研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-05-24 17:02:58）

チェ　ユージン
崔　裕眞
CHOI Eugene

所属グローバル教養学部グローバル教養学科

職名教授

その他所属
1.	OIC総合研究機構グローバルMOT研究センター
2.	OIC総合研究機構デザイン科学研究センター
3.	立命館アジア・日本研究機構アジア・日本研究所
4.	総合科学技術研究機構技術経営戦略研究センター

学歴
1.	～1996/12	修士課程 │ MBA in Strategy & International Business │ Department of Strategy & International Business │ Bayes Business School, CITY, University of London │ 修了
2.	2006/09 (学位取得)	│ History Faculty, University of Cambridge │ PhD in Business History
3.	2002/09 (学位取得)	│ University of Cambridge │ MPhil in Economic & Social History
4.	2000/09 (学位取得)	│ University of Cambridge │ MPhil in Management Studies
5.	1996/12 (学位取得)	│ Bayes Business School, CITY, University of London │ MBA in Strategy & International Business
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職歴
1.	2010/04/01 ～ 2011/03/31	学習院大学経済学部経営学科非常勤講師
2.	2009/04/01 ～ 2011/03/31	一橋大学イノベーション研究センター特任講師
3.	2007/10/01 ～ 2009/03/31	一橋大学経済研究所学術振興会外国人特別研究員
4.	2006/07/01 ～ 2007/08/31	REACH CAMBRIDGE (Univ. of Cambridge, UK, Summer School) 非常勤講師
5.	1998/09/01 ～ 1999/08/31	Cranfield University, UK (Department of ManagementStudies, Swindon), 助手
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所属学会
1.		Association of Business Historians (UK)
2.		Business History Conference (USA)
3.		Economic History Society of Australia and New Zealand
4.		European Business History Association (Europe)
5.		韓国経営史学会
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研究テーマ
1.	グローバル自動車産業（特に、日韓）
2.	デザイン戦略・ブランド戦略
3.	新製品開発の技術経営
4.	比較経営史
5.	組織間コラボレーション

研究概要
新製品開発の技術経営戦略とブランド・デザイン経営：日本・アジア・欧米の比較経営史の視点から（自動車産業、ファッションアパレル産業を中心に）研究分野は「技術経営戦略と技術経営史」になります。企業活動によるより高い価値創出と価値獲得は市場競争力に富む新製品の持続的開発によって実現されます。新しい技術の研究の段階から製品開発へつながる技術の具体化の段階まで、そしてさらに選定された戦略製品の商品化と、それを企業競争力の軸にしての事業化段階まで、今日の戦略経営では、高度の技術経営（テクノロジー・マネジメント）を省いては実践が不可能になりつつあります。本研究はテクノロジー・マネジメントの中でも、新製品開発と技術展開の間の有機的関係に注目し、日本に限ることなく、アジア諸国と欧米、とくにヨーロッパの高付加価値製品開発における戦略的技術経営の実践を明らかにします。豊かな歴史的事例の比較分析をとおして、企業競争力の基盤になる技術経営の本質を議論することを目的としています。研究対象は現時点では多様な繊維・アパレル製品の製造に関わる繊維機械製造メーカーと自動車メーカーになっていますが、今後より広い分野・業態へと徐々に広めていく予定です。したがって、高付加価値の源泉を成す新素材の研究開発の事業領域から、ファッションアパレルや、環境関連のグリーンイノベーションを導出可能にする新素材応用のインフラとシステムインテグレーション事業まで、幅広い研究を目指しています。さらに、自動車のデザイン戦略の歴史的展開と進化の精査を通して、グローバル製品開発力の本質と特性についても研究を深めていきます。自動車や精密機械類の分野を含む多様な産業の今後の新事業創出のイノベーションももう一つの主研究課題になります。とくに、既存の経営の枠を超えて、革新的な製品開発を可能にするだけでなく新しい組織展開を実現してきた異業種間コラボレーションの比較経営史研究を行います。完成車メーカーだけでなく、部品メーカーも含めて、グローバル自動車産業の競争力の比較分析に取り掛かっていますが、特に日韓の自動車産業に焦点を当てて研究を展開しています。今日と今後の展望を含めて、精緻な史的分析も行いながら、特定産業の進化とその過程から浮き彫りになる経路依存性、連続性・非連続性の要素の精査にも行っています。

現在の専門分野
経営学, 経済史, デザイン学, 商学 (キーワード：イノベーション、経営戦略、技術経営戦略、技術マーケティング)

