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産業社会学部  /
現代社会学科

 マツシマ   ツヨシ   (男)
 松島    剛史   准教授
 Tsuyoshi   MATSUSHIMA

■兼務所属(本学内)
社会学研究科
■出身大学院・出身大学他
2004/03  立命館大学  経営学部  経営学科  卒業
2011/03  立命館大学大学院  社会学研究科  応用社会学専攻  博士課程後期課程  修了
■取得学位
博士(社会学) (2011/03 立命館大学)  
■職歴
2011/04/01-2014/03/31  特定非営利活動法人ふれあい吉祥院ネットワーク
2011/04-2014/03  大学非常勤講師
2014/04/01-  立命館大学産業社会学部 准教授
■委員歴
2015/04-2017/03  日本スポーツ社会学会  研究委員会委員
■所属学会
日本体育学会  
日本スポーツ社会学会  
日本フットボール学会  
■免許・資格
高等学校教諭一種免許状「地理歴史」  (2004)    中学校教諭専修免許状「社会」  (2006)    高等学校教諭専修免許状「公民」  (2006)    (財)日本体育協会スポーツリーダー  (2012)   
■研究テーマ
グローバル化過程におけるスポーツ文化の生成・展開に関する研究
国際スポーツ組織の性格と機能に関する研究
スポーツ・身体文化とコミュニティに関する研究
■研究概要
①グローバル化過程におけるスポーツ文化の生成・展開に関する研究 ②国際ラグビー評議会の性格と役割に関する研究 ③スポーツ・身体文化と共同性、公共性に関する研究

