究に従事してきた。中心的な研究テーマは近代の歴史的建築の保存史であり、日本の建築文化の発信源である「文化財」建築の今日的あり方を模索しながら史的研究を行っている。近代建築史研究に関する視点は、第二次世界大戦後しばらく等閑視されてきた日本の建築的伝統の再解釈に関する基礎研究を蓄積することで、現代社会に正しくそれを継承・再興すべきとの考えに立脚している。
 東京工業大学学位論文『法隆寺昭和大修理を中心とする国宝保存法時代の建造物修理に示された保存の概念』(2007)や、「国宝保存法時代の建造物修理に示された保存の概念」(『日本建築学会計画系論文集』2007、日本建築学会奨励賞受賞)などこれまでの一連の研究では、昭和前半期の保存事業に焦点を当て、建物がどのように修理されたかという手法論にまで踏み込みつつ、文化財建築の「保存」に内在する問題について考察した。また、歴史的建築を全て新材を用いて再建する「復元」建築の研究も同時に進め、静岡県登呂遺跡復元住居や建築史家大岡實のRC 造復元建築についての研究成果を発表した(その成果は2015年日本建築学会著作賞受賞作『建築史家・大岡實の建築』の一部となった)。
 近代建築史の分野では主に近代建築家の伝統表現手法に関する研究を行っている。これまで近代和風建築を含めた近代建築の実測・学術調査として、世田谷区五島美術館の建物群、立命館大学旧堂本印象邸・茶室、京町家・長江家、谷口吉郎・清家清・篠原一男ら近代の建築家による建築作品の実測調査など多くの建物調査を行い、その学術調査報告書の刊行、学会論文発表、およびそれらの登録文化財への登録作業を行ってきた。

■歴史都市の防災文化史に関する研究
 立命館大学歴史都市防災研究所において全国の歴史都市の防災計画策定のための基礎的研究に従事している。「歴史都市の防災」と「歴史都市の歴史的価値の維持」は一般に矛盾しあうが、両者を両立させるための歴史研究を行い、具体的には京都府の「風致林野」形成過程における行政の防災的配慮を明らかにし、また、飛騨高山の町家の耐震補強工事に活用するために町家構造の歴史的変遷を解明するなど、防災的視点に立って都市史や建築史を読み直す研究を進めている。それは、歴史都市の「防災文化史」を解明するという、従来の建築史学にはほとんど見られなかった新たな取り組みである。

■滋賀県草津市の建築史・都市史に関する研究
 立命館大学の地域貢献の一つとして、草津市文化財保護課との連携により、大学キャンパスの立地する同市内歴史的建築の学術調査を行っている。具体的には同市常盤地区の三大神社本殿など未指定神社建築の学術的調査を行い、広域的視点から滋賀県全域の神社建築に関する研究を発表した。また、条里制遺構の残存する同地区の都市史的価値を見定めるため、江戸時代における条里制の変容過程を解明し、学術論文として発表した。
■研究キーワード
建築史、文化財保存 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
『日本の建築意匠』  平尾和洋・青柳憲昌・山本直彦  学芸出版  2016/12  978-4-7615-3224-6
『建築史家・大岡實の建築─鉄筋コンクリート造による伝統表現の試み』  青柳憲昌・安田徹也  川崎市立日本民家園発行  2013/07
『文化遺産と〈復元学〉─遺跡・建築・庭園復元の理論と実践─』  海野聡他  吉川弘文館  119-164  2019/11  978-4-642-01662-9
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論文
「旧今庄宿大黒屋(主屋)の建築史的価値」  青柳憲昌・坪田叡伴・大場修  『日本建築学会大会学術講演梗概集』  857-856  2019/09
「長江家住宅北棟の復原的考察」  吉田成宏・青柳憲昌  『日本建築学会大会学術講演梗概集』  851-852  2019/09
「滋賀県草津市・鞭崎神社本殿の建築的特徴」  森本慶介・村田典彦・星野安治・青柳憲昌  『日本建築学会大会学術講演梗概集』  751-752  2019/09
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研究発表等
「中間報告〈アーカイブWG〉」  「─法隆寺シンポジウム─法隆寺金堂壁画、未来へ」  2019/02/23
「法隆寺金堂壁画保存活用委員会アーカイブWG 中間報告」  第4回法隆寺金堂壁画保存活用委員会ワーキング・グループ(第4回)全体会合/法隆寺金堂壁画保存活用委員会(第5回)  2019/01/27
「法隆寺昭和大修理による金堂壁画防災対策と収蔵庫建築」  立命館大学歴史都市防災研究所定例研究会  2019/01/19
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その他研究活動
第6回日本建築学会近畿支部建築史部会研究会「近世中・後期寺院建築調査の最新成果」、 2019年12月7日、司会として、於・京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス1号館  2019/12/07-
「ディテールにみる戦後建築の伝統表現 第5回 前川國男 テクニカル・アプローチを経由した『伝統』との邂逅」青柳憲昌『ディテール』(222号)2019年9月号、彰国社、pp.121-128  『ディテール』  2019/09-
「ディテールにみる戦後建築の伝統表現 第4回 吉田五十八 RC造にふさわしい『伝統』とは何か」青柳憲昌『ディテール』(221号)2019年6月号、彰国社、pp.101-108  『ディテール』  2019/06-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

共同・受託研究実績
「『草津の魅力』を再発見! ~草津市内に点在する歴史資産を繋ぐ保存・活用手法の提案~」(「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」大学地域連携課題解決支援事業)  2019/04-2020/03  受託研究  分担
「未指定文化財調査・歴史的建造物調査」(草津市教育委員会文化財保護課)  2018/04-2019/03  受託研究  代表
「今庄宿伝統的建造物群保存対策調査」(福井県南越前町観光まちづくり課)  2017/04-2019/03  受託研究  分担
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受賞学術賞
日本建築学会  日本建築学会著作賞  2015/05
日本建築学会  日本建築学会奨励賞  2009/08
東京工業大学冬夏会  東京工業大学工系若手奨励賞  2008/09
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  建築都市デザイン演習Ⅱ  演習
2017  図学・製図演習  演習
2017  卒業研究  演習
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■研究者からのメッセージ
 日本の建築の歴史に関する研究、および歴史的建築の保存に関する調査を行っています。建築学はあらゆる学問領域の中でも最も古くから存在するものの一つですから、私たちの身の回りにある建物は、非常に長い建築的営為の蓄積の上にあるわけです。建築に関わる「文化」がそこには必ず存在していますので、私たちはその文化を消失させてしまうことなく、正しく理解し、継承していくことが求められます。建築史の研究は、建築文化の理解の幅を広げ、また深めるための学問であり、さらにはこれからの建築に指針を与えうるものです。また、歴史的建造物は、過去の歴史的建築を後世に伝え、これからの時代の伝統創造の源泉となる貴重な遺産ですから、それらを現実の社会で「保存」していくことは重要な課題です。そのため、さまざまな歴史的建造物の保存・修理・改修工事にも積極的に関わっています。
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■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
建築史・意匠
文化財科学・博物館学
美術史
デザイン学