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薬学部  /
薬学科

 フジタ   タカシ   (男)
 藤田    隆司   准教授
 Takashi   FUJITA

■兼務所属(本学内)
生命科学研究科
薬学研究科
■出身大学院・出身大学他
1996/03  徳島大学  薬学部
1998/03  大阪大学大学院  薬学研究科  応用医療医科学専攻  博士課程前期課程  修了
■取得学位
修士 (1998/03 大阪大学)   薬学博士 (2003/07 大阪大学)  
■職歴
1999/04-2005/03  摂南大学薬学部 助手
2005/04-2008/03  日本学術振興会 特別研究員
2008/04-2009/03  長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 助教
2009/04-2010/03  長崎日赤原爆病院 薬剤師
■所属学会
日本骨代謝学会  
日本分子生物学会  
日本薬理学会  
日本生化学会  
滋賀県薬剤師会  
京都府薬剤師会  
■免許・資格
薬剤師  (1996)    Dive master (PADI)  (2009)   
■研究テーマ
骨形成機構における転写因子群の役割
骨代謝調節薬の創出
新規骨代謝薬創出の評価法開発
生活習慣病治療の最適化
ストレス応答機構の解明と新規バイオマーカーの開発
次世代型アンチエイジング化粧品および外用薬の開発
■研究概要
生活習慣病治療の最適化
生活習慣病治療の最適化

細胞外基質産生機構解明と新規バイオマーカーおよび次世代型アンチエイジング化粧品の開発

 骨形成機構の解明は、骨形成を担う骨芽細胞や軟骨細胞の役割が極めて大きい。これらの細胞においてまず、分子スイッチとなるマスター遺伝子(転写因子)の活性化が起こり、細胞が成熟する。この細胞の成熟過程においては、細胞外基質の産生、ならびに骨吸収を担当する破骨細胞の成熟を促し、骨形成と骨吸収のカップリングが正常な状態が形成され、健康な骨がつくられる。
ところが、老化やストレスが生じると、このカップリングに異常が発生し、やがて病態が発生する。
当研究室では、これらの細胞メカニズム解明に対して、数多くの解析ノウハウを有しており、骨基質や軟骨基質であるコラーゲン、ヒアルロン酸といった皮膚細胞が産生する細胞外基質の評価系に技術応用できることから、次世代型アンチエイジング化粧品の開発も手がけている。
骨形成機構解明研究においては特に、老化や酸化ストレスなどのストレス応答をいち早く評価することを可能とする、新規バイオマーカーの探索・開発を主眼としている。
遺伝子組み換え技術を駆使し、培養細胞や生体を用いた研究が主体である。
研究室での研究では、社会貢献できるプロダクト提供を目標としている。
■研究キーワード
転写因子、骨代謝、細胞外基質、ホルモン、ストレス、アンチエイジング 
■研究業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します。)

著書
LDL 受容体をめぐる新薬開発競争  日本薬理学雑誌  262  2014
「核マトリックス蛋白 lamin A と Runx2 の結合様式解明と lamin A 点変異によって発症する早老症・Hutchinson-Gilford progeria syndrome (HGPS)の骨病態における lamin A-Runx2 分子間結合の意義」  上原記念生命科学財団研究報告集  2010
「総合臨床」(骨を作る分子)  小守 壽文  永井書店  2817-2820  2005
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論文
The Role of Interleukin-19 in Contact Hypersensitivity.  Y. Fujimoto, T. Fujita, N. Kuramoto, M. Kuwamura, T. Izawa, K. Nishiyama, N. Yoshida, H. Nakajima, T. Takeuchi, and Y.T. Azuma  Biol. Pharma. Bull.  41/ 2, 182-189  2018  10.1248/bpb.b17-00594
Fatty acid transport protein 1 enhances the macrophage inflammatory response by coupling with ceramide and c-Jun N-terminal kinase signaling.  Nishiyama K, Fujita T, Fujimoto Y, Nakajima H, Takeuchi T, Azuma YT.  Int Immunopharmacol.  55, 205-215  2017/12  10.1016/j.intimp.2017.12.003.
Identification of PGC-1α activating constituents in Zingiberaceous crude drugs.  Nishidono-Y, Fujita-T, Kawanami-A, Nishizawa-M, Tanaka-K  Fitoterapia  122, 40-44  2017/10  10.1016/j.fitote.2017.08.007
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研究発表等
肌のアンチエイジングとは何ですか?  日本薬学会 第138回年会  2018/03
肥満細胞の分化とTh2を制御するフコキサンチン  第8回 化粧品開発展  2018/01/25
インドネシア産ショウガ科生薬Kaempferia galangaに含まれる熱産生物質の探索と同定  日本生薬学会 第64回年会  2017/09/09
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科学研究費助成事業
科学研究費助成事業データベースへのリンク

