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顔写真
薬学部  /
薬学科

 キムラ   トミノリ   (男)
 木村    富紀   教授
 Tominori   KIMURA

■兼務所属(本学内)
OIC総合研究機構   /
医療経営研究センター
総合科学技術研究機構   /
創薬科学研究センター
生命科学研究科
薬学研究科
■出身大学院・出身大学他
1980/03  関西医科大学  医学部  医学科  卒業
1985/03  関西医科大学大学院  医学研究科  微生物学専攻  博士課程  修了
■取得学位
医学博士 (1986/12 関西医科大学)  
■職歴
2010/04/01-  滋賀医科大学・客員教授
2007/04/01-  関西医科大学・非常勤講師
■委員歴
2007/04-  関西医科大学  関西医科大学附属病院 感染対策委員会 外部専門委員
2001/11-2001/11  日本ウイルス学会  第49回 日本ウイルス学会学術集会・総会プログラム委員
2003/10-2003/10  日本ウイルス学会  第51回 日本ウイルス学会学術集会・総会プログラム委員
2012/10-2012/10  日本ウイルス学会  第60回 日本ウイルス学会学術集会プログラム委員
2013/05-  日本臨床分子形態学会  評議員
2013/10-2013/10  日本ウイルス学会  第61回 日本ウイルス学会学術集会プログラム委員
2013/10-2015/10  茨木市新型インフルエンザ等対策審議会  茨木市新型インフルエンザ等対策審議会 委員、会長
2014/05-2015/03  草津市新型インフルエンザ等対策有識者会議  草津市新型インフルエンザ等対策有識者会議委員
■所属学会
日本ウイルス学会  
日本分子生物学会  
日本RNA学会  
日本薬学会  
日本臨床分子形態学会  
日本細菌学会  
Society for General Microbiology  
The American Society for Cell Biology  
The International Cytokine & Interferon Society  
■免許・資格
医師免許  (1980)    インフェクションコントロールドクター  (2003)   
■研究テーマ
遺伝子の転写後性の発現制御機構:調節性非コードRNA、 核-細胞質間輸送調節、翻訳調節、翻訳後性調節
■研究概要
転写後性遺伝子発現調節機構に関する研究、特にウイルス病原性と感染制御について

 遺伝子の転写後発現制御機構の解明を目指しています。この目的のため、ウイルスの病原遺伝子と宿主の防御応答を規定する遺伝子(特に初期応答遺伝子群)を対象に、この発現制御機構を構成する各調節段階の機能発現と相互作用を分子レベルで研究しています。

研究課題
1)非コードRNAによる発現調節
 ゲノムプロジェクトの結果、2.9 Gbからなるヒトゲノムのうち、タンパク質をコードする遺伝子はわずか2-3%しか占めないことが明らかになりました。一方、ゲノムに由来するトランスクリプトームは、ゲノムの90%以上が転写されることを示します。両者のギャップを説明するのが、この転写産物の大部分を占めるタンパク質非コード性RNA(非コードRNA)の存在です。これまで、この非コードRNAはTranscripts of unknown function (TUFs) に分類され、その役割は不明なままでした。しかしながら、最近の我々の研究によって、TUFsとされていた非コードRNAのうち、内因性のアンチセンスRNAは、ウイルス感染に対する自然免疫応答の主たるエフェクターであるインターフェロン-α (IFNA)遺伝子の発現を転写後性に制御していることが明らかになりました。このアンチセンスRNAは、インターフェロン-α (IFN-α) mRNA)の安定性の制御を通じIFN-αタンパク質の発現を間接的に調節することから、新規な遺伝子発現調節メカニズムとして興味深いばかりでなく、低分子核酸医薬開発のための創薬シーズとしても注目を浴びています(立命館R-GIROプロジェクトとして、生命科学部西澤研と共同研究)。

2) 核―細胞質間輸送調節
 ヒト免疫不全ウイルスI型 (HIV-1)がコードするrev遺伝子の機能解析研究から、mRNAの核外輸送はシグナル依存性に核外輸送されることが明らかにされました。我々は、従来からこのrev遺伝子の作用発現メカニズムを研究しており、その過程で見いだしたIFN-αmRNAの二次構造に依存した核外輸送機構の検討が、上述の内因性アンチセンスRNAによるmRNAの安定性制御の発見につながりました。この結果は、特定のRNA二次構造が、mRNAの核外輸送と安定性制御という異なる細胞機能の標的として作用する事実を示しており、今後核―細胞質間輸送調節を考える上で、これまでに報告がない新規な切り口での解析を可能にします。

