English
産業社会学部  /
現代社会学科

 サカタ   ケンジ   (男)
 坂田    謙司   教授
 Kenji   SAKATA

■兼務所属(本学内)
社会学研究科
■取得学位
博士(社会学) (中京大学)  
■所属学会
日本マス・コミュニケーション学会  
情報通信学会  
■研究テーマ
地域独自の音声メディアの歴史を掘り起こす
地域とラジオの接点は何か
記憶共有と地域ラジオの接点
世代間交流における地域ラジオの活用
■研究概要
音声メディアの歴史とローカリティ研究、ラジオ研究

 日本の各地に存在していた有線放送や地域独自の音声メディアの歴史を、フィールド調査と資料発掘・分析を通じて研究する。
特に、その音声メディアがなぜその地域に生み出され、誰が生み出し、どのような歴史を持っていたのかを明らかにすることを主な目的としている。

これまでに、北海道を中心とした有線放送の調査・分析を行い、2005年の科研費において「北海道の有線放送の歴史」調査を行い、2008年度科研費において「占領期沖縄・奄美のローカルメディア研究」を行っている。

地域独自のメディアに関する資料は、もともと少ない上に多くが廃棄されていて、なかなか発見することができない。そんななかで、数少ない貴重な資料を探し出し、分析することで、メディアが地域社会やそこで生活する人々と強い結びつきを持っていることが明らかになってくる。それは、市民メディアという単純な視点ではなく、人々のメディアに対する欲求と不可分なのである。その欲求とはいかなるものだったのか、その源には何があったのかを明らかにすることで、現在のメディア状況や地域とメディアとの関係をより深く分析できると考えている。
■研究キーワード
地域メディア、ローカルメディア、ラジオ、音声メディア、有線放送、共同聴取、電話 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
「電話リテラシーの社会史 —電話のマナー教育は、何を伝えたのか?—」『メディア・リテラシーの諸相: 表象・システム・ジャーナリズム 』  浪田陽子、柳澤伸司、福間良明 編著  ミネルヴァ書房  228-257  2016/03  9784623076338
「メディアは、誰が、なぜ生み出すのか」『はじめてのメディア研究』  浪田陽子・福間良明編  世界思想社  178-184  2012/04
『「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー ~メディア/ジェンダー/ツーリズム~』「プラモデルと戦争の『知』 ~『死の不在』とかっこよさ」  人文書院  193-225  2011/08
一覧表示...

論文
研究ノート「限定された空間とメディアの社会史研究に向けて -刑務所と「新聞」「ラジオ」はどのような関係を結んできたのか-」  坂田謙司  『立命館産業社会論集』  53/ 4, 107-121  2018/03
「街頭放送の社会史 −北海道の街頭放送と社会の関係−」  坂田謙司  『立命館産業社会論集』  52/ 4  2017/03
ラジオ番組制作はメディア・リテラシー学習でどのように活かせるか ーラジオとメディア教育接合の可能性と課題ー  坂田謙司  『立命館産業社会論集』  50/ 4, 177-188  2015/03
一覧表示...

研究発表等
地域メディアとしての街頭放送 -北海道の街頭放送を事例として-  日本マス・コミュニケーション学会  2017/06/17
東京オリンピックのテレビ放送を巡る東アジアの交差〜与那国島における台湾テレビ視聴と沖縄・日本・アジア〜  東アジア市民社会研究国際学術シンポジウム  2010/07/18
「コミュニティFMはなぜ市民メディアなのか?」  社会文化学会課題研究B  2006/12
一覧表示...

科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

研究高度化推進制度
研究推進プログラム   科研費獲得推進型     電話マナーの成立過程と日本語標準語化の関係に関する歴史社会学的研究   代表   -   2017/04-2018/03   2017   200,000   
学外研究制度   -     ローカル音声メディアの社会史~戦後日本の地域と音声メディアの関係を問い直す~   -   国内   2016/09-2017/09   2016     日本 
学外研究制度   -     地域メディアと地域コミュニケーションの関係についての実証研究   -   国内   2011/04-2011/09   2011     日本 
一覧表示...
■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  専門演習  演習
2017  卒業研究  演習
2017  メディア社会専門特殊講義  講義
一覧表示...

教育活動
立命館慶祥高校「R-Navigation(高1・2対象学部ガイダンス)」を担当。  2015/12-2015/12
立命館慶祥高校「アカデミック・ナビゲーション・ディ」を担当した。  2015/12-2015/12
基礎演習にて、1.毎回新聞記事を配布して考えをCPに記入させる。2.個人ノートを作成。3.発表交流会実施。4.同一ドキュメンタリを4月と1月に視聴し、自身のCP比較から学びの成長を自覚。  2010/04-2011/01
一覧表示...
■研究者からのメッセージ
ローカルな音声メディアは、地味だが面白い
 日本各地の農山村や奄美、沖縄には、独自の音声メディアがある。それは、その地域に生活する人たちが、作り、育ててきたメディアでもある。
そのような、ローカルな音声メディアが、なぜ生み出され、どのように育まれてきたのか。あるいは、消えてゆくものと、残るものにわかれる理由はなにか。そんな、メディアの生涯とでもいうべき問題を、フィールド調査と文献・資料調査を使って研究している。

人はなぜ、音声メディアを求めるのか。NPOコミュニティFMの誕生やミニFMを使った街の活性化など、今でも音声メディアへの欲求は続いている。あるいは、コミュニティFMでのパーソナリティとして、自分を語る(表現する)作業も途切れることがない。その欲求の源泉は、どこにあるのだろうか。その中心には、普遍的なメディアと人間の関係があるに違いないと考えている。

研究室には、寄贈された各地の貴重な古い音声メディア機器があり、将来はミュージアムにしたいと思っている。

趣味は散歩と銭湯めぐり。
■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
社会学