English
生命科学部  /
応用化学科

 カトウ   ミノル   (男)
 加藤    稔   教授
 Minoru   KATO

■兼務所属(本学内)
生命科学研究科
総合科学技術研究機構   /
理工学研究所
総合科学技術研究機構   /
創薬科学研究センター
■出身大学院・出身大学他
1984/03  立命館大学  理工学部数学物理学科  卒業
1990  立命館大学大学院  理工学研究科  応用化学  博士課程後期課程  修了
■取得学位
工学博士 (1991 立命館大学)  
■職歴
1991-1993  理化学研究所基礎科学特別研究員
1994/04-  立命館大学理工学部・助手
1995-  立命館大学理工学部・専任講師
1997-1998  Rutgers Univ. (米国)客員研究員 [国外]
1999/04-2004/03  立命館大学理工学部・助教授
2004/04-2008/03  立命館大学理工学部・教授
2008/04-2016/03/31  立命館大学薬学部・教授
2016/04/01-  立命館大学生命科学部・教授
■委員歴
2004/10-2008/09  日本高圧力学会  日本高圧力学会 学会誌編集委員
2010/09-2013/08  日本高圧力学会  学会賞選考委員会 選考委員
2013/09-  日本高圧力学会  評議員、庶務幹事
■所属学会
日本分光学会  
日本生物物理学会  
日本高圧力学会  
日本化学会  
日本薬学会  
■研究テーマ
タンパク質の構造安定性の構築原理
タンパク質のミスフォールディングおよびアミド線維形成の物理化学
モデルペプチドおよび人工設計ペプチドを用いた生体分子設計原理の研究
分子動力学計算法を用いた生体系水溶液に関する研究
各種分光法および計算機実験による疎水性効果に関する研究
凝縮相での分子のコンフォメーション
■研究概要
タンパク質の構造形成および異常構造形成に関する物理化学研究

 タンパク質分子が細胞内(水中)で誕生するとき,その長い分子鎖は自ら折り畳み、固有の立体構造を形成します(自己組織化)。この構造形成の原理はいまだ解明されておらず、「フォールディング問題」と呼ばれる半世紀にもわたる科学の一大テーマです。タンパク質の立体構造はその生理機能と密接に関係しています。また、最近の研究で、間違った折りたたみ(ミスフォールディング)が、プリオン病、アルツハイマー病など様々な難病を引き起こすことがわかってきました。フォールディング・ミスフォールディングの問題は、物理化学分野にとどまらず、生化学、医学へまたがる重要な課題です。
本研究室では、タンパク質のフォールディング・ミスフォールディングの分子機構の解明に挑戦しています。この難問を解く鍵は、「水中での分子構造(コンフォメーション)変化」です。本研究室では、フォールディング・ミスフォールディングの問題(タンパク質科学)およびその基盤的課題(水と生体分子の物理化学)を中心に研究を展開しています。
■研究キーワード
生物物理化学、分子科学、溶液化学、分子分光学、高圧力科学、生体高分子、タンパク質、フォールディング/ミスフォールディング、アミロイド線維、Aβペプチド、人工設計ペプチド、分子のコンフォメーション、水&水溶液、MDシミュレーション、量子化学 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
日本化学学会編、「極限環境の生体分子」(CSJカレントレビュー17)  32. 加藤 稔、今村比呂志  化学同人  10章(タンパク質の圧力変性機構:現状とこれらの課題)  2014/11  978-4-7598-1377-7
Preserving Proteins Under High Pressure and Low Temperature, in Book: Protein Structure edited by E. Faraggi  T. Takekiyo, M. Kato and Y. Yoshimura  In Tech  Chap 10, 229-248  2012
日本化学会編実験化学講座 11.7.3タンパク質のNMR、11.7.4 タンパク質のX線回折  加藤 稔  丸善株式会社  501-507  2005/07
一覧表示...

論文
Interaction Site between the Protein Aggregates
and Thiocyanate Ion in Aqueous Solution: A Case Study of
1-Butyl-3-methylimidazolium Thiocyanate.  T. Takekiyo, E. Yamaguchi, K. Yoshida, M. Kato, T.amaguchi,
Y. Yoshimura  J. Phys. Chem. B.  119, 6536-6544  2015
A Raman spectroscopic study of the conformations of 1,4-dioxane in the pure liquid, methanol, and aqueous solution.  R. Wada and M. Kato.  Chem. Phys. Lett.  641, 74-79  2015/11
Early aggregation preceding the nucleation of insulin amyloid fibrils as monitored by small angle X-ray scattering.  E. Chatani, *R. Inoue, H. Imamura, M. Sugiyama, M. Kato, M.
Yamamoto, K. Nishida and T. Kanaya.  Scientific Reports  5, 15485  2015/10
一覧表示...

研究発表等
モデルペプチドの高圧力研究から見えてくるタンパク質の圧力変性機構  第15 回日本蛋白質科学会年会  2015/06
圧力ジャンプFTIR法によるRibonuclease AおよびUbiquitinのフォールディング・アンフォールディング反応の速度論解析  第55回高圧討論会  2014/11/23
分子動力学計算によるβ-hairpinモデルペプチドの高圧力下での構造安定性に関する研究  第55回高圧討論会  2014/09/23
一覧表示...

科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

研究高度化推進制度
研究推進プログラム   科研費獲得推進型     圧力ジャンプ法が明らかにする生体高分子のフォールディング反応の遷移状態   代表   -   2017/04-2018/03   2017   200,000   
研究推進プログラム   科研費獲得推進型     超高圧力ジャンプFTIR・蛍光測定法の開発および蛋白質折り畳み反応解析への応用   代表   -   2016/06-2017/03   2016   200,000   
研究推進プログラム   基盤研究     圧力ジャンプFTIR法を用いたタンパク質フォールディング反応のスローモーション解析   代表   -   2015/04-2016/03   2015   1,000,000   
一覧表示...

研究交流希望テーマ
各種分光分析(赤外、ラマン、蛍光、UV)  赤外、ラマンに関しては通常の測定に加えて、顕微分析も可能。  技術相談,受託研究,共同研究
一覧表示...
■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  物理化学実験1  実験・実習・実技
2017  物理化学実験2  実験・実習・実技
2017  応用化学セミナー  演習
一覧表示...
■研究者からのメッセージ
生体物理化学研究室で卒業研究を希望する人へ
  化学・生命現象を、物理化学の目でながめると、様々な現象が一つの“principle”でつながっていることがわかります。私たちは化学・生命現象の“principle”に焦点をあてて研究を進めています。“Principle”から難病の根治治療への道を開くのが我々の目標(夢)です。

 卒業研究は、最も成長できる重要な機会です。学生実験とは異なり、はじめから答えはありません。日々格闘し、発見・感動を通して問題解決能力が養われます。個人の力量も重要ですが、それ以上に他と交わることの重要性にも気がつくと思います。研究室の皆さんが、社会を支える“真に自立した”技術者・研究者になれることを願っています。
■関連URL
 生体物理化学研究室
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
生物物理・化学物理
物理化学
生物物理学
物理系薬学