研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-11-09 15:15:16）　

ネゴロ　リョウスケ
根来　亮介
NEGORO RYOSUKE

所属薬学部薬学科

職名助教

Scopus 論文情報
論文数: 23 Citation: 356 h-index: 9

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学歴
1.	2015/04～2019/03	大阪大学大学院薬学研究科医療薬学専攻博士課程修了薬学博士
2.	2009/04～2015/03	摂南大学薬学部薬学科卒業

職歴
1.	2019/04/01 ～ 2024/03/31	立命館大学薬学部　分子薬物動態学研究室助教

資格・免許
1.	2018	公益財団法人日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師
2.	2015	薬剤師免許

研究テーマ
1.	医薬品の消化管吸収と消化管代謝の予測に関する研究

研究概要
医薬品候補化合物の消化管吸収・代謝予測モデルの構築　錠剤などの経口投与される医薬品は、小腸で吸収されると同時に代謝され、肝臓を経て全身に移行する。そのため、医薬品候補化合物の小腸における吸収及び代謝を予測できるモデルは創薬研究において非常に有用である。現在、ヒト初代培養小腸上皮細胞は入手及び、培養が困難であるため、Caco-2細胞などのがん細胞株やマウスなどの実験動物を用いた評価系が汎用されている。しかしながら、がん細胞株を用いた評価系では薬物代謝能が低いこと、マウスなどの実験動物とヒトとの間には種差の問題があるため、上記のモデルでは精度の高い医薬品の吸収・代謝を同時に予測することができない。　近年、ゲノム編集技術やウイルスベクターを用いた遺伝子発現制御技術など分子生物学的な研究手法は目まぐるしい発展を遂げている。本研究では、ゲノム編集技術やウイルスベクターなどの分子生物学的な手法を用いて医薬品の吸収・代謝を同時に予測可能なモデルの構築に取り組む。

現在の専門分野
生物系薬学, 医療系薬学, 解剖学一般（含組織学・発生学） (キーワード：消化管吸収、消化管代謝、薬物トランスポーター、薬物代謝酵素、iPS細胞、ゲノム編集)

論文
1.	2025/11/04	Genome edited intestine liver on a chip system for integrated intestinal hepatic drug absorption and metabolism evaluation. │ Scientific Reports │ 15 (1),38609
2.	2025/06	Protocol to develop a proximal tubule-on-chip model based on hiPSC-derived kidney organoids for functional analysis of renal transporters │ STAR Protoc. │ 6 (2),103777
3.	2024/09	Construction of multilayered small intestine-like tissue by reproducing interstitial flow │ Cell Stem Cell │ 31 (9),1315-1326.e8頁
4.	2024/09	Efficient Proximal Tubule-on-Chip Model from hiPSC-Derived Kidney Organoids for Functional Analysis of Renal Transporters │ iScience │ 27 (9),110760
5.	2024/07	Perfluoropolyether-Based Gut-Liver-on-a-Chip for the Evaluation of First-Pass Metabolism and Oral Bioavailability of Drugs │ ACS. Biomater. Sci. Eng. │ 10 (7),4635-4644頁
全件表示（24件）

学会発表
1.	2025/10/22	Generation of HepG2 cells with predictable metabolism by CYP2D6*10 using genome-editing technology. （ポスター，一般）
2.	2025/05/23	BCRP基質化合物のCaco-2単層膜透過性およびBCRPの寄与の評価（ポスター，一般）
3.	2025/05/23	Caco-2細胞におけるN-lactoylphenylalanine（Lac-Phe）の輸送特性（ポスター，一般）
4.	2025/05/23	Caco-2細胞におけるメトホルミンによるN-lactorylpheniylalanine（Lac-Phe）産生放出機構（ポスター，一般）
5.	2025/05/23	サルとヒトにおけるBCRP基質の消化管吸収における種差（ポスター，一般）
全件表示（90件）

講師・講演
1.	2023/10/20	Generation of highly functional intestinal epithelial cell and hepatocyte models applicable to pharmacokinetic studies using genome editing technology
2.	2022/02/22	ゲノム編集技術を用いた薬物動態試験に応用可能な腸・肝細胞モデルの作製
3.	2021/01/21	ゲノム編集技術を用いた創薬研究に応用可能な腸・肝モデルの開発

受賞学術賞
1.	2024/03/26	立命館大学薬学部若手教員学部長表彰
2.	2023/10/20	The Academy of Pharmaceutical Science and Technology, Japan Global Education Seminar Presentation Award 2023
3.	2018/04	日本薬学会第138年会学生優秀発表賞
4.	2016/04	日本薬学会第136年会学生優秀発表賞

科学研究費助成事業
1.	2025/04/01 ～ 2028/03/31	薬物吸収・代謝の精密評価を目指した絨毛構造を有する腸管上皮細胞モデルの開発 │ 若手研究
2.	2021/04/01 ～ 2024/03/31	ゲノム編集技術を用いた消化管吸収・代謝・毒性を予測可能な腸管モデルの作製 │ 若手研究

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2025/09/16 ～ 2030/03/31	肝－心－がんオルガノイド連結MPS による抗がん剤の送達・主作用・毒性の同時検出システムの開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 令和7年度「創薬基盤推進研究事業」（3次公募）
2.	2025/07/31 ～ 2028/03/31	炎症性腸疾患研究のための腸管神経叢を有する腸管モデルの開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 令和7年度「再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム（再生・細胞医療・遺伝子治療研究開発課題（基礎応用研究課題））」
3.	2025/04/01 ～ 2028/03/31	腎毒性・薬物動態試験への応用を目指した高次 in vitro 近位尿細管モデルの開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 医薬品・医療機器・再生医療等製品等に係るレギュラトリーサイエンスに関する研究（若手育成枠）
4.	2023/04/01 ～ 2025/03/31	創薬研究に応用可能なマイクロ流路デバイスを用いた腸-肝チップの開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 令和4年度技術開発研究助成
5.	2023/01/27 ～ 2024/04/30	AAVベクター感染時における肝薬物代謝能の評価 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 研究奨励金
全件表示（11件）

取得特許
1.	2024/04/30	近位尿細管生体模倣システム（特願2024-73489）
2.	2020/06	小腸上皮様細胞の製造方法（PCT/JP2020/024909）
3.	2018/07	小腸上皮様細胞（PCT/JP2018/27454号）

授業科目
1.	英語JP1
2.	実務前実習
3.	実務前実習
4.	実務前実習
5.	卒業研究A
全件表示（19件）

外部研究者ID
ORCID ID
0000-0002-6567-575X
Researcher ID