研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2024-11-05 12:46:33）　

キタノ　カツノリ
北野　勝則
KITANO Katsunori

所属情報理工学部情報理工学科

職名教授

その他所属
1.	情報理工学研究科
2.	総合科学技術研究機構システム視覚科学研究センター

学歴
1.	1997/04/01～2000/03/31	京都大学情報学研究科数理工学専攻博士課程修了
2.		京都大学博士（情報学、京都大学）

職歴
1.	2011/04/01	立命館大学情報理工学部　知能情報学科教授
2.	2004/04/01 ～ 2011/04/01	立命館大学情報理工学部　知能情報学科助教授（のちに准教授）
3.	2003/04/01 ～ 2004/03/31	立命館大学理工学部　情報学科助教授
4.	2002/10/01 ～ 2003/03/31	科学技術振興事業団　CREST 研究員
5.	2000/04/01 ～ 2002/09/30	日本学術振興会特別研究員PD

所属学会
1.		日本神経科学学会
2.		Society for Neuroscience(北米神経科学学会)

研究概要
神経細胞、神経回路による情報処理脳神経系による柔軟情報処理の解明を目標とし、神経生理学、解剖学的実験事実に基づいた神経回路の数理モデルの構築とその解析を行う。

現在の専門分野
キーワード：計算論的神経科学

著書
1.	2004	Predictive synchrony organized by spike-based Hebbian learning with time-representing synfire activities(Neural Information Processing: Research and Development) │ ,pp.77-93 (共著)
2.	2003	神経細胞とシナプスの数理モデル−基礎と応用−　「日本神経回路学会誌」 │ ,vol.10 no.1 pp.11-21 (単著)

論文
1.	2024/06/13	Emergence of input selective recurrent dynamics via information transfer maximization │ Scientific Reports │ 14,13631 (共著)
2.	2023/06	Mechanisms of simultaneous linear and nonlinear computations at the mammalian cone photoreceptor synapse. │ Nature communications │ 14 (1),3486 (共著)
3.	2023/02	The network configuration in Parkinsonian state compensates network activity change caused by loss of dopamine. │ Physiological reports │ 11 (4),e15612 (単著)
4.	2023/01	Association between different sensory modalities based on concurrent time series data obtained by a collaborative reservoir computing model. │ Scientific reports │ 13 (1),173 (共著)
5.	2020	Information-theoretic approach to detect directional information flow in EEG signals induced by TMS │ Neuroscience Research │ (共著)
全件表示（31件）

学会発表
1.	2019/10/21	Changes in electroencephalogram phase dynamics induced by transcranial magnetic stimulation (Neuroscience 2019)
2.	2019/10/12	多点計測データに対する機能的結合解析 (第26回日本時間生物学会)
3.	2019/09/17	Detection of directional information flow induced by TMS based on symbolic transfer entropy (ICANN 2019)
4.	2019/09/01	A spike sorting method using differencing-based feature extraction and HDBSCAN (Neuroinformatics 2019)
5.	2018/11/05	Short-term plasticity and upregulation of bipolar-ganglion synapses can resolve the neural states both in the normal and the rd1 retinas (Neuroscience 2018)
全件表示（36件）

科学研究費助成事業
1.	2024/04/01 ～ 2029/03/31	網膜疾患における神経レジリエンスおよび病態ダイナミクスの解明 │ 基盤研究(A) (キーワード：網膜)
2.	2022/10/07 ～ 2027/03/31	色彩を支配する錐体シナプスの構造機能連関と移植シナプス再生機能解析 │ 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) (キーワード：錐体細胞, 網膜, iPS細胞, ジュウサンボンセンジリス, 数理モデル)
3.	2022/04/01 ～ 2027/03/31	リカレント時空間次元圧縮を組み込んだヒトのような人工触覚システムの開発 │ 基盤研究(A) (キーワード：スパイキングニューラルネット, 触覚, FPGA, Human Perseption, AI, Echo State Network, 触覚センサ, ロボット, 人触覚, Tactile Sensor, MEMS, Haptics, Robot)
4.	2019/04 ～ 2024/03	時空間視覚情報処理を実現する網膜ダイナミクスの機能構築理解と数理モデル構築 │ 基盤研究(A)
5.	2015/06 ～ 2020/03	脳領域間の機能的ネットワークの推定 │ 新学術領域研究
全件表示（9件）

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2015/07/01 ～ 2019/03/31	視機能再構築に向けたシステム視覚科学学際的研究拠点の創生 │ 競争的資金等の外部資金による研究

研究高度化推進制度
1.	2018/08 2018/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 網膜神経回路の数理モデル構築
2.	2016/07 2017/03	研究支援制度分類：R-GIRO研究プログラム種目：第3期拠点形成型R-GIRO研究プログラム視機能再構築に向けたシステム視覚科学研究拠点
3.	2009/09 2010/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 大脳基底核神経回路の回路動態と機能・機序の関係性の解析

授業科目
1.	情報基礎数学
2.	情報理工学特殊研究1
3.	情報理工学特殊研究2
4.	情報理工学特殊研究3
5.	情報理工学特殊研究4
全件表示（19件）

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/07 ～ 2015/07	高校等の模擬講義：光泉高校　模擬講義　脳の情報処理：記憶と学習の仕組みについて
2.	2014/11 ～ 2014/11	高校等の模擬講義：脳の情報処理：記憶と学習の仕組みについて
3.	2008/07 ～ 2009/07	高校等の模擬講義：親和女子高等学校にて大学模擬講義「脳による行動学習の仕組み」を実施

研究者からのメッセージ
1.	神経回路のダイナミクスと機能との関係性脳は時々刻々変化する環境に適応出来る柔軟な情報処理システムです。そのような情報処理を担う神経回路もまた変化に富んだ挙動を示します。神経回路の動的特性と情報処理機能との関係性を記述することを目標として、神経回路の構成要素である神経細胞、シナプスを数理モデル化し、計算機上でシミュレーションすることにより研究しています。　とりわけ最近は、学習や記憶に深く関わるシナプス可塑性という現象に注目しています。最近の実験的研究により神経細胞をつなぐシナプス自身も神経回路の詳細なダイナミクスに応じて変化することが明らかにされ、このシナプス可塑性による神経回路の自己組織化とその結果得られる回路構造と機能の関係性に興味を持っています。

ホームページ
計算神経科学研究室

科研費研究者番号
90368001

researchmap研究者コード
5000044925