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情報理工学部  /
情報理工学科

 テイ   シュンシュン   (男)
 鄭    俊俊   助教
 JUNJUN   ZHENG

■出身大学院・出身大学他
2010/07  福建師範大学  工学部  ソフトウェア工学科  卒業
2013/03  広島大学大学院  工学研究科  情報工学専攻  博士課程前期課程  修了
2016/03  広島大学大学院  工学研究科  情報工学専攻  博士課程後期課程  修了
■取得学位
博士(工学) (2016/03 広島大学)  
■職歴
2016/04/01-2018/03/31  広島大学大学院工学研究科・外国人客員研究員
2018/04/01-  立命館大学情報理工学部・助教(現在に至る)
■所属学会
日本オペレーションズ・リサーチ学会(ORSJ)  
米国電気電子学会(IEEE)  
電子情報通信学会(IEICE)  
日本信頼性学会(REAJ)  
■免許・資格
コンピュータ&ソフトウェアプロフェッショナル認定証明書(中国)  (2009)    日本語能力試験1級  (2010)   
■研究テーマ
高信頼化システム設計のための感度分析に関する研究
ソフトウェア若化方策に関する研究
耐侵入機能を付加するコンピュータシステムのセキュリティ評価に関する研究
■研究概要
コンピュータシステムの高信頼化と安全確保を実現するための信頼性モデルの開発とその評価技術およびフォールトトレラント(耐故障)技術に関する研究

 「研究テーマ(1)概要」
近年、より高い信頼性を要求するソフトウェアシステムが必要とされている。例えば、仮想化技術を用いたシステム、冗長構成を伴うリアルタイムシステムやモバイルクラウドコンピューティングなどがある。高信頼化システムの構築を実現するため、モデルベースアプローチに基づいた感度分析はシステムのデザイン段階において重要な役割を果たしている。感度分析はシステムコンポーネントの重要度(Importance, Criticality)評価に必要不可欠な技術である。特に、コンポーネント重要度分析は、コンポーネントの信頼性がシステム全体の信頼性に与える影響を定量化し、システムの信頼性設計などに利用することができる。コンポーネントの重要度によって、最適なリソース配分ポリシーを提案することが可能となる。一方、システムのコンポーネントの故障が共通原因故障などの原因で従属性がある場合、通常の感度分析アプローチは適用できず、コンポーネント重要度を定量的に評価することも難しくなる。本研究では、高信頼化システムをデザインするための感度分析アプローチを提案している。特に、共通原因故障が発生する環境において、システムのコンポーネント重要度を算出する手法を提案し、共通原因故障がシステム信頼性に与える影響を評価した。

「研究テーマ(2)概要」
コンピュータシステムの信頼性向上技術の一つであるソフトウェアフォールトトレラント(耐故障)技術に関する研究に取り組んでいる。具体的には、ソフトウェア動作環境に対応する最も効率的な若化方策を考えている。ソフトウェア若化(Rejuvenation)はメモリリークやフラグメンテーションに代表されるソフトウェアエージング(Software Aging)と呼ばれる経年劣化現象を予防的に保全するための技術である。この研究領域はまだ比較的に新しいため、多くの問題が未解決のままである。例えば、どのようなシステムがどういった環境で動作すればエージング現象が顕著に観測されるのか、最も効率の良い若化スケジュールをどうやって決めるのか、などの問題を考える必要がある。本研究では、ソフトウェア動作環境(トランザクションシステムなど)を想定し、マルコフ再生過程に基づいたトランザクションシステムの確率的動作をモデル化し、時間制御による若化方策と処理ジョブ数に基づいた若化方策を提案し、数値解析による性能比較を行った。

「研究テーマ(3)概要」
インターネットの発達と情報化の進展に伴って、システムのセキュリティは重大な経営的課題となっている。従って、安全性と信頼性が確保されたネットワークやコンピュータシステムの構築が切望されている。一方、ソフトウェアの脆弱性を対象としたセキュリティ上の危険が益々問題視されている。本研究では、フォールトトレランスの考え方を応用した耐侵入システムの設計や評価技術を提案している。例えば、仮想化技術を用いた耐侵入システムに対して、セキュリティ障害が発生するまでの平均時間を定量的に評価する方法を提案し、システムの性能を考察した上、さらに数値解析による高信頼化システムを設計する方法について論じた。
■研究キーワード
ソフトウェア信頼性、性能評価、ソフトウェアフォールトトレラント技術、コンピュータセキュリティ 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
Mathematics Applied in Information Systems: Software reliability modeling in continuous-state space  T. Dohi, L. Z. Jin, J. Zheng, and H. Okamura  Bentham Science Publisher  2018
Modeling and Simulation Based Analysis in Reliability Engineering: Chapter 3: Optimal periodic software rejuvenation policies in discrete time - survey and applications -  T. Dohi, J. Zheng, and H. Okamura  CRC Press  81-107  2018
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論文
Optimal security patch application timing for an intrusion tolerant system  J. Zheng, H. Okamura, and T. Dohi  Proceedings of the 8th Asia-Pacific International Symposium on Advanced Reliability and Maintenance Modeling (APARM 2018)  (In press)  2018
A note on availability importance measures of components in smart grid  Taoming Pang, J. Zheng, H. Okamura, and T. Dohi  Proceedings of the 8th Asia-Pacific International Symposium on Advanced Reliability and Maintenance Modeling (APARM 2018)  (In press)  2018
仮想型耐侵入システムの確率モデルによる性能評価  鄭俊俊,岡村寛之,土肥正  オペレーションズ・リサーチ(特集:第34回待ち行列シンポジウム)  63/ 8, 452-459  2018/08
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研究発表等
A comprehensive evaluation of software rejuvenation policies for transaction systems with Markovian arrivals  2017年度 IEEE Reliability Society Japan Joint Chapter Chapter Awards 受賞記念講演会  2018/06/16
A note on quantitative security evaluation of VM-based intrusion tolerant systems with MAP  第34回待ち行列シンポジウム「確率モデルとその応用」, 10 pages  2018/01/17
A note on quantitative security evaluation of VM-based intrusion tolerant systems with MAP  Summer Seminar on Operations Research (SSOR 2017), 2 pages  2017/09/07
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

受賞学術賞
IEEE Reliability Society Japan Joint Chapter  IEEE Reliability Society Japan Joint Chapter 論文賞  2018/06
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■研究者からのメッセージ
研究と教育を楽しんでいきましょう!
 研究者として常に新しいことに挑戦する勇気を持ち、客観的に自分を見つめ直しながら研究を進めることが重要です。最先端の研究成果を世界に先駆けて発信するには、多くの時間をかけ、様々な問題に対する困難と厳しさを乗り越えることが必要だと思います。孤独で寂しいとき、辛いときがありますけど、研究の面白さと楽しさもイッパイです!
■関連URL
 毛利研究室ホームページ
■電話番号
077-561-2692
■Eメールアドレス
  
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
情報学基礎理論
計算機システム
ソフトウェア
情報ネットワーク
情報セキュリティ