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総合心理学部  /
総合心理学科

 ワカバヤシ   コウスケ  
 若林    宏輔   准教授
 Kosuke   WAKABAYASHI

■兼務所属(本学内)
衣笠総合研究機構   /
人間科学研究所
OIC総合研究機構   /
地域情報研究所
■出身大学院・出身大学他
2001/03  札幌市立手稲高校  卒業
2005/03  立命館大学  文学部  心理学科  卒業
2013/03  立命館大学大学院  文学研究科  人文学専攻  博士課程後期課程  修了
■取得学位
博士(文学) (2013/03 立命館大学)  
■職歴
2011/04/01-2013/03/31  立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 「法と心理学研究拠点の創成」プロジェクト・リサーチアシスタント
2013/04/01-2014/03/31  立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 「法心理・司法臨床センター」専門研究員
2014/04/01-2015/03/31  立命館大学 文学部 助教
2015/04/01-2016/03/31  立命館大学 文学部 准教授
2016/04/01-  立命館大学 総合心理学部 准教授
■所属学会
法と心理学会  
日本心理学会  
アメリカ法と心理学会  
日本パーソナリティ心理学会  
日本社会心理学会  
■研究テーマ
裁判員制度・評議プロセスの可視化
公判前報道と市民判断
日本の法と心理学史
■研究概要
司法制度における応用社会心理学

 法と心理学分野の研究を応用社会心理学的観点から行っています。

1)裁判員裁判評議プロセスの分析
 裁判員裁判の評議プロセスでは、専門家である裁判官3名と一般市民6名が議論し、判決と量刑を決定します。この集団意思決定状況がどのようなプロセスを経るのかについて分析しています。集団が議論し意思決定する状況については、Davis(1973)による社会意思決定図式(Social Decision Scheme:SDS)モデルなどの、集団構成員の初期選好による予測モデルがあります。しかし裁判官という専門性を持つ構成員がいる集団は実験的に再現が難しく、従来の心理学的なアプローチには限界があると考えます。よって、集団による議論の創発的な発言や言葉の意味などの役割について心理学的に捉え、それを分析する手法を開発しています。特に一事例的データを分析可能にする手法開発を、テキストマイニング手法や多変量解析の手法を組合せて行っています。今後は、議論プロセス(時間的変遷)を可視化する手法の開発も行っていきます。

2)日本の法と心理学史の編纂 
 研究法としての心理学史(科学史)も行っています。特に日本の法と心理学史について研究しています。日本初の法と心理学研究者である寺田精一に注目し、寺田が行ってきた研究のうち「供述の価値」という日本最古の法と心理学・目撃証言実験論文について紹介・その歴史的価値について論じました(若林・佐藤(2012)「寺田精一の実験研究から見る大正期日本の記憶研究と供述心理学の接点, 83(3),174-181」)。今後は寺田の臨床・犯罪心理学的業績について検討します。さらに司法と人間観の歴史的変遷についても心理学的な観点から検討・考察したいと考えています。
 
3)司法における諸問題に対する社会心理学的検討
 主に現行司法における諸問題について実験的なアプローチを通して、政策決定に有益なデータの提供を行っています。例えば、近年議論されている「取調べの可視化」に対し、取調室内の被疑者のみを撮影する方が良いのか、取調官の両方を映すべきなのかといった議論に対し、複数のカメラアングルで取調べの様子を撮影し、それぞれのカメラアングルで取調べの様子を見た個人の自白の任意性判断の違いなどを検討しました。他には新聞報道などを通して、被告人に不利・有利な情報が市民(裁判員)に提示されることで初期選好や有罪無罪判断にどのような変化があるのかについて検討しています。
■研究キーワード
社会心理学、法心理学、裁判員制度、評議、集団意思決定 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
裁判員制度への応用社会心理学アプローチ  ナカニシヤ出版  2016/03
社会と向き合う心理学  サトウタツヤ・木戸彩恵  新曜社  2012
取調べと可視化-新しい時代の取調べ技法・記録化と人間科学-(インクルーシブ社会研究7)  稲葉光行・若林宏輔(編)  立命館大学人間科学研究所  2015/03
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論文
取調べ録画動画の提示方法が自白の任意性判断に及ぼす影響ー日本独自の画面同時提示方式と撮影焦点の観点から  中田友貴・若林宏輔・サトウタツヤ  法と心理  18巻, 70-85  2018/10
法律実務家のための心理学入門 第6回    司法取引と心理学  若林宏輔  季刊刑事弁護  96, 98-102  2018/10
法律実務家のための心理学入門 第5回   取調べの可視化と心理学  若林宏輔  季刊刑事弁護,  95, 138−143  2018/06
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研究発表等
取調録音・録画の心理学的問題点、その対策について  高松地方裁判所刑事鑑定研究会  2018/10/15
Visualized deliberation: Analyzing by text mining method through the time sequence  Annual Conferenceof the European association of Psychology and law 2018,   2018/06/27
Influence of Robophobia on Decision Making in a Court Scenario: A Preliminary Experimental Investigation using a Simple Jury Task  Human Robot Interaction 2018  2018/03/06
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
司法取引に基づく有罪獲得メカニズムをめぐる法学・心理学による日米国際比較協同研究  二十一世紀文化学術財団 学術奨励金  2016/04  2017/03  代表
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受賞学術賞
日本パーソナリティ心理学会  第26回日本パーソナリティ心理学会・優秀大会発表賞   2018/08
法と心理学会  2013年度法と心理学会発表賞  2014/10
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  基礎実験実習Ⅱ  実験・実習・実技
2017  国内フィールドスタディ  実験・実習・実技
2017  展開演習Ⅰ  演習
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教育活動
「探偵団が事件を推理、真実を探せ!見る、聞く、話すの不思議を学ぼう」サンケイリビング新聞社 2017年8月31日  2017/08-2017/08
高3入学前教育企画「アカデミック・ナビゲーション・デイ」、高1・2学部紹介「R-Navigation」を担当(於立命館慶祥中高校 2017年6月24日)  2017/06-2017/06
「2016年度アカデミック・ナビゲーション・デイ」を担当(於立命館慶祥中高 2016年12月17日)  2016/12-2016/12
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■関連URL
 法心理・司法臨床センター
 立命館大学グローバル・イノベーション研究機構「修復的司法観による 少子高齢化社会に寄り添う 法・社会システムの再構築」
■Eメールアドレス
  
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
社会心理学
実験心理学