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生命科学部  /
生命医科学科

 カワムラ   テルヒサ   (男)
 川村    晃久   教授
 TERUHISA   KAWAMURA

■出身大学院・出身大学他
1997/03  京都大学  医学部  医学科  卒業
2004/03  京都大学大学院  医学研究科  循環病態学  博士課程  修了
■取得学位
博士(医学) (2004/03 京都大学大学院医学研究科)  
■職歴
1997/05/01-1998/05/31  京都大学医学部付属病院・内科研修医
1998/06/01-2000/05/31  滋賀県立成人病センター・循環器内科医師
2004/04/01-2006/05/31  国立病院機構京都医療センター展開医療研究部・研究員
2006/06/01-2009/02/28  ソーク研究所・博士号取得後研究員
2009/03/01-2013/03/31  京都大学学際融合教育研究推進センター生命科学系キャリアパス形成ユニット・特定助教(チームリーダー)
■委員歴
2014-  国際心血管薬物療法学会日本部会  評議員
■所属学会
日本再生医療学会  
日本分子生物学会  
日本炎症・再生医学会  
日本循環器学会  
国際心血管薬物療法学会  
日本内科学会  
日本心不全学会  
■免許・資格
医師免許  (1997)   
■研究テーマ
~体細胞からiPS細胞への初期化の分子機構の解明~
iPS細胞の登場により、再生医学・薬物スクリーニング・病態解明など新たな医学の展開が期待されています。我々の研究室では、未解明な「初期化」の仕組みを少しでも明らかにすることで、安全かつ高品質なiPS細胞作成法の開発とその一日も早い実用化を目指します。
~iPS細胞やES細胞から心筋細胞への分化制御~
我々の研究室では、ヒストンや転写因子のアセチル化修飾といったエピジェネティクスあるいは、Wntなどの増殖因子シグナルの制御を多角的に駆使することで、安全かつ効率的なiPS細胞から心筋細胞への誘導法の開発にも力を注いでいます。
~体細胞からiPS細胞を介さない直接的な心血管系前駆細胞への誘導~
心臓再生療法には、純度の高い心筋細胞を選別し、生着率の高い細胞移植をする必要があります。種々の遺伝子や分子を心臓内の繊維芽細胞へ導入することで心血管系前駆(幹)細胞を臓器内で作り出すアプローチによる新たな再生療法の確立にも挑戦しています。
■研究概要
私たちの研究室では、心不全など重症臓器不全克服にむけた再生医療を実現化するために、遺伝子発現による体細胞初期化や形質転換などの技術を駆使した幹細胞生物学の研究をしています。 1)体細胞からiPS細胞への初期化制御、2) iPS細胞やES細胞から心筋細胞への分化制御、3)体細胞からiPS細胞を介さない直接的な心血管系前駆細胞への誘導と、大きく3つのテーマに沿って研究を行っています。

