研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-04-23 12:48:17）　

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シオミ　ヤスヒロ
塩見　康博
SHIOMI Yasuhiro

所属理工学部環境都市工学科

職名教授

その他所属
1.	理工学研究科
2.	衣笠総合研究機構生存学研究所

学歴
1.	～2008/09	京都大学工学研究科都市社会工学専攻博士課程修了博士（工学）
2.	～2004/03	京都大学工学部地球工学科卒業

職歴
1.	2008/10/01 ～ 2012/03/31	京都大学大学院工学研究科助教

委員会・協会等
1.	2013/12 ～ 2015/03	一般社団法人　交通工学研究会平面交差の計画・設計・制御の研究グループ　マニュアル改訂分科会　委員
2.	2020/02 ～ 2021/03	阪神高速道路株式会社交通技術委員会幹事会の幹事
3.	2019/12 ～ 2021/12	大阪府大阪府国土利用計画審議会委員
4.	2019/08	国土交通省　道路局自動運転に対応した道路空間に関する検討会委員
5.	2019/06 ～ 2021/06	京都市京都市環境影響評価審査会委員
全件表示（13件）

所属学会
1.		Eastern Asian Society for Transportation Stidies
2.		交通科学研究会
3.		交通工学研究会
4.		都市計画学会
5.		土木学会
全件表示（7件）

研究テーマ
1.	公共交通システムの高度化に関する研究
2.	多様な交通主体が混在する空間の最適マネジメント：安全性・円滑性の観点から
3.	道路交通流に関する理論的・実証的研究
4.	高速道路における動的・能動的な交通流マネジメントに関する研究

研究概要
持続可能な社会の創成に向けた交通システムの実現交通は我々の社会・経済活動や日常生活を根底で支える社会システムです．我々の日々の活動は，現在の交通システム無くしては成立し得ないといっても過言ではないでしょう．しかしながら，都市部では交通渋滞が慢性化，交通事故も後を絶ちません．また，地方部では車社会化が進み，中心市街地はシャッター街となり，住民の足である公共交通サービスも衰退する一方です．さらに，非効率的な交通システムは多大なエネルギー消費を招くと共に，大気汚染などの環境悪化の原因となっています．これらの交通に関わる社会問題は，一人一人の人間の意思決定や行動の集積の結果であると考えられます．本研究室では，一人一人の行動と，その集積の結果として生じる交通現象との関係性を理論的・実証的に解明し，ITS（高度交通システム）・情報通信技術等を活用しつつ，円滑・安全・快適かつ環境親和性の高い交通システムを実現するための研究に取り組んでいます．具体的な内容は以下の通りです． ■ 高速道路における動的・能動的な交通流マネジメントに関する研究 ITS技術の活用を念頭に，時々刻々と変動する交通状況を迅速かつ的確に捉え，各状況に対して最大限に高速道路の機能を発揮させ，交通流の円滑性を可能な限り高い水準に維持する策を講じることを目的としております． ■道路交通流に関する理論的・実証的研究交通渋滞の軽減・解消するための有効な対策を講じるためには，その発生メカニズムを的確に捉える事が重要になります．主に高速道路単路部ボトルネックで発生する渋滞を対象に，理論・実証両面からの研究を進めています． ■ 多様な交通主体が混在する空間の最適マネジメント東南アジアの各都市では，交通手段としてオートバイが広く使用されており，乗用車と二輪車が混在した状況にあります．また，日本においても，自動車や歩行者，自転車が混在する道路空間は珍しくありません．このような「混合交通」を対象に，安全性・円滑性・効率性を改善するための交通マネジメント手法を提案する研究を行っています． ■ その他災害に対しても頑健な道路ネットワークデザインに関する研究や公共交通のサービス水準の改善に資する研究など，「交通」をキーワードにより良い社会を創造するための研究を進めています．

現在の専門分野
交通工学・国土計画 (キーワード：交通工学，交通計画)

