研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-01-15 21:36:35）

タキザワ　マサル
滝沢　優
TAKIZAWA MASARU

所属理工学部物理科学科

職名教授

その他所属
1.	総合科学技術研究機構ＳＲセンター
2.	理工学研究科

学歴
1.	～2008/03	東京大学理学研究科物理学専攻博士課程修了
2.	2008 (学位取得)	東京大学博士（理学）
3.	～2003/03	東京大学理学部物理学科卒業

職歴
1.	2019/04/01	立命館大学理工学部物理科学科教授
2.	2015/04/01 ～ 2019/03/31	立命館大学理工学部物理科学科准教授
3.	2013/04/01 ～ 2015/03/31	立命館大学理工学部物理科学科助教
4.	2008/04/01 ～ 2013/03/31	立命館大学総合科学技術研究機構ポスドク研究員

委員会・協会等
1.	2017/10	日本放射光学会行事委員
2.	2013/04 ～ 2016/03	日本表面科学会関西支部役員

所属学会
1.		応用物理学会
2.		日本表面科学会
3.		日本物理学会
4.		日本放射光学会

資格・免許
1.	2020	第1種放射線取扱主任者
2.	2008	玉掛け技能講習
3.	2008	床上操作式クレーン運転技能講習

研究テーマ
1.	立命館大学SRセンターの放射光を用い、原子軌道状態を制御した励起による機能性材料の研究

研究概要
放射光励起による原子軌道状態制御立命館大学SRセンターの放射光を用い、原子軌道状態を制御した励起により、機能性材料の研究を行っています。放射光とは、赤外線から紫外線、そしてX線までも含むとても強力な光です。キャンパス内にあるSRセンターで、この放射光が利用できます。放射光から適切な光を取り出すと、元素を選んで励起することができますので、材料中での知りたい元素の情報を得ることができます。さらに、放射光の偏向特性により原子軌道状態に特有の励起を引き起こし、原子軌道の向きも分かります。このように、放射光励起によって原子軌道状態を制御して、物質の機能性研究を行います。

現在の専門分野
物性Ⅰ, 物性Ⅱ (キーワード：放射光光電子分光、X線吸収分光、電子状態分析、化学状態分析、原子軌道解析、分子配向解析)

論文
1.	2022/12	Improvement in the polishing characteristics of titanium-based materials using electrochemical mechanical polishing │ Surf. Interfaces │ 35,102490-1-10頁 (共著)
2.	2021/10	Electronic state changes of Cu nanoparticles on rutile TiO₂(110) by O₂ and CO exposure │ J. Electron Spectrosc. Relat. Phenom. │ 252,147123-1-5頁 (共著)
3.	2021/02	Evaluating influences of impurities on hydrogen production in the reaction of Si with water using Si sludge │ Int. J. Hydrogen Energy │ 46,7722-7732 (共著)
4.	2020/01	Non-chemical fluorination of hexagonal boron nitride by high-energy ion irradiation │ Nanotechnology │ 31,125705-1-9 (共著)
5.	2019/12	光触媒を用いた紫外線励起研磨-4H-SiCの研磨面粗さの微小化と酸化物除去の追究- │ 砥粒加工学会誌 │ 63,630-637 (共著)
全件表示（48件）

学会発表
1.	2023/01	Rutile TiO₂(110)上Pentaceneの分子配向分析 (第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム)
2.	2023/01	放射光照射によるミラー表面上炭素物質の電子状態分析 (第36回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム)
3.	2022/09	Electronic state analysis of Li metal surfaces (The 22nd International Vacuum Congress IVC-22)
4.	2022/09	放射光照射によるミラー表面上炭素物質の電子状態分析 (2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会)
5.	2022/03	HOPG上に担持したCuナノ粒子の成長過程 (日本物理学会　第77回年次大会)
全件表示（168件）

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型グラファイトの酸化による官能基分析
2.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型 X線吸収分光による分子配向の自動評価
3.	2012/07 2013/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究２次元光電子分光による金属表面原子軌道状態の研究

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2013/04 ～ 2014/07	「基礎物理学実験」において、レポートの査読を行い、学生に改訂を行わせたレポート提出させるようにした。また、レポートで他者に伝えることの重要性を理解できるように、学生と同レベルのレポートを評価させた。
2.	2010/05	「物理学特別実験I」「物理学特別実験II」において、放射光施設SRセンターでの最先端の研究設備を使用した学生実験を実施し、実験結果のまとめをプレゼンテーションで発表するようにした。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/08 ～ 2015/08	高大連携講義：立命館高校立命館守山高校初芝立命館育英西高校「SRセンター実習」を担当。
2.	2008/07	立命館大学SRセンターでの立命館付属高校生への「SRセンター実験実習」において、最先端の研究設備を使用した放射光実験について分かりやすく説明して実験実習見学を行った。