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産業社会学部  /
現代社会学科

 サトウ   ハルキチ   (男)
 佐藤    春吉   教授
 Harukichi   SATO

■兼務所属(本学内)
社会学研究科
■出身大学院・出身大学他
1984  一橋大学大学院  社会学研究科  社会学(退学)  博士課程
■取得学位
社会学修士  
■所属学会
唯物論研究協会  
日本社会学史学会  
日本哲学会  
日本社会学会  
■研究テーマ
多元的社会存在論に基づく社会的行為論研究
■研究概要
現代社会論と社会学理論の研究

 現代社会について社会学理論が提供する概念や分析装置の検討、方法論ならびに哲学的/倫理的問題点の批判的研究。
オリジナルな構想である「多元主義的存在論」に基づく批判的社会理論を構築することを目標にしている。多元主義的存在論は、K.マルクスの社会存在論、M.ヴェーバーの多元主義敵読解、N.ハルトマンの存在論哲学、K.R.ポパーの思想に基づいて徐々に構想され、さらにR.バスカーらのCritial Realismの思想潮流から学びながら、現在少しづつ研究が進捗しつつある。
■研究キーワード
社会哲学, 社会学 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
翻訳(監訳);バース・ダナーマーク他著『社会を説明する-批判的実在論による社会科学論』(Berth Danermark et al."Explaining Society: Critical realism in social sciences", Routledge, 2002)

)  共訳者;中澤平、吉田幸治、加藤雅俊、松田亮三、野村優、木田融男、藤田悟  ナカニシヤ出版  ⅰーⅹⅲ、1-22、307-341(訳者後書きを含む)   2015/03
翻訳(単独訳);マーガレット S.アーチャー『実在論的社会理論-形態生成論アプローチ』(Margaret S. Archer, Realist Social Theory: the morphogenetic approach, Cambridge University Press, 1995)  青木書店  全551頁  2007/05
『新しい公共性とそのフロンティア』第1章「H.アーレントと公共空間の思想」  山口定、中島茂樹、小関泰明 他  有斐閣  pp. 29-58  2003/03
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論文
「批判的実在論における実践的認識論と『認識論的相対主義』の意味」  佐藤春吉  関東学院大学『経済系』  276, pp.1-20  2019/03
政治的討議における「世界の共有の意味」:事実の真理と実在論-ポストモダン状況に抗して  佐藤春吉  『唯物論』  91, pp.26-44  2017/11
辞典項目執筆
『哲学中辞典』(知泉書館)
項目:「実践」、「理論」、「物質」、「物質代謝」、「ハルトマン」、「ポパー」、「社会工学」  佐藤春吉  『哲学中辞典』(知泉書館)  2016/11
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研究発表等
批判的実在論と学際研究の可能性  金沢大学経済学研究科「学際総合の可能性」研究会(招待講
演)  2013/03/26
21世紀の唯物論の課題  存在論からの社会科学の刷新―批判的実在論を参照点にして―  2008/03/30
存在論からの社会科学の刷新の試み-批判的実在論の特徴とその意義について-  「社会文化学会」第9回全国大会 課題別研究A  2006/12/02
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

研究高度化推進制度
学外研究制度   -     多元主義的存在論による批判的社会理論の開拓   -   国外   2011/09-2012/09   2011     日本、イギリス 
研究推進プログラム   科研費連動型     多元主義的存在論による新しい批判的社会理論の開拓   -   国内   2010/07-2010/10   2010   500,000   
研究推進プログラム   科研費連動型     多元主義的存在論による新しい批判的社会理論の開拓   -   国内   2009/07-2010/03   2009   500,000   
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  応用社会学特殊研究Ⅴ  演習
2017  応用社会学特殊研究Ⅵ  演習
2017  先進プロジェクト研究  演習
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教育活動
04年まで「社会倫理学」において500名近い学生に毎回学生と紙上討論形式の双方向授業を実践。「社会学史」において、詳細な授業内容を解説した講義ノートを作成し、Webで受講生に公開のうえ、授業においては要約  1992/04-
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■研究者からのメッセージ
マルクス、ウェーバー、ハルトマン、ポパー、バスカーらの理論を総合し、多元主義的存在論に基づく批判的社会理論の創造をめざす。
  現代社会について社会学理論の提供する概念や方法論の批判的研究を続けている。中学時代に『善の研究』や『愛と認識との出発』を読んだ哲学少年。一橋大大学院を経て、'92年本学へ。初期マルクス研究を出発点に、今も基本的発想が出てくる論文「啓蒙主義批判とマルクス」が研究の原点となり、社会存在論の開拓を志向するようになる。社会思想史的視野を広め、ハーバーマスやマックス・ウェーバー、ハンナ・アーレントらの研究をもとに社会学理論を研究。その後も、独自の社会存在論の展開を目指して、ハルトマン、ポパーからも学び取るなかで、多元主義的存在論というオリジナルな構想を暖めてきている。その過程で、イギリスのロイ・バスカーらの批判的実在論グループに出会う。現在は、それらを総合した社会科学のメタ理論を構築することが課題となっている。最近は、ヴェーバーとマルクスを多元主義的存在論という共通の基盤において実りある対話と総合が可能になることを示すために、価値自由論や理念型論の新たな理解可能性を示す論文を連載執筆中である。また、そうした原理的基礎固めとともに、批判的実在論グループの成果にも学び、日本に紹介する仕事も行っている。また、ジョン・サールの社会存在論の含め、多元主義的存在論の構想を豊かに肉付けするた目の研究も同時に遂行している。多元主義的存在論の構想は、未来の社会科学の基礎となる可能性を秘めていると確信している。
■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
社会学(社会哲学)