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総合科学技術研究機構

 キタ   ヤスユキ   (男)
 北    泰行   教授
 Yasuyuki   KITA

■兼務所属(本学内)
総合科学技術研究機構   /
創薬科学研究センター
生命科学研究科
■出身大学院・出身大学他
1972/03  大阪大学大学院  薬学研究科  薬品化学専攻  博士課程  修了
■取得学位
薬学博士 (1972/03 大阪大学)  
■職歴
1972/06-1983/03  大阪大学薬学部・助手
1975/09-1977/08  米国マサチュセッツ工科大学・文部省在外研究員 [国外]
1983/04-1992/05  大阪大学薬学部・助教授
1992/06-2008/03  大阪大学薬学部・教授
1997/04-2002/03  大阪大学薬学部・製薬化学科長
1998/04-1999/07  大阪大学・評議員
1998/04-2008/03  大阪大学大学院薬学研究科・教授(配置換)
2000/04-2001/03  大阪大学産業科学研究所・教授(兼任)
2006/04-2008/03  大阪大学薬学部・薬科学科長
2008/04-2011/03  立命館大学総合理工学院・薬学部長(現在に至る)
2008/04-  大阪大学・名誉教授
2011/04-  立命館理工学振興会(ASTER)会長
2011/04-  立命館総合理工学院副機構長
■委員歴
2011-  日本学術会議第22期連携会員
 文部科学省科学技術政策専門調査委員
 文科省・JST世界トップレベル研究プログラム作成委員(評価)
2008-  日本薬学会 監事
 日本薬学会近畿支部顧問
 JSTイノベーションプラザ大阪アドバイザー
 JST(A-STEP)探索タイプ専門委員
 日本学術会議第18-19期化学研究連絡委員会委員
2006/09-  日本学術振興会学術システム研究センター専門委員
2006/07-  日本薬学会化学系部会長
2004/05-  日本薬学会 理事
1993-  有機合成化学協会 評議員
■所属学会
日本薬学会  
日本化学会  
有機合成化学協会  
アメリカ化学会  
国際複素環学会  
近畿化学協会  
ヨウ素学会  
日本抗生物質学術協議会  
日本プロセス化学会  
日本薬学会医薬化学部会  
■研究テーマ
(1)新規キラル有機酸化剤の設計とその応用
(2)生体機能分子の独創的高効率合成と創薬研究
(3)新規有用超原子価ヨウ素反応剤の創成研究
(4)環境調和型反応に重点を置いた生物活性天然物の大量合成手法の開発と創薬研究
■研究概要
新反応、反応剤の開発および天然物、医薬候補化合物の合成研究

 資源の有効利用と環境調和を志向した独自の有機合成手法に基づく、医薬・機能物質の創製研究、主に有機ヨウ素化合物の利用を推進する。


【研究テーマ(1)(2)概要】
化学系薬学

【研究テーマ(3)概要】
PhI(OAc)_2[Phenyliodine diacetate(PIDA)]、PhI(OCOCF_3)_2[phenyliodine bis(trifluoro-acetate)(PIFA)]に代表される3価の超原子価有機ヨウ素(III)反応剤は、毒性の高い鉛(IV)、水銀(II)やタリウム(III)などの重金属酸化剤と類似の反応性を示し、かつ毒性が低く取り扱い易いため、環境調和を志向する現代の有機合成に即した反応剤である。これらは室温、中性付近で有用な反応性を示すため、特に天然物や医薬品中間体など複雑で官能基を多数持つ化合物の合成に威力を発揮する。本研究では超原子価ヨウ素反応剤の実用化に向けて、まずPIDAやPIFAに代わるより有用な「新反応剤(リサイクル型反応剤、水中高活性型反応剤、不斉反応剤)」の開発に焦点を絞った研究に積極的に取組み、また、量論反応剤であったPIDAやPIFAの「触媒的利用」を同時に推し進め、これら超原子価ヨウ素反応剤の有効利用の拡大から環境調和型酸化反応へと展開した。

