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衣笠総合研究機構

 リ   ゾウセン   (男)
 李    増先   専門研究員
 ZENGXIAN   LI

■兼務所属(本学内)
文学部   /
外国語・基礎科目等
衣笠総合研究機構   /
アート・リサーチセンター
■出身大学院・出身大学他
2011/03  立命館大学  文学部  人文学科  卒業
2012/03  立命館大学大学院  文学研究科  人文学専攻  博士課程前期課程  修了
2015/03  立命館大学大学院  文学研究科  人文学専攻  博士課程後期課程  修了
■取得学位
博士(文学) (2015/03 立命館大学)  
■職歴
2013/04/01-2015/03/31  日本学術振興会特別研究員
2015/04/01-  立命館大学専門研究員
■所属学会
日本比較文化学会  
中世文学会  
王立アジア協会 (Royal Asiatic Society)  
立命館大学日本文学会  
TEI (Text Encoding Initiative) East Asian / Japanese SIG  
■研究テーマ
節句と日本文化
曲水宴の総合研究
幕末明治期の漢字文化圏における和刻本の位相
ケンブリッジ大学図書館ロックハートコレクション
■研究概要
(1)本邦曲水宴の総合研究 (2)幕末明治期の極東における和刻本漢籍の位相

 (1)本邦曲水宴の総合研究
 曲水宴とは緩やかな流水に沿って着座し、酒を汲みつつ、詩歌を詠む風雅な遊宴行事です。旧時、中国大陸より本邦にもたらされた禊祓(けいふつ・不浄を祓う)儀礼の性格を持つ行事です。しかし、長い歴史の中で変遷を遂げた後に、禊祓儀礼の性格が削ぎ落とされ、風雅な詩筵(詩歌を詠む宴)として残されました。
 かつては中国大陸のほかに、朝鮮半島の百済や新羅でも行われていましたが、現在この行事を行っているのは本邦のみです。平泉の毛越寺、京都の城南宮、太宰府の天満宮、鹿児島の仙厳園などが有名です。
 時代ごとに区切って曲水宴を見てみますと、漢文化(外来文化)に対しての捉え方の変遷と共に、この行事の位相もかわることに気付きます。それは本邦が異文化を受容する際の特色とも言え、何より単なる「模倣」ではなく、それを理解し再創造していくわけです。そのため、時代のニーズや歴史的背景に合わせて曲水宴は現代まで生かされてきました。
 その「生きた」歴史の中で、曲水宴が時代ごとにそのような位相でとらえられていたかを人文学の多分野よりリサーチしていくと、本邦が異文化をどのように受容するのかが明らかになります。それを現代に日本社会に焦点を合わせてみると、どのようにして多元化する国際社会の中で日本文化を残していくかにもつながります。

(2)幕末明治期の極東における和刻本漢籍の位相
 幕末明治の動乱期に本邦から数多くの文化的遺産(書籍・絵画・美術品)が流出しました。それの多くは当時本邦に外交使節として来日した人々によって蒐集されたものです。彼らの帰国とともにそれらのコレクションが海外研究機関(大学図書館・博物館・美術館)所蔵され、かつての物的・人的移動を語っています。
 その中でケンブリッジ大学図書館ではこのような成立と異色の経歴を持つコレクションがあります。それはかつてジェームズ・スチュワード=ロックハート卿(Sir James Haldane Stewart Lockhart, 1858-1937)の旧蔵にかかるコレクションです。
 ロックハートは19世紀80年代より40年近くに渡り、当時英領下の香港・威海衛に滞在し、その管理・経営に尽瘁した人物です。もしも、彼のコレクションが宋・元・清末の古板本(版木で印刷された本)や古抄本の多くを有するのであれば、特に疑問も生じないでしょう。しかし、現在ケンブリッジ大学図書館に所蔵されるロックハートのコレクションの約200点の書籍の中で、その殆どが和刻本漢籍であることが興味深いです。
 そのコレクションの成立を辿りますと幕末明治期の極東に和刻本漢籍(本邦の出版物・漢学研究成果)がどのような評価を受けていたか、またそれに伴った「知」の流動も見えてきます。
■研究キーワード
曲水宴、和漢比較文化史、本邦漢文化受容史、節句と儀礼、文学と儀礼、儀礼和歌、連歌、中世文学史、在外古典籍研究、在外古典籍カタロギング、幕末明治期の極東漢字文化圏、幕末明治期の文化的遺産の動向、ロックハート、ジェームス・スチュワート=ロックハート、ケンブリッジ大学図書館 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

論文
TEI Metadata for Japanese Materials in the Cambridge University Library and How to Apply TEI for Higher Education  Zengxian Li  TEI 2018:Tei as a Global Language  2018, 273  2018/09
Japan Printed Books in East Asia: the Lockhart Collection in the Cambridge University Library.  Zengxian Li  Asia Studies Conference Japan 2017 Annual Meeting  2017/07
ロックハートコレクションの行方:ケンブリッジ大学図書館までの道のり  李増先  2016年度日本比較文化学会国際学術大会予稿集  34, pp61  2016/05
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研究発表等
海外の和漢古典籍のデジタル化およびその意義:ケンブリッジ大学図書館の場合  立命館大学日本文学会第155回研究例会  2018/12/09
The Sino-Japanese Cultural Resources in the UK  第49回ARCセミナー  2018/05/23
ケンブリッジ大学図書館日本資料のTEIメタデータの作成を経て  第7回知識・芸術・文化情報学研究会  2018/02/10
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その他研究活動
Digital Scholarly Editions: Manuscripts, Texts and TEI Encoding - MOOC  dariahTeach (Digital Research Infrastructure for the Arts and Humanities, EU)  2017/10/01-2018/09/30
『杜工部集』の解説  Cambridge Digital Library  2017/05/01-2017/05/07
『標箋孔子家語』の解説  ケンブリッジデジタルライブラリー  2016/10/05-2016/10/05
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科学研究費助成事業
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  デジタルアーカイブ演習  演習
2017  日本文化の周辺Ⅰ  講義
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
日本文学
文学一般
アジア史・アフリカ史