著書
1.	2022/07	Dr Kazuo Inamori's Management Praxis and Philosophy: A Response to the Profit-Maximisation Paradigm │ (共著)
2.	2018/11/30	質的心理学辞典 │ (共著)
3.	2016/06	Central Issues in Contemporary Economic Theory and Policy: State Entrepreneurship in Global Perspective. │ (共著)
4.	2015/03	中小企業のための技術経営MOT入門ー"つよみ”を活かすこれからの企業経営モデル、第5章「中小企業に問われるアントレプレナーシップ」 │ ,68−89 (共著)
5.	2014/07	UNIQLO and Tadashi Yanai, in Routledge Handbook of East Asian Entrepreneurship: Concepts and Cases. │ ,240-251 (共著)
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論文
1.	2022/11	Craft-Consciousness and the Grammar of Technology: Innovation within Tradition at Kyocera Corporation │ Journal of Management Studies │ (共著)
2.	2019/07	An Approach to the Diffusion of Tacit Knowledge: Learning from Imitation to Creation. │ International Journal of Knowledge Management Studies │ (共著)
3.	2018/10	Relational Study of Wise (Phronetic) Leadership, Knowledge Management Capability, and Innovation Performance. │ Asia Pacific Management Review │ (共著)
4.	2018/06	Relationships between Interpersonal Trust and Knowledge Sharing in Workplace: The Mediational Role of Prosocial Motives. │ International Business Research │ 11 (8),163-170 (共著)
5.	2018/05	Exploring the Approach to Solve the Dilemma of Knowledge Management: The Wise Leaders' Strategies." 知识管理如何 “脱困”: 智慧型领导与其对策. 清华管理评论 │ 3 (1),26-29 (共著)
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学会発表
1.	2021/11/19	Japan: the past open to the future - 3000 firms > 200 years, les systèmes familiaux of Emmanuel Todd and leadership (Capital Business Forum 2021--The New Business Paradigm for Firms, Major Cities, and Nations in the Pandemic Era)
2.	2020/08/09	Moral Economy in Management History: Values and Valuation in the Organization of Firms and Markets (AOM 2020 (Academy of Management) Annual Conference)
3.	2020/07/03	A Theory of Innovation within Tradition: A New Study of Creativity at the Intersection of Craft & Science at Kyocera Corporation (EGOS 2020 (European Group for Organization Studies) Annual Conference (Colloquium))
4.	2019/12/14	Innovation within Tradition: Historical & Organizational Analysis of Kyocera Corporation. (EGOS OS (European Group for Organization Studies Kyoto Conference with Organization Studies 2019))
5.	2019/07/04	Selfless Quest for Corporate-Level Oneness: Application of Rhetorical History as An Essential Organizational Praxis of Wise Leadership. (EGOS 2019 (European Group for Organization Studies) Annual Conference (Colloqiuum).)
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受賞学術賞
1.	2012/02	Wiley & Blackwell Publisher, USA, UK & Australia Sir Timothy Coghlan Prize, The Winner of the Best Article in Economic History, published in 2011, (John Wiley & Sons Australia, Ltd).
2.	2010/08	European Business History Association European Business History Association Dissertation Prize (Final Nominee)
3.	2009/07	Association of Business Historians, UK Coleman Prize (Association of Business Historians, United Kingdom), The Finalist.
4.	2009/02	Wiley & Blackwell Publisher, USA, UK & Australia Wiley-Blackwell Best Conference Paper Award, The Winner of 2009. (Asia-Pacific Economic and Business History Conference 2009)

科学研究費助成事業
1.	2015/04 ～ 2018/03	現代・起亜自動車のデザイン戦略：顧客価値づくりの本質と進化の研究 │ 基盤研究(C)
2.	2012 ～ 2015/03	韓国自動車メーカーのデザイン戦略から分析するグローバル製品開発力に関する研究 │ 基盤研究(C)
3.	2011 ～ 2017/03	地域の競争優位：国際比較産業史の中のヨーロッパと東アジア。 │ 基盤研究(A)
4.	2011 ～ 2017/03	日本企業のコラボレーションとイノベーション：新製品開発のダイナミックス。 │ 基盤研究(A)

共同・受託研究実績
1.	2018/04 ～ 2022/03	立命館大学稲盛経営哲学研究センター・国際共同研究プロジェクト「利他の経営哲学とリーダーシップ：知識創造理論、組織理論、制度理論と経営史の視点からの学際的国際共同研究」 │ 受託研究

研究高度化推進制度
1.	2018/04 2018/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- A　Comparative Research on Collective Knowledge Creating Patterns in Global Corporations:From the application of knowledge creating theory to selected non-Japanese case studies
2.	2015/10 2016/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- 国際学術シンポジウム「稲盛経営哲学研究の国際化展望について」
3.	2015/04 2016/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- Fab Lab(Fabrication Laboratory ファブ・ラボ)の日英モデル比較分析と現状調査
4.	2014/10 2015/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- 日・韓・英の自動車ブランド史の比較分析：デザイン経営からみる意味的価値の進化と経路依存性
5.	2013/04 2014/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究関西自動車部品工業の製品開発力の分析と新しいグローバルビジネス・モデルの探求
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教育活動

●教育に関する発表

1.	2012/11 ～ 2012/12	日本経営協会：「サムスングループのグローバル戦略の基礎作り」の主軸としてグループ内の人材育成戦略や教育プログラムについて1990年代後半から今日至るまでの内容について報告・議論。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2011/07 ～ 2011/07	KOITA(韓国産業技術振興協会) 立命館大学MOT研修：韓国の中小企業による関西地域の企業訪問及び立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科で3日間の集中講義による研修。
2.	2011/06 ～ 2012/03	滋賀県中小企業団体中央会ものづくり中小企業コンソーシアム: 今後のものづくりにおけるさらなる高付加価値の創出と企業競争力培養について産学連携で技術経営戦略を考察する。
3.	2011/05 ～ 2012/03	社団法人滋賀県経済産業協会製品企画研究会: 日本のメーカ、とくに滋賀県の中小企業にとって今後どのような戦略商品を開発するかについて産学連携で考察する。

研究交流希望テーマ
1.	日韓自動車産業、グローバルファッションアパレル産業、ブランド・デザイン経営、異業種コラボレーション自動車およびアパレル産業におけるグローバル戦略・技術経営戦略・ブランドとデザイン経営について共同研究を幅広く展開して参ります。宜しくお願い致します。受託研究共同研究

研究者からのメッセージ
1.	真実一路・一期一会、日々新又日新。