 19世紀後半のイングランドで「誕生」し、世界各地に広がったラグビーというスポーツを手かがりにグローバル化という多次元的プロセスを照射することにある。とくに世界のラグビーのあり方をコントロールしている国際ラグビー評議会(International Rugby Board)というトランス・ナショナルな統括組織に着目し、この「私的な」組織とメディアやグローバル資本との関係性に着目しながらラグビー界がどのような諸アクターの活動、または包摂/排除の論理の中で歴史的に構成されてきたかを明らかにすることを課題としている。こうした国際的な組織を軸にした研究にくわえて、近年では南太平洋諸島系ラグビー選手の日本社会への移住、日本独特の高齢者ラグビー、京都の伝統芸能の保存活動についても研究を進めている。そこでは共同性や公共性の再生・回復という文脈で肯定的に語られがちな市民セクターによるスポーツや身体文化の振興を、政治経済学の助けをえながら批判的に捉え直すことを目指している。
■研究キーワード
スポーツ社会学、スポーツ史、スポーツ哲学、ラグビー、伝統芸能、グローバル化、国際ラグビー評議会、IRB、ヘゲモニー、市民社会、公共性 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
サーフィン・スケートボード・パルクール: ライフスタイルスポーツの文化と政治  ベリンダ・ウィートン著/市井吉興、松島剛史、杉浦愛(監訳)  ナカニシヤ出版  2019/04
初期ワールドカップ事業の役割-IRB100周年記念コングレスの議論を手がかりに-(有賀郁敏・山下高行編著『現代スポーツ論の射程:歴史・理論・科学』所収)  文理閣  336-354  2011/11
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論文
国際ラグビー評議会公認レフリー制度の形成と意義:ラグビー産業における「支える」主体の形成と蓄積  松島剛史  『産業社会論集』  50/ 3, 67-82  2014/12
国際ラグビー連盟のレフリング施策に関する一考察 ―能力主義的なレフリング制度の導入に着目して―  松島剛史  体育社会学専門領域発表論文集  20, 41-46  2012
20 世紀後半におけるラグビーの異質化に関する試論―アマチュア規定の復位条項にみる離反者の処遇をめぐって―  松島剛史  立命館産業社会論集  47/ 1, 49-63  2011/06
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研究発表等
Rugby and Nationalism: A case Study on the Changes in National Consciousness by Rugby Japan National Team  Cultivating the Body:Martial arts and Sports as Physical Education  2018/02/19
Development of the Society through Sports and ‘Basic Act on Sport’ – A case Study on the Changes in National Consciousness by Rugby Japan National Team –  運動與節慶文化國際學術研討會  2016/10/16
ラグビー日本代表とネイションの二重性:スポーツ・ナショナリズムの理解に向けて  日本スポーツ社会学会第25大会  2016/03/21
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その他研究活動
2019年ラグビーワールドカップが日本にやってくる  京都自由大学(京都市)  2016/01/08-2016/01/08
スポーツの「魅力」とは何か?:2019年ラグビーワールドカップ開催に向けて  京都自由大学  2015/01/16-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
グローバル化過程におけるラグビー文化の統治に関する歴史社会学的研究  ヤマハ発動機スポーツ振興財団スポーツチャレンジ研究助成  2013/04  2014/03  代表
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受賞学術賞
臺灣身體文化學會  「運動與節慶文化國際學術研討會」優秀論文  2016/10
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  プロジェクトスタディⅡA  演習
2017  専門演習  演習
2017  卒業研究  演習
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教育活動
放送大学面接授業「スポーツと近現代社会」  2016/04-2016/05
立命館宇治高校「現代と社会(政治経済)」を担当。  2015/10-2015/12
立命館宇治高等学校「現代社会探求」  2015/09-2015/09
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■研究者からのメッセージ
スポーツは良いもの/悪いもの?
 スポーツという言葉を聞いたとき、きっと多くの人がなんらかのイメージを思い浮かべることでしょう。まさか「新しい植物のことですか?」と聞き返す人はきっといない。それほどにスポーツは私たちにとって身近なもので、日常の一部となっています。そればかりか、スポーツは「経済効果はものすごい」「良い子を育てる」というようにやたら期待される一方で、スポーツ界の不祥事はいつも世間をにぎわし、嘲笑や非難の的になっている。もちあげられたり、けなされたり、好かれたり、嫌われたりと、スポーツはずいぶん忙しいし、災難だ。でも、ある時代に、ある場所で、ある組織・団体や、ある人(たち)に、さまざまに意味づけられ、いろいろ使われてきたからこそ、いま現在も私たちの日常に「当たり前」に存在しているのかもしれない。
 そんなことを思いながら、<西欧発祥のスポーツがなぜ・どのように世界に広がり、いまも人々から支持されているのか?>という素朴なナゾに迫ることから、スポーツの存在理由を問うています。とはいっても、数あるスポーツをすべて取り上げることはできないので、ラグビーについて探求することにしています。私自身、ラグビーに打ち込んでいた時期がずいぶん長かったから、その作業は自らに刻まれた技法や規範、思想の「ルーツ」を探すようなもので、複雑な感情をともなっています。その理由についてうまく表現できませんが、もしかすると「自分が何者であるか」を幾ばくか知ることができる一方で、私自身が、知らない時代や場所、まったく接点の無い人たちによってコントロールされていたこと、そしてそのことになんの疑いもなく過ごしてきたことがその裏側でどんな事態・現象を容認してきたかを知ったからかもしれません。現代の私たちにとってスポーツを楽しむ機会は増えたかもしれませんが、スポーツを真面目に考えたり、作ったりするチャンスは限られていますし、その場にアクセスすることも容易ではありません。これはなにもスポーツだけではなく、社会一般についてもいえることではないでしょうか。
 ちょっと偉そうな言い方ですけど、学生の皆さんには、ぜひスポーツをめぐる<なぜ>を問うことを通じて、自分自身を絶えず見つめ直して欲しいと思っています。もしかすると、それはだれか人のこと、そして未来のありようについて考えることかもしれません。なにやら革新めいたことをいっていますが、変化を嫌う性格なものですから、例えばラグビーが体重別階級制を取り入れたりしたら・・・「私」はもう見ないかも。
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
身体教育学
スポーツ科学
史学一般
文化人類学・民俗学
国際関係論
社会学