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立命館グローバル・イノベーション研究機構

 ナカムラ   オオキ   (男)
 中村    大   助教
 OKI   NAKAMURA

■兼務所属(本学内)
衣笠総合研究機構   /
環太平洋文明研究センター
■出身大学院・出身大学他
1990/03  國學院大學  文学部  史学科  卒業
1997/03  國學院大學大学院  文学研究科  日本史学  博士課程後期課程  単位取得退学
■取得学位
修士(歴史学) (1992/03 國學院大學)  
■職歴
1997/04/01-2002/03/31  國學院大學文学部・助手
2002/04/01-2003/08/31  國學院大學文学部・非常勤講師
2003/09/01-2005/03/31  セインズベリー日本藝術研究所・半田考古学フェロー
2005/04/01-2008/03/31  國學院大學文学部・非常勤講師
2006/12/01-2008/03/31  國學院大學研究開発推進機構・客員研究員
2008/04/01-2012/03/31  総合地球環境学研究所・プロジェクト研究員
2011/04/01-2013/03/31  MIHO MUSEUM・客員研究員
2011/04/01-  國學院大學文学部・非常勤講師
2013/04/01-2014/03/31  セインズベリー日本藝術研究所・共同研究員
2013/09/01-2014/02/28  神戸大学全学共通教育部・非常勤講師
2014/04/01-2017/09/30  立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構・専門研究員
2014/04/01-  立命館大学文学部・非常勤講師
2017/10/01-  立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構・助教
■委員歴
2008/05-  古代学協会  古代文化編集委員会・編集参与
2014/04-  セインズベリー日本藝術研究所  アソシエイト・フェロー
2014/04-  Kyoto Art & Archaeology Forum  共同代表
2015/10-2016/10  WAC8-Kyoto(第8回世界考古学会議 京都大会)実行委員会  実行委員
2016/05-2016/09  茶会型パフォーマンス「超縄文Vol.2」実行委員会  副代表
■所属学会
日本考古学協会  
考古学研究会  
岩手考古学会  
Society for East Asian Archaeolog  
Society for American Archaeology  
■免許・資格
高等学校教諭1種免許[社会](東京都教委:平成2高1第19437号)  (1990)    中学校教諭専修免許[社会](東京都教委:平成4中専第10295号)  (1992)    高等学校教諭専修免許[社会](東京都教委:平成4高専第10373号)  (1992)    博物館学芸員資格   
■研究テーマ
縄文・弥生時代における環境適応と社会変化に関する定量的研究
地理情報システムを活用した食文化の研究手法の開発
考古学とアート:考古学の文化資源化
■研究概要
GISや統計解析を用いた定量的分析手法を活用した考古学・歴史学研究および考古学の多様な価値の創出

 縄文・弥生時代における環境適応と社会変化に関する定量的研究
 本研究では、従来個別に研究されてきた生業・居住・葬送・祭祀を、人間集団と自然環境・文化環境との相互作用により生成される一体の社会的活動と理解する。この視点から、2つの大きな目的を設定した。
第一に、日本列島における生業経済および社会組織の地域多様性を解明すること。
第二に水田稲作導入の経緯や地域社会に与えた影響の地域的特色を明らかにすること。
 定量的な分析手法は多くの地域や時期を比較するために必要である。北日本と関西地方を中心に研究を進めている。
地域研究1: 東北北部の環状列石や墓地に対するGISを用いた空間分析と、土偶などの祭祀道具に対する統計解析。秋田県内陸部と青森県沿岸部の環状列石には立地や土偶の集中度に違いがあり、その要因の一つに陸奥湾の漁業資源という自然環境条件がある可能性を指摘した。晩期墓制のGIS分析からも祭祀の背後にある社会組織の地域差を推測することができている。
地域研究2: 渋谷綾子による青森県三内丸山遺跡から出土した石皿の残存デンプン粒分析の結果を出土空間別に統計処理し、石皿の利用法(≒資源利用)の変化と石皿の葬送儀礼への再利用形態(≒象徴的観念の表示)の変化に連動性が看取できることを指摘した。
地域研究3: 関西縄文研究会刊行資料集成のデータベース化プロジェクト。自然環境・生業・居住・祭祀など幅広いデータから成り、統合的研究を推進するための情報基盤として有望である。
 また、地域を超えて共有される文化現象の存在も見い出すことができるため、今後は社会の個性と文化の共通性を統合する説明モデルの構築が必要となる。