3) 翻訳調節
 IFN-αmRNAの二次構造を認識して核外輸送を調節する細胞因子の探索から、mRNAの翻訳制御に関わる新規な候補分子を複数分子クローニングしており、その機能解析は、本研究室が目的とする遺伝子の転写後性の発現制御機構の研究に新しい展開をもたらすものと、期待しています。
■研究キーワード
分子細胞生物学、ウイルス学、微生物学、感染症学(特に院内感染症について) 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
AHCC 臨床ガイドブック  木村富紀、西澤幹雄、細川眞澄男、大野智、伊藤壽記、藤井紀歴、工藤松太郎、佐藤健司、樫本真紀、Thomas Walshe、西岡浩、Juan Torrado、Philip C. Calder他  統合機能性食品国際学会  85-87  2017/06  978-4-89801-585-8
Clinician's guide to AHCC: evidence-based nutritional immunotherapy  Tominori Kimura  International Congress on Nutrition and Integrative Medicine  116-119  2016/12  978-4-9909264-0-3
スタンダード薬学シリーズII: 第4巻 生物系薬学 III生体防御と微生物(日本薬学会編)  木村 富紀  東京化学同人  240-259  2016/07  978-4-8079-1710-5
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論文
Regulatory non-coding RNAs in neuronal development and disease  Souichi Oe, Tominori Kimura, Hisao Yamada  Frontiers in Bioscience (Landmark Edition)  In press  2019
IFN-Alpha1 antisense RNA represses human influenza A virus growth in a guinea pig system  Ryou Sakamoto, Shiwen Jiang, Yusuke Tsukamoto, Hiroyuki Tsujimoto, Tominori Kimura  Frontiers in Bioscience (Landmark edition)  24/ 4, 798-818  2019/03  10.2741/4752
A guinea pig IFNA1 gene with antiviral activity against human influenza virus infection  Shiwen Jiang, Ryou Sakamoto, Tominori Kimura  Frontiers in Bioscience (Landmark edition)  24/ 4, 790-797  2019/03  10.2741/4751
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研究発表等
Interferon-alpha1 antisense RNA modulates levels of interferon-alpha1 mRNA expression and antagonizes proliferation of human influenza A virus in a guinea pig model system  RNA Therapeutics Conference 2018: From Base Pairs to Bedsides  2018/06/28
ヒト乳がん細胞増殖とEphA2遺伝子発現に及ぼすActive Hexose Correlated Compoundの効果  第39回日本分子生物学会年会  2016/12/01
転移性乳がん由来MDA-MB-231細胞増殖と悪性転化関連遺伝子EphA2の発現に対するAHCCの効果  統合医療機能性食品国際学会 第24回年会  2016/07/09
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その他研究活動
Catching the common cold  International Innovation North America November, 111-113, 2013.  2013/11/20-
User Applications, Suspension cells/B-lymphoblastoid cells (Namalwa)  IBA, Solutions for Life Sciences http://www.iba-lifesciences.com/Transfection_Applications.html  2013/05/08-
Featured article: stabilization of human interferon-{Alpha}1 mRNA by its antisense RNA.  Global Medical Discovery, 2013. http://globalmedicaldiscovery.com/key-scientific-articles/ stabilization-of-human-interferon-alpha1-mrna-by-its-antisense-rna/  2013/01/18-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
非コード性RNAに由来する核酸医薬シーズと生分解性ナノ粒子DDSの一体開発による革新的抗インフルエンザ予防・治療薬の創出  独立行政法人 科学技術振興機構 研究成果最適展開支援プログラム シーズ顕在化タイプ(平成25年度)  2013/09  2014/08  代表
モルモットインフルエンザモデルによるインターフェロン-αモジュレーターの抗ウイルス活性の評価  独立行政法人科学技術振興機構 研究成果展開事業 研究成果展開支援プログラム フィージビリティスタディ【FS】ステージ 探索タイプ 平成23年度  2011  2011  代表
内因性アンチセンスRNAによるインターフェロン-αの発現調節機能の評価  独立行政法人 科学技術振興機構、地域イノベーション創出総合支援事業・重点地域開発推進プログラム「シーズ発掘試験」平成21年度  2009  2009  代表
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共同・受託研究実績
インフルエンザウイルス感染モルモットモデルを用いたAHCCによるIFN−α AS制御効果の生体での検討  2013/04-2014/03  受託研究  代表
新規創薬標的の同定とその機能解析  2013/03-2014/03  共同研究  代表
インフルエンザウイルス感染モルモットモデルを用いたAHCCによるIFN-α AS制御効果の生体での検討  2012/04-2013/03  受託研究  代表
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研究高度化推進制度
学外研究制度   -     制御性RNAによる遺伝子発現性御機序ならびにこれに基づく核酸医薬の開発の研究   -   国内   2018/01-2018/03   2017     日本 
研究推進プログラム   基盤研究     モルモットインフルエンザモデルによるインターフェロン-αモジュレーターの抗ウイルス活性の評価   代表   -   2011/08-2012/03   2011   1,000,000   
研究推進プログラム   基盤研究     新規RNA核外輸送因子による抗ウイルス性自然免疫調整作用の検定並びに評価   代表   国内   2007/07-2009/03   2007   1,000,000   
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受賞学術賞
 第42回日本臨床分子形態学会論文賞  2010/09
 The British Council Scholarship (84/85 JPN/2201/268)  1984/04
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知的財産権
呼吸器ウイルス感染症の予防・治療剤  特願2015-5435  特開2016-130227
インターフェロン-αモジュレーター  特願2011-536201  特許第5794532号
インターフェロン-α発現調節剤  2008-278954  2008-278954  2010-104280
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  微生物学実習  実験・実習・実技
2017  病院実務実習  実験・実習・実技
2017  免疫学・組織学実習  実験・実習・実技
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教育活動
立命館慶祥高校「SSH立命館大学BKC研究室訪問」を担当した。  2015/10-2015/10
第21回薬学部FDフォーラム「薬学教育第三者評価についてー教育の質保証とは何かー」  2014/11-
第20回薬学部FDフォーラム「ハラスメント事案の実情〜実例をもとにして〜」  2014/10-
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
分子生物学
細胞生物学
ウイルス学
感染症内科学