 2006年に山中伸弥先生のグループにより、4つの遺伝子(Oct4/Sox2/Klf4/cMyc)を体細胞に強制発現させることでiPS細胞という人工的な多能性幹細胞が作り出されること(=体細胞の初期化)が報告されて以来、再生医療の実現に向けて世界中で初期化の研究が進んでいます。
 私たちの研究室も、この初期化という現象を学問的に理解しその技術を正しく安全に医療へ応用することを目標としています。私たちは、これまで、初期化や分化にかかわる種々の経路や重要な分子を同定し(Nature. 2009;460:1140-1144)、最近では、初期化過程早期でiPS細胞になる確率の高い群(iPS細胞前駆細胞)と心筋細胞の前駆様の細胞群を見出すことに成功しました(特許申請中)。これらの成果から、安全かつ効率的なiPS細胞の作製法や、繊維芽細胞から心筋細胞などの目的の細胞へ直接的に転換する技術開発に繋がると期待されます。
 このように、私達は、未解明な「初期化」の仕組みの一端を少しでも明らかにすることで、安全かつ効率的な再生医療の一日も早い実現に向け、日夜努力を続けています。
テーマ1:体細胞からiPS細胞への初期化の分子機構の解明
iPS細胞の登場により、再生医学・薬物スクリーニング・病態解明など新たな医学の展開が期待されています。我々の研究室では、未解明な「初期化」の仕組みを少しでも明らかにすることで、安全かつ高品質なiPS細胞作成法の開発とその一日も早い実用化を目指します。
テーマ2:iPS細胞やES細胞から心筋細胞への分化制御機構の解明
我々の研究室では、ヒストンや転写因子のアセチル化修飾といったエピジェネティクスあるいは、Wntなどの増殖因子シグナルの制御を多角的に駆使することで、安全かつ効率的なiPS細胞から心筋細胞への誘導法の開発にも力を注いでいます。
テーマ3:体細胞からiPS細胞を介さない直接的な心血管系前駆細胞への誘導
心臓再生療法には、純度の高い心筋細胞を選別し、生着率の高い細胞移植をする必要があります。また移植片由来の腫瘍形成も防止しなくては、実用化されません。これらの問題を解決する目的で、種々の遺伝子や分子を心臓内の繊維芽細胞へ導入することで心血管系前駆(幹)細胞を臓器内で作り出すアプローチによる新たな再生療法の確立にも挑戦しています。
■研究キーワード
幹細胞、再生医学、多能性幹細胞、iPS細胞、心不全、心筋再生 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
「iPS 細胞を用いた心血管創薬スクリーニング」  川村晃久、重野麻子、十河孝浩  J-ISCP 会誌「心血管薬物療法」国際心血管薬物療法学会日本部会  71-74  2014
医学のあゆみ「脂肪幹細胞とiPS細胞」  川村晃久、木田泰之  医歯薬出版  242,4,337-342  2012
アンチ・エイジング医学—日本抗加齢医学会雑誌「老化とiPS細胞」  川村晃久、十河孝浩  メディカルレビュー社  7,1,76-81  2011
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研究発表等
心臓大血管形成におけるHey転写因子の発現と機能  第42回日本分子生物学会年会  2019/12/06
Disease-specific induced pluripotent stem cells in pathophysiological analysis and drug development for heart diseases  The 16th CardioVascular Clinical Trialists Forum 2019 (CVCT 2019)  2019/12/05
誘導性神経細胞へのリプログラミング過程におけるPTEN/Akt経路の関与  第42回日本分子生物学会年会  2019/12/05
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
核内受容体による代謝とアセチル化修飾を制御することによる心臓再生療法の確立  武田科学振興財団・医学系研究奨励(基礎)  2016  2018  代表
代謝とヒストンアセチル化の制御による安全かつ効率的な心筋再生療法の確立  公益財団法人 第一三共生命科学研究振興財団 平成27年度(第33回)研究助成  2015/04  2016/03  代表
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受賞学術賞
日本循環器学会  第4回循環器再生医科学賞(基礎研究部門)  2010/03
日本学術振興会  日本学術振興会海外特別研究員採用  2007/06
日本心臓財団・バイエル薬品第19回海外留学助成受賞  日本心臓財団・バイエル薬品 海外留学助成受賞  2006/03
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  基礎分析化学実験  実験・実習・実技
2017  組織学実験  実験・実習・実技
2017  生命医科学セミナー  演習
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教育活動
2015年度オープンキャンパス、研究室公開「万能細胞を知る・見る・理解する」  2015/08-2015/08
スクーリング、生命科学講座(講義)・体験講座(実験)生命医科学編
「多能性幹細胞をみる・さわる・わかる」  2014/08-2014/08
2014年度オープンキャンパス、研究室公開「万能細胞を知る・見る・理解する」  2014/08-2014/08
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■研究者からのメッセージ
 我々の体は、約270種・60兆個の細胞から形造られていますが、もとは1個の万能な細胞が増殖しながらその性質を変化させ出来上がったものです。我々の何万とある遺伝子の中から転写因子として機能するたった3~4つの遺伝子を体細胞に強制的に発現させるだけで、人工的な万能細胞(=iPS細胞)が誘導されます。iPS細胞はどうやって形成されるのか?この大きな謎に包まれた世界を探検しながら、次世代の再生医学を切り開いていきましょう!
■関連URL
 研究室ホームページ
■電話番号
077-599-4327
■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
医化学一般
病態医化学
循環器内科学