地理情報システムを活用した食文化の研究手法の開発
 五島淑子(山口大学)の研究プロジェクトに参加し研究を進めている。この研究は江戸時代の長州地方地誌「防長風土注進案」に記載された産業・物産のデータベース構築、および地理情報システム(GIS)を活用したデータ解析を目的としている。「防長風土注進案」は刊本で全21 巻からなる膨大な資料で、19 世紀中葉の長州地方の食料、産業、人口、経済などを知る上で貴重な資料である。中村は食物の空間分布分析や現代の地図データから江戸時代の村別地図地図を近似的に復元する研究を担当している。江戸時代末から現在に至る日本の食文化の変遷を明らかすることで、現代の食生活が抱える課題とその改善に対する提言を行いたい。

考古学とアート:考古学の文化資源化
 Art & Archaeologyフォーラムを2014年より隔月で開催しており、その共同企画者として活動している。考古学と他分野をつなぐパブリック・アーケオロジーの実践的活動として、考古学と伝統工芸からポップアートまで多様な芸術に関わる人々に開かれた議論の場を提供している。考古学者と芸術家のコラボレーションを通じ、考古資料あるいは研究活動そのものに対する多様な価値を見い出し、それらを研究・創作・教育に活用することを目指している。
■研究キーワード
考古学,縄文時代,人口,墓制,祭祀,環状列石,社会格差,食文化,江戸時代,防長風土注進案,情報処理,GIS,統計解析,データベース,考古学とアート,パブリック・アーケオロジー,文化資源,博物館学 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
アートと考古学展 物の声を、土の声を聴け(分担:私たちはどこまで進んだか-アート&考古学に関する一つの展望)  村野正景、松井利夫、中村大、安芸早穂子、他  京都文化博物館  76-77  2016/07
「貯蔵」と「加工」から見る東アジア農耕導入期の野生植物食料利用の実態とその変遷  細谷葵、中村大、渋谷綾子、瀬口眞司、久保田慎二、岡内三眞、楊平  お茶の水女子大学グローバル人材育成推進センター  11-14,50-83,138-140  2015/03
津軽海峡圏の縄文文化  安田喜憲・阿部千春・矢野健一・篠塚良嗣・紀藤典夫・安井肇・福田友之・氏家良博・中村大・児玉大成・高橋理・石森秀三  雄山閣  127-146  2015/02  978-4-6390-2342-5
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論文
北日本縄文時代の社会・人口統計の作成とその分析に関する覚書  中村大  環太平洋文明研究  第3, 110-121  2020/03  978-4-639-02705-8
『防長風土注進案』記載の草木目録  松森智彦、中村大、五島淑子  山口大学教育学部研究論叢  69, 171-180  2020/01  2433-3670
『防長風土注進案』に記載された淡水性魚介類の組合せ類型と地域性  中村大、五島淑子  山口大学教育学部研究論叢  69, 161-170  2020/01  2433-3670
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研究発表等
北日本の縄文時代における遺跡数をもとにした人口変動推定の試み  日本考古学協会第86回総会  2020/06/30
縄文時代の集落について  令和元年度あつぎの遺跡展講演会  2020/02/09
土器棺墓(土器埋設遺構)  縄文時代文化研究会第2回研究集会 縄文時代葬墓制研究の現段階  2019/12/08
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その他研究活動
美術考古 forgotten object/remembered things  ヴォイスギャラリー  2019/10/04-2019/10/13
遺跡解説板の英訳  小田原市愛宕山遺跡、小田原遺跡、谷津山神遺跡  2019/03/11-
展示出品「記憶の器 土器片」  展覧会「再生可能メモリーズ」(福島県福島市・オフグリッド)  2018/10/05-2018/10/06
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

共同・受託研究実績
北海道南部・中央部における縄文時代から擦文時代までの地域別人口変動の推定  2019/10-2020/03  受託研究  代表
平成28年度「文化力チャレンジ」事業 「茶会型パフォーマンス「超縄文Vol.2」」  2016/05-2016/09  その他  分担
埋葬方法の類型とその配置から見た縄文社会  1998/06-1999/03  受託研究  代表
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受賞学術賞
Esri 社  Most Aesthetic Map Award  2011/01
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2020  博物館情報・メディア論  講義
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■関連URL
 立命館大学 環太平洋文明研究センター
■電話番号
075-466-3335
■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
考古学
食生活学
文化財科学・博物館学
統計科学