著書
1.	2013/12	Urban Transportation and Logistics: Health, Safety, and Security Concerns, chapter 5, Mixed Traffic in Asian Cities │ ,101-122
2.	2012/10	Network Reliability in Practice, Chapter 9, Network Evaluation Based on Connectivity Reliability and Accssibility │ ,131-150
3.	2019/07	Intelligent Transport Systems for Everyone’s Mobility │ ,Chapter 23
4.	2021/05/01	Bottleneck
5.	2021/05/01	Flow breakdown

論文
1.	2025	AR実験による視覚誘導性自己運動感覚が歩行行動に及ぼす影響の分析 │ 交通工学論文集 │ 11 (１),127-134頁
2.	2025	全車両走行軌跡データを用いた走光型視線誘導システムの追従挙動への影響評価 │ 交通工学論文集 │ 11 (１),92-99頁
3.	2024	3次元点群データと空中写真を用いた交差点構成要素のセグメンテーション │ AI・データサイエンス論文集 │ 5 (3),366-375頁
4.	2024	Development of Monte-Carlo-Optimization-Based Variable Speed Limit Using Microscopic Traffic Flow Simulation on Freeways, Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies │ Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies │ Vol. 15,2804-2817頁
5.	2024	Evaluation of a dynamic lane assignment on urban freeways by using a microscopic traffic flow simulation, Transportation Research Record │ Journal of Transportation Research Board │ 2678 (1),77-87頁
全件表示（130件）

学会発表
1.	2022/12	交差点における特殊車両の折進条件の自動判定アルゴリズム（口頭発表，一般）
2.	2022/11	強化学習を用いた高速道路における制限速度制御手法の構築（口頭発表，一般）
3.	2022	Path planning modelを用いた特殊車両の折進可否判定の自動化（口頭発表，一般）
4.	2022	ヒアリング調査に基づく地方自治体における特殊車両通行許可制度の実務課題に関する研究（口頭発表，一般）
5.	2022	交差点諸元による特殊車両の折進可否判定モデルの構築（口頭発表，一般）
全件表示（93件）

受賞学術賞
1.	2022/12/05	ITS Japan 第20回ITSシンポジウム　ベストポスター賞 (交差点における特殊車両の折進条件の自動判定アルゴリズム)
2.	2021/02/05	京都市はぐくみアクション賞 (「ご近所の力」で子どもの安全をまもる，お父さん手作りオリジナル飛び出し坊やの作製プロジェクト)
3.	2020/12/08	一般社団法人交通科学研究会研究会優秀発表賞 (オリジナル飛び出し坊やの制作ワークショップを通した子どもと車両の行動変容に関する研究)
4.	2014/12	ITS Japan 第12回ITSシンポジウム　ベストポスター賞 (スマートフォンの所持形態を考慮した二輪車・四輪車の車種判別に関する研究)
5.	2013/06	公益財団法人　高速道路調査会平成24年度「道路と交通論文賞」技術部門 (個別車両データを用いた単路部ボトルネックにおける速度変動予測と車線変更誘導による渋滞抑止効果の検証)
全件表示（11件）

科学研究費助成事業
1.	2019/04 ～ 2021/03	自動走行車両への介入挙動制御による交通流の最適化 │ 基盤研究(B)
2.	2012 ～ 2015/03	高速道路における動的かつ能動的な交通流マネジメント手法に関する研究 │ 基盤研究(C)

研究高度化推進制度
1.	2016/07 2017/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型渋滞の奏でる音楽-交通流の可聴化理論
2.	2015/07 2016/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究日本の高速道路における可変制限速度制御の有効性に関する研究
3.	2014/07 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究高速道路における動的車線マネジメント理論の構築
4.	2013/07 2014/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究信号交差点のラウンドアバウト化に関するLCA分析
5.	2012/07 2013/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究ライフステージアクセシビリティに基づくニュータウンの持続可能性に関する研究

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2014/04 ～ 2015/09	土木学会　大学大学院教育小委員会　委員

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/06 ～ 2015/06	IIT-H模擬講義
2.	2015/06 ～ 2015/06	NTU模擬講義
3.	2013/06 ～ 2013/06	高校等の模擬講義： SSH講義
4.	2012/10 ～ 2012/10	高校等の模擬講義： SSH講義

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交通マネジメント工学研究室