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国際関係学部  /
国際関係学科

 トリヤマ   ジュンコ  
 鳥山    純子   准教授
 Junko   TORIYAMA

■兼務所属(本学内)
国際関係研究科
衣笠総合研究機構   /
国際地域研究所
衣笠総合研究機構   /
国際言語文化研究所
衣笠総合研究機構   /
中東・イスラーム研究センター
■出身大学院・出身大学他
1998/03  国際基督教大学  教養学部  社会科学科  卒業
2004/05  カイロアメリカン大学 大学院  人文学社会科学研究科  社会学・人類学専攻  修士課程  修了
2014/03  お茶の水女子大学 大学院  人間文化研究科  ジェンダー学際研究専攻  博士課程後期課程  満期退学
■取得学位
修士 (2004/06 カイロアメリカン大学)   博士(学術) (2015/03 お茶の水女子大学)  
■職歴
2014/04/01-2015/03/31  東京大学東洋文化研究所 西アジア部門 ・ 特任研究員
2014/04/01-2015/03/31  東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 ・ ジュニア・フェロー
2015/04/01-2018/03/31  独立行政法人日本学術振興会 ・ 特別研究員(PD)
2018/04/01-  立命館大学 国際関係学部 ・ 准教授
■委員歴
2016/05-2018/03  日本貿易振興会 アジア経済研究所  研究会委員「中東イスラーム諸国における生殖医療と家族」
■所属学会
日本中東学会  
日本文化人類学会  
国際ジェンダー学会  
■研究テーマ
エジプトにおける女性の労働市場参入が意味するもの
中東のインターナショナルスクールにおける格差生成と自己成型
生殖医療時代のエジプトにおける家族
■研究概要
中東における格差をめぐって―その生産、再生産、および表象の過程探求から

  これまでの研究では、主にエジプトやレバノンの都市部に暮らす女性を対象に、彼女たちが生活において経験する幸せや痛みについて明らかにすることを試みてきた。そこで取り上げてきたのが、仕事と家事との両立を目指す女性たちの姿や、彼女たちの学校という場で自己の向上を遂げようとする姿、また時には医療や地元の慣習に頼りながら理想の家族像の実現に励む姿である。これらのテーマについてはすでに研究成果の発表を随時行っているが、いずれも現在に至るまで継続的にその観察と分析に取り組んでいる。
 研究において重視しているのが、日常生活を共有する中で観察したデータを、日常生活の文脈において分析することである。そのため、研究成果の多くは、文献レビューと民族誌という二つの形式をとっている。研究レビューでは、先行研究が取り組んできた課題とそれを乗り越えるための手法を整理してきた。なかでも、女性の生の文脈から社会の読み直しを試みるフェミニスト理論には大きな関心を寄せている。また民族誌ではそうした先行研究の枠組みに必ずしも捉われない、日常生活の枠組みから人々の日々の営みを記述することを心掛けている。
 民族誌執筆の土台となっているのが、1998年から2008年までエジプトで暮らした経験と、2015年以降定期的にレバノンを訪れ築いてきた社会ネットワークである。研究では、時間をかけて形成したネットワークの内部で過ごす経験の中から収集したデータ、またそこでの議論から生まれた研究課題の二つを軸にした分析を行っている。
 たとえば学校教育と生殖医療を研究対象としたのは、この二つが現地に生きる女性にとって非常に重要なテーマであることによる。結婚と出産が女性の一義的役割と捉えられる社会において、子どもを持つことには並々ならぬ関心が寄せられている。子どもの学校教育しかりである。近年中東においてもグローバル資本が学校教育産業に流入するにつれ、子どもを通わせる学校選びは、家族の社会的ステータスを維持するための、さらにはそれを周囲に誇示するための重要なツールとなっている。このように、対象とする人々の関心により沿うことを出発点としているのは、彼らの生活の文脈から人々の生を描き出すことを重視するためである。
■研究キーワード
中東ジェンダー、民族誌、学校教育、女性の労働市場参入、相互行為、エジプト、レバノン 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
「12章 ジェンダーから考えるイスラーム ――女性にとっての「良い・悪い」の議論を超えて」『大学生・社会人のためのイスラーム講座』、  小杉泰、黒田賢治、二ツ山達朗編  ナカニシヤ出版  201-219  2018/12  978-4-7795-1331-2
『ムスリム女性に救援は必要か』ライラ・アブー=ルゴド著  共訳:嶺崎寛子  書肆心水  2018/09  978-4-906917-83-9
『不妊治療の時代の中東』、「3章 女性から見たカイロの生殖の一風景―家族をめぐる二つの期待の狭間で―」  村上薫編  IDE-JETRO アジア経済研究所  81-110  2018/03  978-4-258-29049-9
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論文
書評 クリスチャン・ヨプケ著『ベール論争―リベラリズムの試練』  イギリス女性史研究会  6, 104-106  2019/06
中東ジェンダー研究の挑戦―ジェンダー化されたオリエンタリズムを超えて―  国際ジェンダー学会誌  16, 20-33  2019/02
書評 Kevin Gray, Hassan Bashir, and Stephen Keck編 _Western Higher Education in Asia and the Middle East: Politics, Economics, and Pedagogy_  鳥山純子  ジェンダー研究  21, 179-181  2018/06
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研究発表等
本当はこわい(?)ムスリム女性のスカーフ論争  ライスボールセミナー  2019/05/28
現代カイロで母であることのジレンマ  中東の妊活事情 家族・医療・イスラームの視点から  2019/02/24
Femininity or anti-machoism: revisiting women's roles in nonviolence  国際ワークショップ 「非暴力」という戦略、「非暴力」という未来  2018/11/17
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その他研究活動
理不尽に耐えず抵抗する、イエメンの少女から学ぶ”知”の力  イスラーム映画祭4、トークセッション、神戸元町映画館  2019/04/27-2019/04/27
イエメンだけの問題ではない”児童婚”  イスラーム映画祭4、トークセッション、ユーロスペース  2019/03/16-2019/03/16
海外調査 アジア経済研究所「中東における家族の変容」エジプト調査  エジプト、ギザ県、サンマーン村  2018/08/19-2018/09/09
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
ジェンダー
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