【研究テーマ(4)概要】
環境調和型反応に重点を置きながら、生物活性天然物を大量供給するための基盤反応の開発研究
1.重金属に代わる毒性の少ない酸化剤として、超原子価ヨウ素反応剤を用いる効率の良い新反応を開発。
2.反応活性が高く、かつ反応終了後純粋に回収できる環境調和型超原子価ヨウ素反応剤を用いて種々の反応を行い、その優れた反応特性を明らかにした。
3.環境に優しい生体触媒であるリパーゼ酵素とバナジウム試薬を用いた新規な手法の確立。
4.分子内ハロエーテル化反応を利用したスキホスタチンの短工程合成。
5.ケタールの存在下アルデビド由来のアセタールを脱保護できる新規脱保護法の開発。
6.エポキシアルコールからドミノ反応の開発とタニコライドの短工程不斉全合成
■研究キーワード
化学系薬学 / 有機化学 / 環境調和 / 触媒・リサイクル / 機能性化学物質合成 / 有機ヨウ素 / 環境 / 創薬化学 / 有機触媒 / 生物活性物質 / 選択的合成 / 水中 / 環境調和型反応 / リサイクル型反応剤 / 水中での反応 / 動的速度論的光学分割 / ドミノ反応 / 超原子価ヨウ素反応剤 / 酵素反応 / 生物活性天然物合成 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
超原子価ヨウ素~金属に代わる酸化剤および触媒としての利用~  土肥寿文、北泰行  CSJ Current Review 未来を拓く元素戦略-持続可能な社会を実現する化学  2012
Marine Pyrroloiminoquinone Alkaloids  北 泰行, 藤岡弘道  Top Curr. Chem. (Springer)  131-168  2012
Topics in Current Chemistry 128, "Recent Advances in AlkaloidSynthesis", Marine Pyrroloiminoquinone Alkaloids, Edited by Hans-Joachim Knölker  Kita, Y; Fujioka, H  Springer  1-32  2011/05
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論文
Chiral Atropisomeric 8,8’-Diiodobinaphthalene for Asymmetric Dearomatizing Spirolactonizations in Hypervalent Iodine Oxidations  T. Dohi, H. Sasa, K. Miyazaki, M. Fujitake, N. Takenaga, Y. Kita  J. Org. Chem.  82/ 22, 11954-11960  2017
Metal-free O-arylation of carboxylic acid by active diaryliodonium(III) intermediates generated in situ from iodosoarenes  T. Dohi, D. Koseki, K. Sumida, K. Okada, S. Mizuno, A. Kato, K. Morimoto, Y. Kita,  Adv. Synth. Catal.  359, 3503-3508  2017
Atropisomeric chiral diiododiene (Z,Z)-2,3-di(1-iodoalkylidene)tetralin: Synthesis, enantiomeric resolution, and application in asymmetric catalysis.  M. Ogasawara, H. Sasa, H. Hu, Y. Amano, H. Nakajima, N. Takenaga, K. Nakajima, Y. Kita, T. Takahashi, T. Dohi  Org. Lett  19, 4102-4105  2017
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研究発表等
Metal−Free Oxidative Cross-Coupling Reactions  The 8th International Meeting on Halogen Chemistry  2017/09/12
Metal−Free Oxidative Coupling Reactions Using Hypervalent Iodine Reagents  26th ISHC Congress ( E.C.Taylor Senior Award lecture)  2017/09/06
創薬を志向し、ヨウ素原子の特性を活用したメタルフリーカップリング反応の開拓  日本学術振興会第116委員会 創造機能化学講演会  2017/06
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その他研究活動
新薬づくりの夢 ~大学からの挑戦~  2011年度立命館大学法学部同窓会総会、大阪新阪急ホテル  2011/06/25-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

共同・受託研究実績
超原子価ヨウ素反応剤を利用した新規へテロカップリング体の開発  2011/07-2012/03  受託研究  代表
超原子価ヨウ素反応剤を利用した新規へテロカップリング体の開発  2011/07-2012/03  受託研究  代表
超原子価ヨウ素化合物の開発  2010/08-2011/03  受託研究  代表
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研究高度化推進制度
R-GIRO研究プログラム   特定領域型R-GIRO研究プログラム     創薬ならびに有用機能性有機分子創生を志向するサステイナブル精密合成研究   代表   国内   2013/04-2014/03   2013   10,000,000   
R-GIRO研究プログラム   特定領域型R-GIRO研究プログラム     創薬ならびに有用機能性有機分子創生を志向するサステイナブル精密合成研究   代表   国内   2012/04-2013/03   2012   10,000,000   
R-GIRO研究プログラム   特定領域型R-GIRO研究プログラム     創薬ならびに有用機能性有機分子創生を志向するサステイナブル精密合成研究   代表   国内   2011/04-2012/03   2011   10,000,000   
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受賞学術賞
国際複素環化学会  The E.C. Taylor Senior Award  2017/09
 ヨウ素学会賞  2007
 日本薬学会学会賞  2002
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知的財産権
透明電極基板  2012-064498
新規酸素架橋型超原子価ヨウ素化合物及びこれを含有する酸化剤  2012-051846
ヨードニウム化合物、その製造方法、及び官能基化スピロ環状化合物とその製造方法  2012-020952
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2014  医薬品製造学  講義
2014  生命科学特殊研究3  演習
2014  生命科学特殊研究4  演習
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教育活動
高知県私立土佐塾高校における大学模擬講義  2011/07-
立命館慶祥中高等学校(生徒・父母会約1800名参加)において、根岸英一教授の記念講演に先立って、中学・高校生を対象に化学へ興味を持たせるための講演を行い、啓蒙を図った。  2010/12-2010/12
立命館守山高等学校第2学年高大連携一貫教育プログラム  2010/07-2010/07
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■研究者からのメッセージ
 
 新しいものを創り出すには、必ずといってよいほど新しい技術が必要となる。化学の分野では新しい合成法の開発が大事で、その方法を用いフラスコの中で望みの分子を自由自在に設計し、組み立てることがその醍醐味である。人類に役立つ一つの医薬品や物質が誕生するまでの道のりは極めて厳しいが、我々の姿勢がいつか実ることを信じ、日々研究と指導を行っている。熱意ある皆さんの参加を期待しています。
■関連URL
 総合科学技術研究機構 創薬科学研究センター・北研究室
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
有機化学
合成化学
創薬化学