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法務研究科(法科大学院)

 フチノ   タカオ   (男)
 渕野    貴生   教授
 Takao   FUCHINO

■兼務所属(本学内)
法学研究科
■研究テーマ
犯罪報道が被疑者・被告人の公平な裁判所による裁判を受ける権利に与える影響と権利侵害防止策について
少年の成長発達権保障としての手続非公開原則を逆送後の刑事裁判において実現する方法について
公判前整理手続における主張明示義務が黙秘権保障に与える問題点について
出所後の生活再建に向けた資格制度、前歴調査、社会保険制度の抜本的改革について
■研究概要
主な研究概要は、以下の通り

 ①犯罪報道と被疑者・被告人の適正手続保障
犯罪報道が被疑者・被告人の公平な裁判を受ける権利の保障に与える影響について法理論的に権利侵害の構造を明らかにし、そのような権利侵害の発生を防止するための法的、政策的手段の検討を行っている。また、このテーマに関連して、刑事裁判や少年審判の公開が、少年の適正手続保障に与える問題点を探り、とりわけ少年の刑事裁判における情報の公開のあり方について、少年手続の非公開原則に基づき、憲法上の公開原則と矛盾しない形で公開のグレードを下げる方策を模索している。

②刑執行後の社会復帰に向けた法制度的環境整備
刑執行後の社会復帰の阻害要因となっている前科制度について理論的根拠を批判的に検討し、前科制度の抜本的改革を構想している。同様に、社会復帰の阻害要因となっている社会保険受給権喪失が生み出される構造について検討し、社会保険受給権の実効的確保に向けた法解釈を模索している。

③裁判員制度、公判前整理手続の研究
裁判員制度および公判前整理手続が被疑者・被告人の適正手続保障に与える影響について分析している。とりわけ、主張明示義務の黙秘権との関わりや、公判前整理手続と予断排除原則との関係を研究している。
■研究キーワード
①犯罪報道、予断排除原則、公平な裁判を受ける権利、 ②少年手続の非公開原則、裁判公開、 ③公判前整理手続、黙秘権、予断排除原則 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
判例学習・刑事訴訟法〔第2版〕  葛野尋之・中川孝博・渕野貴生  法律文化社  120-147  2015/11  978-4-589-03708-4
判例学習・刑事訴訟法  葛野尋之・中川孝博・渕野貴生  法律文化社  132-157  2010/09
適正な刑事手続の保障とマスメディア  現代人文社  1-287  2007/02
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論文
マスメディアと刑事法  渕野貴生  内田博文=佐々木光明編『「市民」と刑事法〔第4版〕―私とあなたのための生きた刑事法入門』(日本評論社)  16-30  2016/03
取調べ依存からの脱却と公判中心主義の徹底―被告人の証人適格制度を素材にして  渕野貴生  刑法雑誌  55/ 1, 74-88  2015/11
手続二分論―予断排除と量刑の科学化  渕野貴生  法と心理  15/ 1, 16-22  2015/10
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研究発表等
適正な刑事手続の保障とマスメディアについて  2007/06
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

研究高度化推進制度
研究推進プログラム   基盤研究     協議合意制度および被告人の証人適格制度における黙秘権保障についての研究   代表   -   2015/04-2016/03   2015   500,000   
学外研究制度   -     刑事被告人の公開裁判を受ける権利の再定位   -   国外   2011/09-2012/09   2011     アメリカ 
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2014  外国書講読(英)  講義
2014  刑事訴訟法  講義
2014  刑事訴訟法Ⅰ  講義
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教育活動
専門科目 刑事訴訟法Ⅰ、刑事訴訟法Ⅱにおいて、事前に予習問題を出し、授業の中で、学生を指名して答えを求め、答えに応じて解説をするという双方向授業を展開している。  2007/04-
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
刑事法学