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政策科学部  /
政策科学科

 オダ   ヒサヤ   (男)
 小田    尚也   教授
 Hisaya   ODA

■兼務所属(本学内)
政策科学研究科
立命館アジア・日本研究機構   /
アジア・日本研究所
■職歴
1997/10/01-2009/03/31  アジア経済研究所地域研究センター研究員(主任研究員2007.4.1-09.3.31)
2003/10/01-2004/05/31  Visting Researcher, South Asian Studies Program, National University of Singapore
2004/06/01-2005/09/30  Visting Researcher, Department of Economics, Lahore University of Management Science, Pakistan
2006/04/01-2009/03/31  東京外国語大学大学院国際協力専攻客員教授
2012/09-2013/09  アジア経済研究所客員研究員
2015/04/01-  広島大学現代インド研究センター客員研究員
■委員歴
2001/07-2002/03  国際通貨研究所  南アジア経済問題研究会委員
2002/04-2003/03  土木学会  アフガニスタン国土復興ビジョン検討懇談会委員
2003/04-2004/03  国際協力機構(JICA)  パキスタン国別援助研究会委員
2007/04-2009/03  Developing Economies (Blackwell)  Editorial board member
2007/09-2008/05  日本商工会議所  日パ経済委員会日パ共同研究会委員
2009/04-2011/03  アジア経済研究所  「包括的成長へのアプローチ:インドの挑戦」研究会委員
2011/04-2013/03  アジア経済研究所  「インドの地域・階層間格差:最貧困ビハール州のゆくえ」研究会委員
2011/05-2011/12  日本商工会議所  日パ経済委員会日パ共同研究会委員
2012/09-2015/03  Migration and Development (Routledge)  Editorial board member
2013/04-2015/03  アジア経済研究所  「インドにおける農村公的雇用保障プログラムが労働市場に与えた影響」研究会委員
2014/04-2015/03  外務省  ODA「パキスタン国別評価」委員
2014/09-  日本南アジア学会  International Journal of South Asian Studies編集長
2015/04-2017/03  アジア経済研究所  「女性看護師の国際労働移動:インド・ケララ州からの事例」研究会委員
2016/04-  アジア経済研究所  政策提言研究会「緊密化する経済圏:ASEANと南アジア」委員
2017/04-2019/03  アジア経済研究所  「看護師の国際労働移動:フィリピンとインドの比較」研究会委員
2017/06-2018/03  JETRO Bangkok  Member of Research on Human resource development, employment, and mobility of healthcare professionals in Southeast Asia
■所属学会
日本南アジア学会  
American Economic Association  
■研究テーマ
(1)インドにおける格差問題:ビハール州の事例より
(2)海外労働移動者からの送金が経済に与える影響:パキスタンの事例より
■研究概要
主な研究の概要は、以下の通り

 【研究テーマ(1)概要】
近年著しい経済成長を遂げるインドにおいて、州・地域間、社会的階層間、そして世帯・個人間で、所得のみならず公共サービスに至る様々な面での格差の拡大が見られる。高い経済成長の陰で、成長から取り残されている地域、集団、そして世帯・個人が存在する。
本研究では、インドにおける格差拡大の要因をインフラ整備と中央・州間の財政移転の視点から分析し、格差是正に向けた施策を検討する。インドで最も開発の遅れているビハール州を事例として取り上げる。

【研究テーマ(2)概要】
本研究は、2001年9月11日の米国同時テロ事件以降、著しく変容する海外からの送金パターンがパキスタン経済に与える影響を分析することを目的とする。特に米国からの送金受け取り世帯を主たる分析の対象とし、彼らの消費パターンが経済全体に与える影響を検討する。
パキスタンへの海外送金と言えば、かつては中東石油産出国への出稼ぎ労働者からの送金が中心であったが、同時テロ事件以降、米国からの送金が大幅に増加している。送金が急増するとともに、パキスタン経済は高い成長を遂げ、過去3年間の年平均GDP成長率は7%を越えている。その一要因が耐久消費財を中心とした大規模製造業の躍進である。これは送金によって可処分所得が増加した都市や農村部の比較的裕福な世帯による旺盛な購買力が乗用車をはじめとする耐久消費財に向けられたためであると考えられる。
急増する米国からの送金は、パキスタンにおける新たな消費グループを形成し、彼らがここ数年の高度経済成長の中心的役割を果たしてきたとの仮説を立てることができる。既存研究では、出稼ぎ労働者の多い農村部において貧困削減という視点から海外送金の役割を分析する研究が多く、送金パターンの変化に伴う新たな消費グループの形成と経済への影響を分析する研究は皆無である。本研究は、家計調査によるデータをもとに米国同時テロ事件以降の送金パターンと消費の変化をミクロレベルで分析し、この仮説を検討するとともに、送金と経済発展の新たな視点を養うものである。

