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生命科学部  /
生物工学科

 ミネ   アキラ   (男)
 峯    彰   助教
 AKIRA   MINE

■出身大学院・出身大学他
2006/03  京都大学  農学部  資源生物科学科  卒業
2008/03  京都大学大学院  農学研究科  応用生物科学専攻  修士課程  修了
2011/03  京都大学大学院  農学研究科  応用生物科学専攻  博士課程  修了
■取得学位
農学博士 (2011/03 京都大学)  
■職歴
2011/04/01-2011/12/31  京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻植物病理学分野 特定研究員
2012/01/01-2013/03/31  マックスプランク植物育種学研究所 ポストドクトラルフェロー
2013/04/01-2015/03/31  マックスプランク植物育種学研究所 日本学術振興会海外特別研究員
2015/04/01-2017/03/31  名古屋大学遺伝子実験施設/マックスプランク植物育種学研究所 日本学術振興会特別研究員PD
2017/04/01-2018/03/31  立命館大学 立命館グローバルイノベーション研究機構 助教
2017/10/01-  JSTさきがけ研究者
2018/04/01-  立命館大学生命科学部生物工学科 助教
■委員歴
2019/01-  Frontiers in Microbiology  Reviewing Editor
2019/01-  Frontiers in Plant Science  Reviewing Editor
■所属学会
日本植物病理学会  
日本植物生理学会  
■研究テーマ
植物免疫システムの動作原理
病原体による植物免疫システムの攪乱・操作
■研究概要
植物と病原体の相互作用を分子レベルで理解し、制御する

  植物は多種多様な病原体に囲まれて生きています。しかし、多くの植物は病気にかかっているようには見えません。これは、植物が本来持つ免疫力のおかげです。植物は病原体の存在を認識して、植物ホルモンなどのシグナル因子を活性化し、遺伝子発現を変化させることで免疫を誘導します。私は、免疫応答を適切に制御する植物ホルモンの役割に興味を持って研究を進めています。植物ホルモンの個々の役割だけでなく、その相互作用ネットワークが遺伝子発現をどのように制御しているのかを明らかにします。また、機能ゲノミクス解析による植物免疫の新規制御因子の探索も行っています。得られた知見をもとに、植物免疫システムを強化する技術の開発に取り組みます。
 病原体の中には、エフェクターと呼ばれる病原性因子を植物細胞内に注入し、植物免疫を抑え込んで感染を成立させるものが存在します。私は、病原体が植物免疫システムを攪乱・操作する仕組みを明らかにするために、エフェクターの標的因子の同定を試みています。得られた知見をもとに、エフェクターの作用を無効化する技術の開発を目指します。
 気温や湿度などの環境要因が植物-病原体相互作用の結果を左右することは古くから知られています。しかしながら、この生命現象の背景にある分子メカニズムに関する知見は極めて乏しいのが現状です。環境要因による植物-病原体相互作用への干渉の仕組みを理解することは、深刻化する気候変動下で、安定的な食糧生産を実現する上でも重要です。私は、異なる環境条件における植物と病原体の遺伝子発現制御ネットワークの比較解析を通じて、環境要因による植物免疫の抑制、あるいは、病原体の高病原性化を介在する遺伝子の同定を試みています。得られて知見をもとに、気候変動対応型植物保護技術の開発を目指します。
■研究キーワード
植物病理学、分子細胞生物学、システム生物学、ゲノミクス、植物-病原体相互作用、細菌、ウイルス、植物免疫、植物ホルモン、シグナリング、遺伝子発現制御 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

論文
Balancing trade-offs between biotic and abiotic stress responses through leaf age-dependent variation in stress hormone cross-talk  Berens ML, Wolinska KW, Spaepen S, Ziegler J, Nobori T, Nair A, Krüler V, Winkelmüller TM, Wang Y, Mine A, Becker D, Garrido-Oter R, Schulze-Lefert P, Tsuda K  Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  116/ 6, 2364-2373  2019/02  10.1073/pnas.1817233116
The Defense Phytohormone Signaling Network Enables Rapid, High-amplitude Transcriptional Reprogramming During Effector-Triggered Immunity  Mine A, Seyfferth C, Kracher B, Berens ML, Becker D and Tsuda K.  Plant Cell.  2018
Molecular networks in plant-pathogen holobiont  Nobori T, Mine A, Tsuda K.  FEBS Lett.  2018
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研究発表等
Time-resolved transcriptome analysis with genetic perturbations links robust and early establishment of transcriptional reprogramming to pathogen resistance  The Cold Spring Harbor Asia conference on Latest Advances in Plant Development & Environmental Responses  2016
PBL27 directly connects between the chitin receptor, CERK1 and MAPK cascade in chitin-triggered immunity  XVII international Congress on Molecular Plant-Microbe Interactions, Portland, Oregon, USA  2016
Mechanisms underlying robustness in the salicylic acid signaling network  XVI international Congress on Molecular Plant-Microbe Interactions, Rhodes, Greece  2014
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

共同・受託研究実績
植物-病原体-環境ネットワークの解明による気候変動対応型病害抵抗性の分子設計  2017/10-2021/03  受託研究  代表
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■研究者からのメッセージ
植物と病原体のせめぎ合いを科学する
 世界人口の増加は凄まじく、2050年までには90億人を超えると予測されています。一方、食糧生産の増加率は人口増加率の半分にも満たず、このままでは食料難に陥ると考えられています。そんな中、5億人以上の人口を養える量の農作物が病害によって毎年失われています。病原体はどうやって植物に病気を引き起こすのでしょうか?また、植物はどうやって病原体から身を守っているのでしょうか?私は科学の力で、これらの基礎的な疑問に明確な答えを出し、来たる食糧難問題の解決に貢献したいと考えています。
■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
ゲノム生物学
システムゲノム科学
植物保護科学
応用分子細胞生物学