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国際関係学部  /
アメリカン大学・立命館大学国際連携学科

 ニシザキ   スミヨ   (女)
 西崎    純代   助教
 SUMIYO   NISHIZAKI

■兼務所属(本学内)
国際関係研究科
■出身大学院・出身大学他
2017/01  ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス大学院  経済史学科  博士課程  修了
2010/05  ジョンズ・ホプキンズ大学 高等国際関係大学院  Japan Studies Program  (国際経済学、アジア・日本研究専攻)  修士課程  修了
2003/12  サンフランシスコ大学大学院  School of Business  経営学  修士課程  修了
1989/03  津田塾大学  学芸学部  国際関係学科  卒業
■取得学位
博士 (2017/01 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス)   修士 (2010/05 ジョンズ・ホプキンズ大学 高等国際関係大学院)   経営学修士 (2003/12 サンフランシスコ大学)   文学士 (1989/03 津田塾大学)  
■職歴
2017/04/01-  立命館大学 国際関係学部 助教
2013/10/01-2016/05/31  ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス 経済史学部 非常勤講師
2011/01/02-2013/08/31  ジョンズ・ホプキンズ大学 ライシャワー東アジア研究所 研究員
1989/04/01-1999/02/28  株式会社高島屋 (通信販売事業本部 調査担当、商品事業本部 商品担当補佐、マーケティング部 マーケティング担当 等)
■所属学会
Economic History Society  
経営史学会  
社会経済史学会  
政治経済学・経済史学会  
■研究テーマ
第二次大戦後における日本人引揚者の職業体験:茨城県、神奈川県、大阪府、広島県「引揚者在外事実調査票」調査分析
満洲から戦後日本へ-南満洲鉄道の社内教育と満鉄引揚者の職業活動
広島市の経済復興:マクロ経済統計分析から見えてくるもの
■研究概要
第二次大戦後における日本人引揚者の職業体験:茨城県、神奈川県、大阪府、広島県の調査分析

 第二次世界大戦後、日本には民間人と旧軍人を合わせて600万人以上が引揚げた。これは敗戦による人口移動としては、第二次大戦後のドイツへの帰還民及び難民、約1200万人の流入に次ぐ規模であった。しかし日本の引揚問題に関する先行研究は、引揚過程の解明や、満洲開拓農民が戦後日本で直面した差別、そして引揚者の記憶など、引揚問題の政治的・社会的な側面に注目したものが大半であった。一方、民間人引揚者約300万人の戦後の生活、例えば戦後日本における職業活動に関しては、尾高煌之助の「引揚者と戦争直後の労働力」(1996年)などを除くと研究蓄積が十分ではなかった。

本研究では「引揚者在外事実調査」(厚生省、1956年)の調査票を使用し、民間人引揚者300万人の職業体験を統計的手法を用いて分析している。この研究により、引揚者の半数近くは外地の政府機関の官吏(例えば満州国政府など)、あるいは満鉄など国策企業の社員であったことが明らかになった。一方、引揚者の代名詞ともなっている満洲開拓民は、県によって異なるが引揚者総数の5-10%程度であった。引揚者は戦後の再就職には苦労したと考えられるが、1950年代半ばまでには、経済復興にも支えられ、就業状況は安定していった。「引揚者在外事実調査」が行われた1956年の職業を分析すると、経験・技能を活かした就業、公共部門(三公社五現業を含む)への就業、全く新しい分野への参入が、それぞれ全体の4分の1程度であることが明らかになるなど、引揚者の戦後の職業活動について、これまで知られてこなかった事実が、本研究により浮かび上がりつつある。
■研究キーワード
引揚, 戦後復興, 南満洲鉄道, 労働市場, 労働移動, 移行経済, 人的資本, 経済史, 経営史, 技術史, 技術移転 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
'A Case Study: The United Arab Emirates and Japan: Diversifying Bilateral Relationships and Challenges in the Context of Japan's New Foreign Policy Focus and US-Japan relations' in East by Mid-East  Brannon Wheeler & Anchi Hoh  Equinox Publishing  255-278  2013/10  978-1-8455-3933-7
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論文
Dissertation Summary: After empire comes home: Economic experiences of Japanese civilian repatriates, 1945-56 (forthcoming)  Sumiyo Nishizaki  The Australian Economic History Review  2020/07
Economic experiences of Japanese civilian repatriates
in Hiroshima prefecture, 1945-1956  Sumiyo Nishizaki  Economic History Working Papers, Economic History Department, London School of Economics  299, http://eprints.lse.ac.uk/101172/  2019/07
Review of Dear China: emigrant letters and remittances, 1820-1980  Sumiyo Nishizaki  The Economic History Review  72/ 2, 782-783  2019/04  10.1111/ehr.12860
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研究発表等
From Manchuria to postwar Japan: Knowledge dissemination through in-house training at the South Manchuria Railway Company (SMR)  The Association for Asian Studies 2020 Annual Conference (cancelled due to the coronavirus pandemic)  2020/03/20
第二次世界大戦後における引揚者の職業体験:「引揚者在外事実調査票」分析  戦後沖縄社会の再建と「引揚げエリート」 第2回研究会  2020/02/02
満洲から戦後日本へ: 南満州鉄道引揚者の戦後の職業活動  立教大学経済史・経営史ワークショップ  2020/01/10
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

受賞学術賞
The Economic History Society of Australia and New Zealand  The Asia-Pacific Prize in Economic History (Currently being shortlisted as a finalist)  2020/07
Comparative Histories of Asia Seminar, Institute of Historical Research(ロンドン大学)  博士論文コンペティション 最優秀賞受賞  2015/02
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2019  IR-GS101 Introductory SeminarⅠ  演習
2019  IR-EDS301 Professional Workshop  演習
2019  IR-GS102 Introductory SeminarⅡ  演習
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■研究者からのメッセージ
 私は、1944年の日本の国家予算の8割以上が軍事費に使われていたことを知り、総力戦型の経済から戦後経済への移行過程に強い興味を持つようになりました。移行過程を探るケース・スタディの一環として、300万人以上の日本人民間人引揚者に注目し、戦争中から戦後への職業移動を統計的に分析しています。数字をシンプルに分析してみると、「引揚者=満州開拓民」という一般的に語られているストーリーとは違い、外地では公官吏、国策企業の社員、日本企業からの派遣社員として働いていた人たちが多かったことなどがわかります。イメージで語られがちな引揚史、また日本近現代史の実際の形を、経済史の視点から今後も明らかにしていきたいと思います。
■関連URL
 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス 博士論文データベース
 Academia.edu
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■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
経済史