研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-08-28 13:06:15）　

ナカモト　ダイ
中本　大
NAKAMOTO DAI

所属文学部日本文学研究学域

職名教授

その他所属
1.	文学研究科
2.	衣笠総合研究機構白川静記念東洋文字文化研究所

学歴
1.	～1994	大阪大学文学研究科国文学博士課程修了
2.		文学修士
3.		文学博士
4.	～1988	大阪大学文学部国文学卒業

職歴
1.	2008/04/01 ～	立命館大学文学部教授
2.	2007/04/01 ～ 2008/03/31	立命館大学文学部准教授
3.	1998/04/01 ～ 2007/03/31	立命館大学文学部助教授
4.	1995/01/01 ～ 1998/03/31	大阪大学文学部文部教官助手

委員会・協会等
1.	2019/06/01 ～ 2020/03/31	国文学研究資料館国文学研究資料館情報事業センター学術資料事業部資料分析専門部会委員
2.	2010	和漢比較文学会理事・編集委員

所属学会
1.		中世文学会
2.		和漢比較文学会

研究テーマ
1.	本邦中世禅林文学に関する研究
2.	本邦禅林文化の研究

研究概要
本邦室町時代の禅林文学本邦室町時代五山禅林文壇の特質を連歌壇・歌壇・画壇等、他の領域との交流に注目しつつ孝究している。

現在の専門分野
日本文学 (キーワード：和漢比較文学, 日本中世文学)

著書
1.	2018/02	宋人文集の編纂と伝承 │ ,249～262、283～316
2.	2013/09	『名庸集　影印と解題』
3.	2009/05	立命館京都文化講座「京都に学ぶ」ブックレット第1期2.京の乱『権力者と京の文化　－戦国覇者の文化戦略－』 │ ,第4章
4.	2009/05	立命館京都文化講座「京都に学ぶ」ブックレット第1期4.京の生活（くらし）『兼好法師の京都　－「徒然草」の東西－』 │ ,第２章
5.	2008/10	絵画情報集積・発信拠点としての五山禅林－「画題」研究序説 │ ,73
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論文
1.	2024/05/15	「扇市」攷 ─本邦禅林における陸游詩受容を中心に─ │ 日本古典文学の言葉と思想 │
2.	2023/02/22	相国寺山内プロジェクトとしての『名庸集』 │ 書物学 │ 22
3.	2022/11/25	五山禅林の学僧が見据えていたもの―日本文学史における五山文学の独自性― │ 日本漢籍受容史―日本文化の基層― │
4.	2022/11/24	二次創作された東山文化の「和漢」―享保年間の「馬蝗絆」をめぐって │ 茶の湯の歴史を問い直す　─創られた伝説から真実へ │
5.	2021/01/20	西教寺の閩版 │ 国文研ニューズ │ (58),3-4頁
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学会発表
1.	2018/01/13	我が国の放鷹文化の実相（口頭発表，特別・招待講演等）
2.	2016/07/30	「日本漢文学研究を“つなぐ”―通史的な分析・国際発信・社会連携―」（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
3.	2015/08/30	日本中世漢学および五山禅林文学を捉えなおす-「日本中世文学史」の新たな構築のために- （口頭発表，一般）

その他研究活動
1.	2009/04	月例「京都」京都に学ぶ

講師・講演
1.	2022/11/05	五山文学の特質―理想的な「文人」としての本邦五山禅僧 (京都市)
2.	2021/11/27	「五山文学」の底力ー理想的な「文人」としての本邦五山禅僧ー (京都市)

科学研究費助成事業
1.	2020/04 ～ 2023/03	日本中世文化における漢画系画題に関する総合的研究 │ 基盤研究(C)
2.	2014/04 ～ 2018/03	宋人文集の編纂と伝承に関する総合的研究 │ 基盤研究(B)
3.	2012/04 ～ 2016/03	放鷹文化と鷹書類の研究 │ 基盤研究(C)
4.	2008/04 ～ 2012/03	鷹書類の調査と研究 │ 基盤研究(C)
5.	2001/04 ～ 2005/03	絵画と文学-林美一コレクションを中心とした近世絵入文学の研究- │ 基盤研究(C)

研究高度化推進制度
1.	2013/04 2013/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 本邦五山禅林における文学と美術に関する総合的研究

授業科目
1.	後期課程　特別研究Ⅰ
2.	後期課程　特別研究Ⅱ
3.	専門演習Ⅰ
4.	専門演習Ⅱ
5.	前期課程　特別研究Ⅰ
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2007/04	現代GP「人文学的知で変わる歴史都市京都」における教育実践およびその取り組みを契機とした文学部新専攻「京都学プログラム」の立ち上げ。

●教育に関する発表

1.	2015/05	ルーマニア・アメリカン大学日本文化研究集会招待発表
2.	2013/06	立命館土曜講座講師

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2013/11	京都歴史回廊協議会仁和寺講座講師
2.	2010/10	高校等の模擬講義：立命館高校での「京都学」特別講義
3.	2010/09	京都学連続講義第一回講師
4.	2009/12 ～ 2010/01	仁和寺文化講座講師
5.	2008/08	高大連携講義：高大連携アカデミック講義の実施。
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研究者からのメッセージ
1.	室町時代の禅林文学が研究対象です。明治以前、政治経済・文化芸術等あらゆる分野で、日本が手本とする一大先進国は中国でした。室町時代、足利幕府によって庇護された五山と呼ばれる禅宗寺院は、先進地域である大陸の文物を受容する一大窓口となります。私の研究の目的は、大陸文化や文学の最大の享受者となった禅僧の学問大系や文化的志向を明らかにすることです。また、五山の禅僧は中国最先端の文学・芸術の最新の紹介者でもありました。したがって、五山禅林が他の文化領域、例えば連歌・能・絵画といった室町時代を代表する日本の伝統文化に与えた影響についても考究しています。現在は、室町時代最末期、激しい政権交替の中での五山禅林の役割の変容に注目しています。'88年に大阪大学文学部を卒業。同大学院から助手を経て、　'98年４月から本学。