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情報理工学部  /
情報理工学科

 イワイ   ケンタ   (男)
 岩居    健太   助教
 KENTA   IWAI

■出身大学院・出身大学他
2015/03  関西大学大学院  理工学研究科  総合理工学専攻  博士課程後期課程  修了
2012/03  関西大学大学院  理工学研究科  システムデザイン専攻  博士課程前期課程  修了
2010/03  関西大学  工学部  電子情報システム工学科  卒業
■取得学位
博士 (工学) (2015/03 関西大学)  
■職歴
2018/04/01-  立命館大学、特任助教
2016/04/01-2018/03/31  関西大学 先端科学技術推進機構、ポストドクトラルフェロー
2015/04/01-2016/03/31  関西大学 先端科学技術推進機構、非常勤研究員
2013/08/05-2013/11/08  日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所、インターンシップ
2012/12/10-2013/04/02  日本電気株式会社 情報メディアプロセッシング研究所、インターンシップ
■所属学会
IEEE  
電子情報通信学会  
日本音響学会  
■免許・資格
高等学校教諭一種免許 (理科)  (2016)   
■研究テーマ
聴覚マスキング、アクティブノイズコントロールによる騒音の不快感低減に関する研究
非線形ディジタルフィルタによる音響再生機器の音質改善に関する研究
■研究概要
(1) 非線形ディジタルフィルタによる音響再生機器の音質改善に関する研究 (2) アクティブノイズコントロールに関する各種検討

 (1) 非線形ディジタルフィルタによる音響再生機器の音質改善に関する技術を検討している.動電型スピーカシステムは, 現在最もよく利用されている音響再生機器であり, ホームオーディオシステム, ヘッドホンをはじめ, 補聴器などにも利用されている. しかし, 大音量で音響信号を再生する際に, 非線形歪みを発生させる. この非線形歪みは元の音響信号に含まれない成分であるため, 音質劣化の原因となる. 動電型スピーカシステムの物理的な改良により非線形歪みを低減することは困難であり, 本研究ではこの問題を非線形ディジタルフィルタにより解決することを考えている.
 本研究の内容としては, 非線形ディジタルフィルタの設計法, フィルタパラメータの推定法をはじめ, 歪み低減システムの各種システムへの応用も検討する.


(2) アクティブノイズコントロールに関する研究を行っている. 近年, 工場騒音, 交通騒音など, 世の中には騒音に起因する問題が多く存在するようになっている. 音で音を打ち消すアクティブノイズコントロールは, これらの騒音を低減する有効な手法として, 多くの研究者が様々な手法を提案している. 騒音の消し残りは残差信号と呼ばれ, これが耳障りとなる場合がある. 我々は聴覚心理に基づき, アクティブノイズコントロールシステムを構築できるか検討している. また, 各種騒音に対する適切なシステム構成などについても検討し, アクティブノイズコントロールの実用化についても検討している.
■研究キーワード
ディジタル信号処理、音響信号処理、非線形信号処理、適応フィルタ、パラメータ推定 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

論文
Modified Second-Order Nonlinear Infinite Impulse Response (IIR) Filter for Equalizing Frequency Response and Compensating Nonlinear Distortions of Electrodynamic Loudspeaker  Kenta Iwai and Yoshinobu Kajikawa  Applied Acoustics  132, 202-209  2018/03
ヘッドマウント型フィードフォワードANCシステムに関する検討 ~ Case(2,1,1)ANCシステムに拡張した場合の騒音低減効果について ~  三宅拓実, 岩居健太, 梶川嘉延  電子情報通信学会技術研究報告  117/ 516, 135-140  2018/03
Cross-correlation Methodを用いた適応Wienerフィルタによる動電型スピーカシステムの同定に関する検討  雑賀亮太, 岩居健太, 梶川嘉延  電子情報通信学会技術研究報告  117/ 516, 179-184  2018/03
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研究発表等
非凸二次制約付き最適化によるMirrorフィルタのパラメータ推定の推定精度向上に関する検討  第32回信号処理シンポジウム  2017/11
Modification of second-order nonlinear IIR filter for compensating linear and nonlinear distortions of electrodynamic loudspeaker  25th European Signal Processing Conference (EUSIPCO 2017)  2017/09
機械抵抗の非線形性を考慮した非線形2次IIRフィルタによるマイクロスピーカの非線形歪み補正  日本音響学会2017年秋季研究発表会  2017/09
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク
■研究者からのメッセージ
音響信号処理のおもしろさ
 音は身近な物理現象で、コミュニケーション手段から娯楽に至るまで、多岐にわたり関係します。この音を所望の形に加工していくのが、音響信号処理です。
音響信号処理は、雑音抑圧、音源分離、フィルタリングなど、多くの内容を含んでいます。私の研究では、この中のフィルタリングを取り扱っています。特に、非線形ディジタルフィルタによる音響再生機器の音質改善に着目しています。
現在、世の中にある製品で、線形ディジタルフィルタが使われる機会が増えています。しかし、実際の物理現象の多くは非線形性を含むため、線形ディジタルフィルタでは性能に限界があります。
私の研究では、非線形ディジタルフィルタを活用することで、この性能限界を引き上げることを行っています。
■関連URL
 音情報処理研究室
 Dr. Ken’s activities ~ Acoustic signal processing ~
■電話番号
077-561-5075
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
知覚情報処理
機械力学・制御
制御・システム工学