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産業社会学部  /
現代社会学科

 ヒグラシ   マサオ   (男)
 日暮    雅夫   教授
 Masao   HIGURASHI

■兼務所属(本学内)
社会学研究科
衣笠総合研究機構   /
人文科学研究所
■出身大学院・出身大学他
1982/03  早稲田大学  第一文学部  哲学  卒業
1986  早稲田大学大学院  文学研究科  哲学  修士課程  修了
■取得学位
学士 (1982/03 早稲田大学)   修士 (1986/03 早稲田大学)   博士 (2009/01 早稲田大学)  
■職歴
1993/04-1998/03  盛岡大学文学部専任講師
1998/04-2004/03  盛岡大学文学部助教授
2004/04-2009/03  盛岡大学文学部教授
2009/04-  立命館大学産業社会学部現代社会専攻教授
■所属学会
社会思想史学会  
社会文化学会  
日本社会学会  
日本社会学理論学会  
唯物論研究協会  
■研究テーマ
社会文化研究
批判的社会理論の日本の状況と関連させての展開
ドイツ、アメリカ等における批判的社会理論の研究
■研究概要
批判的社会理論の日本における構築

 日本における批判的社会理論の構築を、以下の三つの観点から行っていく。

①ドイツ、アメリカ等における批判的社会理論の研究
ドイツにおけるJ.ハーバーマスA.ホネット、アメリカにおけるN.フレイザー、S.ベンハビブ、J.アレクサンダー等が形成する批判的社会理論を分析・検討する。その中でも特にハーバーマスのコミュニケーション的行為論、ホネットの承認論が中心である。

(ハーバーマスは、討議倫理学から社会理論への展開、公共圏論、市民社会論を労働との関係で取り上げ、ホネットは、労働や価値評価との関係、承認の一般的基礎づけとの関係で取り上げる)。

②批判的社会理論の日本の状況と関連させての展開
彼らの理論研究をつうじて明らかとなった現代社会批判の方法によって、日本社会の個別状況を分析していく。そのなかで日本とヨーローッパとの社会構造と理論形成の相違をも明らかにしていく。多様なテーマの中でもことに、「労働と承認」を取り上げ、現在の日本に現れた労働の現状の問題(格差社会・非正規雇用・金融不安等)を承認論とネオリベラリズム批判の観点から検討したい。

(さらにそのなかでも特に、日本における労働格差、承認格差、貧困、「生きづらさ」が若者のポピュラー文化にどのように表れているか、を分析する)。


③社会文化研究
批判的社会理論の視点・方法によって、社会文化、大衆文化、ポピュラー文化についての諸現象や病理とそれを分析する諸理論を研究する。理論としては、フランクフルト学派の第一世代であるアドルノ、ベンヤミンの大衆文化論(複製文化論)、マルクーゼの文明批判、第二世代ハーバーマスの植民地化論、第三世代ホネットの病理論、さらにカルチュラル・スタディーズの源流としてE.P.トムソン、スチュアート・ホールの理論(オーディエンスの能動性等)、消費社会論としてボードリヤール等を分析する。
■研究キーワード
批判的社会理論、フランクフルト学派、ハーバーマス、ホネット、フレイザー、ベンハビブ、コミュニケーション、承認、労働、ネオリベラリズム、社会文化、ポピュラー文化、アドルノ、ベンヤミン、カルチュラル・スタディーズ、トムソン、ホール 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
アクセル・ホネット『理性の病理――批判理論の歴史と現在』  アクセル・ホネット著、出口剛司/宮本真也/日暮雅夫/片山平次郎/長澤麻子訳  法政大学出版局  5-28, 68-82, 253-270  2019/05  978-4-588-01093-4
『社会思想史事典』  社会思想史学会編  丸善出版  672-673  2019/01  978-4621303412
アクセル・ホネット『私たちのなかの私――承認論研究』  アクセル・ホネット著/日暮雅夫/三崎和志/出口剛司/庄司信/宮本真也訳  法政大学出版局  1-6,8-29,84-112,113-144,293-313,344-347,349-368  2017/05  978-4-588-01056-9
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論文
批判的社会理論の、新自由主義への対抗戦略――A.ホネットとN.フレイザー  日暮雅夫  立命館産業社会論集  53/ 4, 1-13  2018/03  0288-2205
アクセル・ホネットのネオリベラリズム批判  日暮雅夫  立命館産業社会論集  52/ 2, 1-11  2016/09  0288-2205
フランクフルト学派における「市民社会」の問題――ハーバーマスとホネットーー(シンポジムⅠ現代の危機の答えるヘーゲル)  日暮雅夫  へーゲル哲学研究  20, 45-54  2014/12  978-4-87559-298-3
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研究発表等
パネルディスカッション・司会・報告『ライプニッツ講義、ライナー・フォアスト教授、報告Dr.マーモウド・バッシオーニ、Dr.エヴァ・ブッデベルク、日暮教授とのパネルディスカッション』  ライプニッツ講義  2019/03/19
報告「ハーバーマス討議理論の現代的可能性」(企画「アジア『環境福祉国家論』の展開の可能性」)  進化経済学会  2019/03/16
批判的社会理論における新自由主義の概念:ホネットとフレイザー  人文社会科学協会シンポジウム@カルフォルニア大学バークレー校キャリアセンター)  2018/11/16
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その他研究活動
書評・永井務著『現代資本主義の終焉とアメリカ民主主義――アソシエーション、プラグマティズム、左翼社会運動』  季報唯物論研究、第144号、150-153     2018/08-
ポピュリズムと公共圏――J.ハーバーマス、N.フレイザー、A.ホネット--  京都自由大学、京都社会文化センター  2018/06/16-
ホネット『承認をめぐる闘争』を読む  大阪哲学学校 <知の歴史>入門講座 フランクフルト学派第4回、大阪経済大学  2018/03/10-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

共同・受託研究実績
批判的社会理論による現代社会状況の解明――労働と承認の視点から――  2009-2011  共同研究  代表
討議理論と世界的公共圏の形成  2006/04-2008/03  受託研究  代表
ディスクルス理論の今日的展開  2002/04-2004/03  受託研究  代表
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研究高度化推進制度
研究推進プログラム   科研費獲得推進型     公共圏論の現代的変容―ネオリベラリズムと関連して   代表   -   2016/06-2017/03   2016   200,000   
学外研究制度   -     批判的社会理論における労働と承認の問題   -   国外   2013/09-2014/09   2013     アメリカ合衆国 
研究推進プログラム   科研費連動型     多文化衝突の時代における対話原理としての寛容   代表   -   2012/07-2013/03   2012   500,000   
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  応用社会学特殊研究Ⅲ  演習
2017  応用社会学特殊研究Ⅳ  演習
2017  先進プロジェクト研究  演習
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教育活動
「専門演習」において、DVDプロジェクタ等を使用しアニメやCDを実際に教材として使用し、学生の関心の喚起に努めた。自分たちの研究グループで海外で撮影した教材も用いた。  2015/04-
「社会文化論」において、DVDプロジェクタ等を使用しアニメやCDを実際に教材として使用し、学生の関心の喚起に努めた。自分たちの研究グループで海外で撮影した教材も用いた。  2009/04-
専門科目「社会文化論」においてコミュニケーション・ペーパーを活用し、学生からの質問・授業への要望等を調査。要望は次回授業以降改善し、質問は授業の最初に分類して回答した。  2009/04-
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
思想史
哲学・倫理学
社会学