【研究テーマ(3)概要】
本研究では、パキスタン製造業の高付加価値化に向けて、日本がどのような支援を提供できるかを検討する。
現在、パキスタンの製造業は、繊維産業に代表される低技術・低付加価値の産業が中心である。この分野は、一般的に価格競争が激しく、また新規参入が容易である。市場としての規模も小さい。このため、この分野を主体としたパキスタン製造業の成長の可能性は限定的である。今後,パキスタンが成長を持続していくには,繊維産業などの既存産業の強みを維持しながら、より技術水準の高い、そして付加価値の高いエンジニアリング産業を育成していかなくてはならない。ひとつの可能性として、自動車産業が挙げられる。パキスタンにおける自動車保有率は1000人あたり10台以下という低い水準であること、またすでに日系自動車会社が進出し、現地で生産を行っていること等を考慮すると、自動車産業発展の潜在的な可能性は高い。本研究ではパキスタンにおける自動車産業発展のために日本・パキスタンの官民がどのような支援を行うことができるかを検討する。
■研究キーワード
南アジア、インド、パキスタン、開発経済、貧困、労働移動、経済成長、海外送金、インフラストラクチャー、公共資本、公共支出 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
"International Migration of Indian Nurses at the Place of Origin and the Destination" in Y. Tsujita ed.Human Resource Development, Employment and Mobility of Healthcare Professionals in South East Asia: The Case of Nurses  Hisaya Oda, Yuko Tsujita  Institute of Developing Economies/JETRO Bangkok Research Centre  2018/03
"Education and Migration of Nurses: The Case of India" in Y. Tsujita ed. Human Resource Development and the Mobility of Skilled Labour in Southeast Asia: The Case for Nurses  Sebastian I. Rajan, Hisaya Oda, Yuko Tsujita  Institute of Developing Economies/JETRO Bangkok Research Centre  2017
Empirical analysis of the government spending and disparities of education outcomes at the district level in Indonesia,
L Gani, BY Githarie, Z Husodo & A Kuncoro (eds), Competition and Cooperation in Economics and Business  Thia Jasmina and Hisaya Oda  Taylor and Francis  221-228  2017/10  978-1138626669
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論文
Does Local Government Capacity Hamper Improvement of Basic Education? An Analysis at the District Level in Indonesia  Jasmina, Thia and Hisaya Oda  International Journal of Economics and Management  12/ S1, 181-196  2018/12  1823-836X
An Analysis of Factors Influencing the International Migration of Indian Nurses  Hisaya Oda, Yuko Tsujita, Sebastian I. Rajan  Journal of International Migration and Integration  19/ 3, 607-624  2018/08  1488-3473  10.1007/s12134-018-0548-2
An Analysis of Indian Nurses’ Intention to Migrate Abroad  Hisaya Oda  アジ研調査研究報告書「看護師の国際労働移動:フィリピンとインドの比較」  2018/03
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研究発表等
インド人看護師の海外労働移動の意思決定に関する分析  日本南アジア学会第31回全国大会  2018/09/29
An Analysis of Nurses’ Intention to Migrate Abroad: A Case of Tamil Nadu, India  Seminar of Nurse Migration Survey 2017-2018  2018/09/05
An Analysis of Nurses’ Intention to Migrate Abroad: A Case of Tamil Nadu, India  1st Workshop of Human Resources for Health and Elderly Care in Asia  2018/09/03
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
「エマージング諸国の住宅市場と海外資本流入との関係について」(研究分担者)  学術研究振興資金(代表者:武蔵大学 黒坂佳央)  2010  2010
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共同・受託研究実績
Research on Human resource development, employment, and mobility of healthcare professionals in Southeast Asia  2017/04-2019/03  その他  分担
「看護師の国際労働移動:フィリピンとインドの比較」研究会  2017/04-2019/03  その他  分担
緊密化する経済圏:ASEANと南アジア(アジア経済研究所政策提言研究会)  2016/04-2019/03  その他  分担
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研究高度化推進制度
学外研究制度   -     途上国農村における労働移動選択の決定要因に関する研究   -   国内   2012/09-2013/09   2012     日本 
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  RP特別演習Ⅰ  演習
2017  リサーチ・プロジェクトⅠ  演習
2017  リサーチセミナー 1  演習
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教育活動
専門演習においてより開発途上国の現状を理解するために、途上国で作成のDVDやメディアを用いて、安全上の理由で実際にフィールドで調査をすることができない地域の現状を学ぶ取り組みを行った。  2014/04-2015/01
専門演習における「統計キャンプ」の実施。休日を利用して、ゼミ学生向けの統計学集中講座を行う。学生の研究に必要な統計がいの習得に貢献。  2010/11-2010/11
技法科目「統計学」におけるWebCTの利用。登録者数が450+の大講義のため、WebCTを利用し、レジュメ、宿題解答、演習用のデータベース、小テスト解答などをアップロード。その他、アナウンスメント、グレードブック  2010/09-2011/01
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
地域研究
経済政策