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文学部  /
地域研究学域

 タナカ   サトシ   (男)
 田中    聡   教授
 Satoshi   TANAKA

■兼務所属(本学内)
文学研究科
衣笠総合研究機構   /
アート・リサーチセンター
衣笠総合研究機構   /
加藤周一現代思想研究センター
■所属学会
日本史研究会  
京都民科歴史部会  
■研究テーマ
地域資料にみる京都の多様性と個性
「京都」イメージの変容と住民の歴史意識
日本古代における自他認識と「民族」的動態
日本近代における歴史学の形成過程
■研究概要
日本古代における自他認識の形成過程

 日本古代の「夷狄」を同時代の東アジア情勢のなかに位置づけ、その実態を重層的・動態的にとらえると共に、自他認識の形成過程を考察する。
■研究キーワード
日本古代史,日本史学史,京都地域資料論 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
古代史研究の最前線 天皇陵  仁藤敦史・宮瀧交二・福尾正彦・天野末喜・西田幸司・宮崎康雄・岸本直文・石坂泰士・西光慎治・黒羽亮太・山田邦和・鍛冶宏介・福島幸宏・上田長生・高木博志・新納泉・宮代栄一  洋泉社  134-143  2016/01  978-4-8003-0810-8
教養のための現代史入門  田中聡、小澤卓也、水野博子(編)  ミネルヴァ書房  2015/06
日本古代の自他認識  塙書房  2015/03
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論文
蓑島・井上両氏への応答  田中聡  歴史科学  228, 55-58  2017/04  0910-5662
京都学の研究素材としての「戦後教育資料」  立命館文学  649, 66-77  2017/01  0287-7015
文献史からみた古代北方の『民族』的動態  北海道大学アイヌ・先住民研究センター編  新しいアイヌ史の構築 先史編・古代編・中世編  62-85  2012/03
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研究発表等
伝統工芸の民俗考古学的調査および竹松家資料のデータベース作成と活用  2017年度私大戦略報告会  2018/03/23
東アジア史学史における「実証主義」の課題  東アジア史学思想史研究会  2018/01/27
尹海東『植民地がつくった近代-植民地朝鮮と帝国日本のもつれを考える-』(三元  社、2017年)を読む  現代思想研究会  2017/07/21
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その他研究活動
歴史マンガから差別を考える-歴史叙述とマンガを結びつける「差異の思考」-  佛教大学人権講座  2018/02/21-
「古都」像の変容-平安京はどのように再発見されたか  立命館京都文化講座  2017/12/09-
蓑島・井上両氏への応答  大阪歴史科学協議会2015年11月例会、『歴史科学』228号  2017/04-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

共同・受託研究実績
戦後の京都地域における歴史学の展開過程に関する研究  2013/04-  共同研究  代表
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研究高度化推進制度
研究推進プログラム   科研費獲得推進型     戦後京都の教育資料にみる地域住民の歴史意識変容に関する研究   代表   -   2017/04-2018/03   2017   200,000   
学術図書出版推進プログラム   -     日本古代の自他認識   代表   -   2014/04-2015/03   2014   1,000,000   
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  基礎講読Ⅱ  演習
2017  京都学フィールドワークⅠ  演習
2017  京都学フィールドワークⅣ  演習
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■研究者からのメッセージ
古代東アジアにおける「夷狄」の実態と観念
  古代の日本列島辺境地域に居住した蝦夷・隼人・南島人などは、国家により「夷狄」と呼ばれ、一般の公民とは異なる形式で支配されていた。この「夷狄」については19世紀末から1950年代頃まで、現在のアイヌや琉球人につながる人種・民族とみる 実体論がとられていたが、現在では同じ日本民族の一部辺境住民が国家の支配理念によって異民族視されたものだとする観念論が通説となっている。先行研究は「夷狄」とされた側の主体性や他者性を顧みないため、「夷狄」を含む日本古代史像の総体は、自閉的で単系発展的な日本民族形成史として描き出される傾向がつよい。この点を問うため、「夷狄」の実態を中国・朝鮮史料も含めて検討し、東アジアにおける政治情勢の変動や遠距離交易の展開などとの関係でとらえ直す。また併行して近代以降の歴史学史の検討を通じ、我々が現在もっている自己と他者の関係についての歴史認識や歴史叙述のあり方を考えている。