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法務研究科(法科大学院)

 ヒラノ   テツロウ   (男)
 平野    哲郎   教授
 TETSURO   HIRANO

■出身大学院・出身大学他
1992/03  東京大学  法学部  私法コース  卒業
■取得学位
法学士 (1992/03 東京大学)  
■職歴
1992-1994  司法修習生
1994-2002  判事補(横浜・札幌・大阪)
2002-2005  龍谷大学法学部助教授
2005-2012  龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)  准教授
2012-2014  龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院) 教授
2012-  石川寛俊法律事務所
2014-  立命館大学 法学部 教授
2014-  きっかわ法律事務所
2017/04/01-  立命館大学法務研究科 教授
■委員歴
2012/04-  京都府立医科大学付属病院  臨床倫理委員会外部委員
2015/11-  滋賀医科大学医学部附属病院  事例調査検討委員会外部委員
2017/04-  京都大学医学部附属病院  医療安全監査委員会外部委員
2017/04-  滋賀医科大学医学部附属病院  医療安全監査委員会外部委員
2017/04-  京都府立医科大学医学部附属病院  医療安全監査委員会外部委員
2018/04-  滋賀医科大学  組織的利益相反マネジメント委員
■所属学会
日本民事訴訟法学会  
日本医事法学会  
日本私法学会  
臨床法学教育学会  
日本法社会学会  
■免許・資格
司法試験合格  (1992)    弁護士登録  (2012)   
■研究テーマ
医師の民事責任の位置づけ,専門訴訟における専門的知見の利用,主張責任と立証責任の関係
■研究概要
1 医師の民事責任の位置づけ 2 要件事実論

 1 医療過誤があった場合の民事上の責任についてはまず不法行為構成によるのが,日本をはじめとする多くの法域で一般的です。契約構成(債務不履行構成)もなくはありませんが,いずれの構成でも大きな差はないと考えられています。しかし,多くの医療行為は医師・医療機関と患者の診療契約に基づいて行われており,契約によって医療水準に適合した医療を提供することを約したにもかかわらず,水準に満たない医療行為がなされた場合には,契約違反になるはずです。見ず知らずの他人同士の間の権利侵害行為の場合よりも重い注意義務が契約当事者間では発生するのではないか,ということを考えています。
また診療契約上の期待権の侵害や機会喪失論という損害論にも,法律構成が影響を与えるのではないかとも考えられます。
2 要件事実論では長い間,主張責任と証明責任の所在は一致するという見解が通説的地位を占めてきました。しかし,両責任は異なる原理によって認められるもので,その所在が一致する必然性はなく,むしろ一致させることによって不自然・技巧的な訴訟運営を招く場面があると思われます。そこで,両責任を分離させる立場からの理論構成を考えています。
■研究キーワード
民事訴訟法,民事執行法,民事保全法,要件事実論,医事法,司法制度 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
医師民事責任の構造と立証責任  日本評論社  2018/02  978-4535522800
希望の裁判所  日本裁判官ネットワーク編  LABO  「せっかく判決を取ったのに~民事執行制度の改革と展望」283-303  2016  978-4904497296
実務医事法〔第2版〕  加藤良夫編著  民事法研究会  「Ⅴ安楽死・尊厳死」347-391,,「IX信仰に基づく輸血拒否」456-478  2014
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論文
Medical Autonomy and the Use of Clinical Practice Guidelines in Lawsuits  HIRANO Tetsuro  Ritsumeikan Law Review  36, 65-74  2018/06
地方公共団体の機関が保管する文書の所持者(最決平成29年10月4日)  平野哲郎  平成29年度重要判例解説ジュリスト臨時増刊  1518, 132-133  2018/03
診療ガイドラインの策定と裁判規範の形成  平野哲郎  立命館法学  373, 348-378  2017/12
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研究発表等
Medical Autonomy and the Use of Clinical Practice Guidelines in Lawsuits  The Asian Law & Society Association Conference  2017/12/15
医師民事責任の構造と立証責任  大阪医療問題研究会  2017/10/20
The Structure of Doctor's Civil Liabilities: Tort Law and Contract Law  Juristenrunde at European Centre of Tort and Insurance Law, Vienna  2017/03/14
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

受賞学術賞
判例時報社  第1回判例時報賞奨励賞  2017/08
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  リーガルクリニックⅠ  実験・実習・実技
2017  卒業研究・論文  演習
2017  民事訴訟法演習Ⅱ  演習
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教育活動
民事訴訟法の授業において,課題を配布し,自主的に答案を書いてきた学生に対しては採点をした上で返却をした。また,授業内において解説を行った。  2015/04-
専門演習において,明治大学の小西ゼミとの合同ゼミを年1回行っている。  2014/11-2017/04
民事訴訟法,倒産法,専門演習,司法過程論において,授業で使用している教科書の著者である弁護士や医療過誤事件の当事者,えん罪事件被害者・弁護人等をゲストスピーカとして招いて講演をしてもらっている。  2014/04-
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■研究者からのメッセージ
研究と実践
 もともと裁判官をしており,現在も弁護士登録をしています。現在の仕事は大学での研究と教育がメインではありますが,「汗のにおいのする研究」,「アカデミックな香りのするプラクティス」を目指しています。
「実務と研究の架橋」はすでに陳腐な言い回しになっていますが,実務の現状を整理・体系化することにとどまらず,長年の実務の慣行とされてきたことにも問題提起して,新しい提言をしたいと思います。
通説にとらわれず,疑問を持ち続けて,研究を楽しみながら,実務に少しでも還元できるような研究をしたいと考えています。
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
民事法学
新領域法学