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文学部  /
日本史研究学域

 ナガトモ   トモコ   (女)
 長友    朋子   教授
 Tomoko   NAGATOMO

■兼務所属(本学内)
文学研究科
■出身大学院・出身大学他
1996/03  立命館大学  文学部  史学科  卒業
1999/03  立命館大学大学院  文学研究科  史学専攻  博士課程前期課程  修了
2002/03  大阪大学大学院  文学研究科  文化形態論専攻  博士課程後期課程  単位取得退学
■取得学位
博士(文学) (2005/03 大阪大学大学院)  
■職歴
2012/04/01-2016/03/31  大阪大谷大学大学院文学研究科・准教授
2016/04/01-  立命館大学文学部・准教授(現在に至る)
■委員歴
2014/04-  鳥取県教育委員会  鳥取県青谷上寺地遺跡発掘調査委員会委員(現在に至る)
2015/04-  城陽市教育委員会  城陽市文化財保護審議会委員および城陽市史跡整備委員会委員(現在に至る)
2015/09-  八尾市教育委員会  八尾市文化財保護審議会委員(現在に至る)
■所属学会
日本考古学協会  
考古学研究会  
■研究テーマ
弥生・古墳時代の土器生産
土器製作における民族考古学
土器生産と分業化における日本列島と韓半島の比較研究
■研究概要
弥生・古墳時代の土器生産の解明および土器生産・分業化における日韓比較研究

  水稲農耕の本格的に始まる弥生時代から古墳時代までの社会の複雑化を、器物生産から解明することを目的とした研究を行っている。
 生産や分業に関する研究は、社会発展を明らかにする際に着目され、早くより議論されてきた。しかし、窯焼成土器が出現する以前の、野焼き土器の生産体制の発達については、製作道具や焼成施設などが残存或いは認識しにくい状況から、これまで体系的かつ通時的な研究はなされてこなかった。この問題を解決するため、民族考古学的成果を援用し、製作時間を考慮した製作技術など、考古学的にはこれまで検討されなかった新たな観点を導入した。加えて、地域性を考慮しつつ、弥生時代全体の土器生産体制の解明を目指した。具体的には、①土器からみた弥生中期の地域色、②土器生産体制の変遷、③木製品を含めた外来の食事様式の導入と食器組成及び調理方法の変化、④東アジアにおける弥生土器生産と分業という4つの項目を立て、検討をおこなった。
 その結果、西日本では、朝鮮半島との技術的な格差があってもなお、上位階層の管理のもとに生産拠点を集約させ、生産させるという戦略がとられたことが明らかになった。かつて、チャイルドは経済的な発達が専業と分業化を促進すると考えたが、クラークらの指摘するように、西日本の場合にはむしろ政治的統合や社会の階層化と強く相関しながら、専業化したと考えるのが妥当である。そして、在来の生産体制の発達と分業化の進展、それを管理経営する上位階層者の出現と器物生産への積極的関与は、古墳時代中期の戦略的な生産拠点形成の基礎になったと結論づけられた。
 現在は、古墳時代の窯導入期に焦点をあて、土器生産の規格化・専業化と社会構造の関係性について検討し、東アジアの周辺地域にある韓半島および日本列島の社会変化を生産体制の進展から解明するため、以下の研究を進めている。
①窯導入期の土器生産地に関する研究:初期須恵器出土遺跡の中でも最も東に位置する、京都府宇治市街遺跡の初期須恵器と軟質土器について、共同研究者らとともに考古学的・理化学的に検討をおこなっている。生産地を特定するため、伽耶地域の陶質土器と陶邑窯出土土器についても分析をおこない、初期須恵器の出現と渡来人の動向について研究を進めている。
②韓半島における原三国時代から三国時代への土器変化:日本列島へ窯技術を伝えた、韓半島の土器生産について把握するため、これまでの窯研究成果を整理しつつ、韓半島の土器製作技法の変遷と土器使用方法の変化についても検討をおこなっている。
③野焼き土器と窯焼成土器の民族学的研究:これまで野焼き土器製作村の調査を中心におこなってきたが、さらに、野焼き土器と窯焼成土器が製作技法や生産体制においてどのように接点をもつかという点に焦点をあて、民族学的研究をおこなっている。
④南山城地域の古墳研究:初期須恵器の出土する宇治市街遺跡を地域社会の中で把握するため、遺跡所在地の南山城地域の古墳や古墳出土土器についても検討する。南山城地域の中核となる久津川車塚古墳の発掘調査等を行う。
■研究キーワード
考古学、弥生・古墳時代、土器生産、日韓交流 
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
土器製作に関する民族学的研究  大阪大谷大学特別研究費  2013/04  2015/03  代表
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担当授業科目
2017  考古学・文化遺産特殊問題Ⅴ  実験・実習・実技
2017  考古学実習Ⅰ  実験・実習・実技
2017  考古学実習Ⅱ  実験・実習・実技
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