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法学部  /
法学科

 カモン   ユウ   (女)
 嘉門    優   教授
 Yu   KAMON

■兼務所属(本学内)
法学研究科
■出身大学院・出身大学他
2002/03  大阪市立大学大学院  法学研究科  公法学専攻  博士課程前期課程  修了
2005/03  大阪市立大学大学院  法学研究科  公法学専攻  博士課程後期課程  単位取得退学
■取得学位
博士(法学) (2019/06 大阪市立大学)  
■職歴
2005/04/01-2008/03/31  國學院大學法学部専任講師
2008/04/01-2010/03/31  國學院大學法学部准教授
2010/04/01-2014/03/31  立命館大学法学部准教授
2014/04/01-  立命館大学法学部教授
■所属学会
日本刑法学会  
■研究テーマ
法益論の現代的意義
■研究概要
刑法の限界――法益論の現代的意義、危険犯・形式犯の再検討

 立法者に対する現代社会の問題解決の要請に対し、現行刑法の構成要件では応えられないのではないかとの指摘がなされてすでに久しい。現在では刑事立法の活性化状況と言われるほど、刑事立法が数多く成立するに至っている。かつては「法益論」が刑事立法の適否を判断する基準となるとされてきた。具体的には、日本国憲法を基盤とした実質的法益概念としての法益が、犯罪の客体を実質的に限定し、国家権力から市民的自由を確保することを可能にすると言われてきた。このような理解から、道義的な応報思想とそれによる犯罪拡張の色彩を持っていた刑法改正草案に対する批判が可能になったと言われている。しかし現在、このような法益概念の立法批判的機能の存在について懐疑的な見解が多数示されている。現在「急務」とされるべきなのは、法益論がなぜ以前に立法判断の機能を果たすことができたのか、本当に立法判断の枠組みとして不適切なものなのかということの再検討である。その検討を踏まえ、現在特に問題視されるべき「抽象的危険犯」のカテゴリーの整理・分析を行う必要がある。特に日本では行政刑法の分野において刑罰が多用され、形式犯規定が多数みられるところであり、批判的検討がなされなければならない。
さらに、刑法解釈論の観点からも刑法の限界という観点から批判的検討が必要となっていると考える。私見によれば解釈論においても法益論的な見直しの余地があると考えている。たとえば、刑法130条の住居侵入罪においては、法益とは認められえない、空虚な「住居権」侵害により処罰が正当化される傾向にある。このように解釈論においてもいまだ法益論からの批判的検討の余地は残されており、これから各論的検討を行う予定である。
■研究キーワード
刑法、法益論、刑事立法の限界、性犯罪 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
法益論――刑法における意義と役割  嘉門 優  成文堂  2019/02
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論文
名誉毀損罪における真実性の誤信  嘉門 優  法学教室  466  2019/06
日本におけるハラスメントの法規制――セクハラに対する処罰のあり方について――  嘉門 優  刑事法ジャーナル  60  2019/06
被害者使用自動車にGPS機器を取り付けてその位置を探索する行為とストーカー規制法2条1項1号の「見張り」  嘉門 優  平成30年度重要判例解説(ジュリスト臨時増刊)  2019/04
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研究発表等
暴行・脅迫/抗拒不能要件について  第1回台湾・日本刑事法シンポジウム――台湾・日本における性犯罪の現在  2019/06/28
地位・関係性に乗じた性的行為の処罰範囲の拡大
―監護者性交等・わいせつ罪と児童福祉法違反の関係を中心に―  衆議院第一議員会館:刑事法(性犯罪改正)PT(立憲民主党)  2018/07/30
Der entgegenstehende Wille im Bereich der Sexualdelikte  Uni Göttingen Doktorandenseminar  2016/02/02
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その他研究活動
刑法の強制性交等罪改正 下  しんぶん赤旗 2019年10月14日号2面  2019/10/14-
刑法の強制性交等罪改正 上  しんぶん赤旗 2019年10月13日号2面  2019/10/13-
学校の盗撮 罪に問えず  読売新聞秋田版2019年5月17日付社会面  2019/05/17-
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

研究高度化推進制度
学外研究制度   -     法益論の現代的意義   -   国外   2014/09-2015/09   2014     ドイツ 
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2018  刑法Ⅰ(総論)  講義
2018  刑法Ⅱ(各論)  講義
2018  専門演習Ⅰ  演習
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教育活動
立命館守山高等学校に対するキャリアガイダンス  2019/11-2019/11
立命館宇治高等学校に対するキャリアガイダンス  2019/10-2019/10
立命館慶祥高等学校での高大連携講義  2019/09-2019/09
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■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
刑事法学