研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-05-01 18:10:58）　

クラタ　モトユキ
倉田　原志
KURATA Motoyuki

所属法学部法学科

職名教授

その他所属
1.	法学研究科

学歴
1.	～1994	京都大学法学研究科公法学(憲法) 博士後期課程単位取得満期退学
2.		京都大学法学修士
3.	～1989	京都大学法学部卒業

所属学会
1.		日本公法学会
2.		全国憲法研究会
3.		日本労働法学会
4.		民主主義科学者協会法律部会

研究テーマ
1.	労働者の人権に関する研究

研究概要
労働関係における基本権ドイツにおける議論を素材に特に連邦憲法裁判所と連邦労働裁判所の判例理論を中心にして、労働関係における基本権の効力を検討。

現在の専門分野
公法学 (キーワード：人権論、憲法、人権、労働者)

著書
1.	2025/03/30	事業所の施設を利用したストライキ行動－アマゾン駐車場決定－ドイツの憲法判例V │ ,14-18頁
2.	2020/04	京都憲法会議監修・木藤伸一朗・倉田原志・奥野恒久編『入門　憲法学』 │ ,83-90
3.	2019/06	木下智史・只野雅人編『新・コンメンタール憲法［第2版］』 │ ,175-194,309-354,368-431,759-789
4.	2019/03	ピエロート/シュリンク/キングレーン/ポッシャー（永田秀樹・倉田原志・丸山敦裕訳）『現代ドイツ基本権〔第2版〕』 │ ,154-300
5.	2018/04	永田秀樹・倉持孝司・長岡徹・村田尚紀・倉田原志『講義・憲法学』 │ ,79-96,166-215
全件表示（13件）

論文
1.	2025/03/25	ドイツにおける労働者のプライバシー権保護の近年の展開－データ保護を中心に－ │ 立命館法学 │ 417・418,90-112頁
2.	2024/03/25	人間の尊厳と連邦労働裁判所－ドイツ基本法1条1項の単独での適用を中心に－ │ 立命館法学 │ (411・412),94-116頁
3.	2023/05/10	事業所の駐車場でのストライキ行動－アマゾン駐車場決定（ドイツ憲法判例研究会　ドイツ憲法判例研究（264）） │ 自治研究 │ 99 (5),153-160頁
4.	2023/03/25	ドイツにおけるストライキの際の派遣労働者による代替労働の禁止－団結の自由の内容形成の一断面－ │ 立命館法学 │ (405・406),178-200頁
5.	2022/03/25	ドイツにおける連邦労働裁判所と連邦憲法裁判所－1954年～1978年の議論を中心に－ │ 立命館法学 │ (399・400),292-315頁
全件表示（70件）

学会発表
1.	2009/10/21	労働法と憲法－規制の現状と今後のあり方に関する議論から（口頭発表，一般）

科学研究費助成事業
1.	2019/04 ～ 2022/03	労働法における憲法価値の実現に関する日独比較研究 │ 基盤研究(C)
2.	2015/04 ～ 2018/03	ドイツにおける人権の私人間効力論の再検討－労働関係を基点として │ 基盤研究(C)
3.	2011/04 ～ 2014/03	現代日本における最高裁の役割と制度的・人的構成に関する実証的研究 │ 基盤研究(B)
4.	2002/04 ～ 2005/03	グローバリゼーション時代の「人間の安全保障」構築に関する憲法学的研究 │ 基盤研究(B)

研究高度化推進制度
1.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型労働法における憲法価値の実現に関する日独比較
2.	2012/04 2012/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 労働関係における基本権

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2009/04	専門科目、憲法演習にて、事前に出した、判例や学説を読んで考える課題にもとづき、発言・議論を求める双方向型授業を実施。
2.	2000/04 ～	専門科目の憲法Ⅰ・憲法Ⅱにおいて、毎回復習のための問題を提示し、その次の授業でその解説をするなど、理解の定着をはかる試みを含めた授業を実施。

●作成した教科書、教材

1.	2020/04	一般教養科目としての「憲法」あるいは「日本国憲法」の教科書の編集（京都憲法会議監修・木藤伸一朗・倉田原志・奥野恒久編『入門　憲法学』（法律文化社、2020年））
2.	2018/04	専門科目としての「憲法」の教科書の分担執筆の編集（永田秀樹・倉持孝司・長岡徹・村田尚紀・倉田原志『講義・憲法学』（法律文化社、2018年））
3.	2012/04	一般教養科目としての「憲法」あるいは「日本国憲法」の教科書の編集（市川正人・倉田原志編『憲法入門』（法律文化社、2012年））

研究者からのメッセージ
1.	労働関係における人権憲法を担当しています。専門は、人権論で、特に、労働関係における人権の効力、すなわち労働者の人権保障に関心をもっています。素材としては、ドイツの現行憲法であるボン基本法のもとでの議論を中心に追いかけ、日本での議論になんらかの示唆が得られないかと考えています。これまでは、ドイツの連邦憲法裁判所や連邦労働裁判所の判決を追うのに精一杯でしたが、いつの日かまとまりをつけて、その後は基本権論全般へととりくんでいきたいと思っています。大学時代の演習で労働法を選んだこともあり、それと憲法学との接点が今のテーマとなりました。京大法学部を'89年に卒業し、同大学院法学研究科公法専攻を経て、'95年4月から'00年3月まで、大阪教育大学に勤務。'00年4月本学へ。趣味は、山歩きと映画鑑賞。