研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-04-28 19:54:38）

タカヤマタカヒロ
高山卓大
TAKAYAMA TAKAHIRO

所属薬学部薬学科

職名助教

学歴
1.	2016/04～2019/03	静岡県立大学薬食生命科学総合学府博士前後期程　薬科学専攻博士後期課程修了博士（薬科学）
2.	2014/04～2016/03	静岡県立大学薬食生命科学総合学府博士前期課程　薬科学専攻博士前期課程修了修士（薬科学）
3.	2010/04～2014	静岡県立大学薬科学科卒業学士（薬科学）

職歴
1.	2023/04 ～	立命館大学薬学部助教
2.	2019/04 ～ 2023/03	小野薬品工業株式会社研究本部　安全性研究部　毒性機構G 研究員
3.	2016/04 ～ 2019/03	日本学術振興会特別研究員特別研究員（DC1）

所属学会
1.	2017/05 ～	日本質量分析学会
2.	2016/09 ～	日本医用マススペクトル学会
3.	2014/03 ～	日本薬学会

資格・免許
1.	2017/06/20	危険物取扱者（甲種）

研究テーマ
1.	Omicsアプローチによる病態の解明・早期診断への展開
2.	質量分析に基づく機能性物質in vitroアッセイの基盤深化

研究概要
質量分析に基づく技術開発を通じて、臨床/創薬開発現場に貢献できる応用分析化学を提供する ≪病態解析Omicsの開発≫ 疾患サンプル（剖検脳、脳脊髄液、血液など）を、独自に開発を目指すOmicsアプローチにより網羅的解析し、病気に至るメカニズム解明やバイオマーカーの探索に活かす。得られた結果を早期診断法の開発につなげ、予防医学やウェルビーイングの発展へ寄与することを目指す。 ≪質量分析も基づく新しい形のin vitroアッセイ系開発≫ 複数成分を一度の分析で高感度に比較できるという質量分析の特性をフル活用し、これまでになく迅速かつ高感度な機能性物質（医薬品、天然物等）のin vitroアッセイ法の開発を目指す。創薬現場への方法論の提供や独自のライブラリー構築を通じ、医療社会に貢献する。

現在の専門分野
キーワード：分析化学、Omics研究、in vitroハイスループットスクリーニング

論文
1.	2019	An accurate differential analysis of carboxylic acids in beer using ultra high-performance liquid chromatography–quadrupole time-of-flight mass spectrometry based on chiral derivatization combining three isotopic reagent │ Talanta │ 205 (6),120146 (共著)
2.	2019	Introduction of design of experiments approach for efficient optimization of chiral derivatization conditions for D- and L-glyceric acids │ Analytical science │ 35 (9),1053-1056頁 (共著)
3.	2019	Isotope corrected chiral and achiral non-targeted metabolomics (iCAN-Met): An approach for high accuracy and precision metabolomics based on derivatization, and its application to cerebrospinal fluid of patients with Alzheimer’s diseas │ Analytical chemistry │ 91 (7),4396-4404頁 (共著)
4.	2015	A novel approach for LC-MS/MS-based chiral metabolomics fingerprinting and chiral metabolomics extraction using a pair of enantiomers of chiral derivatization reagents │ Analytica Chimica Acta │ 898,73-85頁 (共著)
5.	2015	Blood-based diagnosis of Alzheimer's disease using fingerprinting metabolomics based on hydrophilic interaction liquid chromatography with mass spectrometry and multivariate statistical analysisy │ Journal of chromatography B │ 974 (1),24-34頁 (共著)
全件表示（13件）

その他
1.	2020	「脂質のケミカルタグ-LC-MS/MS分析は異性体を「見える化」する」 │ ファルマシア │ 56 (4),347 (単著)
2.	2018	「FT-IR と統計解析手法を組み合わせた病理診断による法医学鑑定」 │ 「ぶんせき」 │ (7),296 (単著)

学会発表
1.	2022	ヒト副腎皮質癌細胞株を用いたステロイドジェネシスアッセイのためのLC-MS/MS網羅解析法の開発 (日本質量分析学会)
2.	2019	誘導体化 LC-MS 法による低分子代謝物分析の現在 (日本医用マススペクトル学会)
3.	2018	Chiral Metabolomics; Development of Comprehensive and Highly Accurate Analysis for Chiral metabolites (Ametican Society for Mass Spectrometry)
4.	2017	安定同位体誘導体化を利用したLC-HR/MSによる官能基特異的高精度キラルメタボロミクスの開発 (質量分析総合討論会)

研究者からのメッセージ
1.	臨床・創薬で活躍する分析化学今日の社会は、特にデータサイエンスの発展が加速度的に進んでいます。例えば病態の分子的メカニズム解明には、ある成分と症状の1：1の比較にとどまらず、多数の成分の変化を包括的に観察し特徴を解析するOmicsアプローチがもはや主流となりつつあります。私は、特に質量分析学を用いて、生体内に存在する代謝物やたんぱく質などを高精度に測る、新しいOmics方法を開発していきます。方法を開発するだけでなく、それをツールとして臨床/創薬現場の課題にアプローチしていき、社会へ還元することを目指します。

科研費研究者番号
10979488