競争的資金等(科研費を除く)
Lamin A点変異の骨病態とRunx2  上原記念生命科学財団・研究奨励  2008  2008  代表
Runx2-Ihhシグナルによる軟骨成長・分化調節機構の解明  財団法人日本科学協会 笹川研究助成  2004  2004  代表
骨格形成細胞の形態・運動・分化におけるシグナル伝達機構の解明  財団法人日本科学協会・笹川研究助成  2003  2003  代表
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共同・受託研究実績
阿波藍の抽出液の用途開発  2011/12-2012/12  受託研究  代表
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研究高度化推進制度
実用化・社会実装促進プログラム   -     高純度・高品質フコキサンチン含有スキンケア商品の開発   代表   -   2015/07-2016/03   2015   1,500,000   
研究推進プログラム   科研費連動型     Runxファミリーのセンシタイザ探索とその応用   代表   -   2014/06-2015/03   2014   500,000   
研究推進プログラム   科研費連動型     Runxファミリーセンシタンザー探索のためのスクリーニングシステム開発   代表   -   2013/07-2014/03   2013   500,000   
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■教育業績一覧  (上位3件までを表示します。一覧表示では、公開対象の全件を表示します)

担当授業科目
2017  生薬・天然物化学実習  実験・実習・実技
2017  病院実務実習  実験・実習・実技
2017  薬学特別研究3  実験・実習・実技
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教育活動
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動  2015/06-
薬剤師ができるアンケートベースの臨床研究  2015/04-
MANABA+Rを使ったグループワーク:課題解決に向けたWeb上でのグループディスカッション  2015/04-
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■研究者からのメッセージ
多臓器間ネットワークを介した組織機能の連携メカニズム
 研究室では、幅広いからだの仕組みと病気の発症について、さまざまなモデルを使って、研究しています。かだらを「診る(みる)」ことは医師が行うことのように感じる方もいますが、ヒトゲノムが解読され、遺伝子機能は次々に作成される遺伝子改変動物から、からだの成り立ちの仕組みや病気の原因遺伝子が見つかってきました。ところが、治せない病気は治せないままで、実用化に至る事例が増加しているとはいいがたい状況が続いています。
薬学部で研究することのメリットは、からだの仕組みと「くすり」を理解しながら、未だ治せない病気に立ち向かえることです。研究室では、高齢化において、増加し続けているアレルギーについて、また癌とそのリスク因子である糖尿病や脂質異常を伴う生活習慣病について研究してきました。そして、研究成果は、実用化を達成してきました。
薬理学・毒性学・解剖生理学、病理学的解析を続け、企業様が持ち込まれる素材について、どの研究機関よりもご満足いただける成果を得てきました。研究室の強みは、解析力です。薬学部で苦手とされてきた組織(病理)解析が得意な研究室ですから、素材の「用途」を医学部並みに実践できます。からだの仕組みを遺伝子レベルで解析しながら、実験を経て、実用化を実現できる学生生活を学べる環境を用意しています。

内閣府推奨の産学連携を薬学部内で実行してきた結果、解析する設備が1研究室内でほとんど揃っています(大手製薬メーカー研究員談)。企業様には、確度の高い受託契約の実施が可能であり、お応えできる環境にあります。学生さんには、我々がはぐくんできた「技術力」が継承・発展されることを望みます。
立命館大学薬学部から排出する博士大学院生第1号は、当研究室です。6年制学生においても、充分に研究開発職に就けるスキルが身につき、実用化の喜びを味わえる研究室だと思います。
実用化には、薬事についての法的整備に配慮しなければなりませんから、これを学ぶ機会も用意しています。研究開発職を希望される方は、学部の垣根を越えて挑戦してください。
■電話番号
077-561-2848
■Eメールアドレス
■研究分野(ReaD&Researchmap分類)
薬理系薬学