研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-04-24 20:42:54）

タニ　トオル
谷　徹
TANI Toru

所属文学部人間研究学域

職名教授

その他所属
1.	文学研究科
2.	衣笠総合研究機構人文科学研究所
3.	衣笠総合研究機構間文化現象学研究センター

所属学会
1.		日本現象学会
2.		日本哲学会
3.		日本倫理学会
4.		実存思想協会
5.		Gesellschaft fuer interkulturelle Philosophie

研究テーマ
1.	「自我」と「自然」と「他者」の関わり
2.	暴力と人間存在の関わり
3.	間文化性の現象学的研究

研究概要
現代の諸問題の現象学的解明現代の諸問題は、「主観」「他者」「自然」の三項関係から生まれてきていると思われる。そうした諸問題を現象学的に「小銭」で解明しようと試みている。

現在の専門分野
哲学・倫理学(比較哲学) (キーワード：哲学（現象学および現代哲学）)

著書
1.	2021/06	Phenomenology of Xing-Xing – East Asian and European Perspectives on Mind-Nature “Awai – The Japanese concept of betweenness” │ ,66-78頁 (共著)
2.	2021/04/15	『現象学　未来からの光芒――新田義弘教授追悼論文集』「新田現象学と「歴史」」 │ 『現象学　未来からの光芒――新田義弘教授追悼論文集』 │ ,130-141頁 (共著)
3.	2021/03	Transitions -- Crossing Boundaries in Japanese Philosophy 「身体、媒体、あいだ」 │ Transitions -- Crossing Boundaries in Japanese Philosophy │ ,175-195頁 (共著)
4.	2020/09/30	『共同研究　共生――そのエトス、パトス、ロゴス』「文明・文化と「四」」 │ 共同研究　共生――そのエトス、パトス、ロゴス │ ,147-166頁 (共著)
5.	2019/10	『〈言葉〉――日独文化研究所シンポジウム――』 │ ,43-60, 183-194 (共著)
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論文
1.	2023/04	鷲田清一と離一の現象学 │ 現代思想 │ (51-5),264-278頁 (単著)
2.	2022/11	間文化現象学研究センター　記念会議講演へのコメント │ 立命館大学人文科学研究所紀要 │ (132),33-46頁 (単著)
3.	2021/11/20	二つの危機と哲学 │ 東洋学術研究 │ 60 (2),146-168頁 (単著)
4.	2021/03/31	エッセイ「生、ロゴス、パトス、エトス」 │ 文明と哲学 │ (13),97-104頁 (共著)
5.	2020/03/31	生、ロゴス、パトス │ 文明と哲学 │ (12),70-83頁 (共著)
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学会発表
1.	2019/10/27	人称と文化中国語訳「人称與文化」 (第二十四届　中国現象学会　年会)
2.	2018/09/06	身体、媒体、あいだ (4th Conference of the European Network of Japanese Philosophy)
3.	2016/12/11	私は思考しうるか？ (河合臨床哲学シンポジウム「人称――その成立とゆらぎ」)
4.	2016/09/02	媒体性の現象学的形而上学 (土井道子記念京都哲学基金「形而上学と現象学」)
5.	2016/05/05	Body, Language and Mediality (Embodiment. Phenomenology East/West)
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その他研究活動
1.	2019/06	『現象学』新田義弘著 (『わたしが選んだこの一冊』（2019）河合塾)
2.	2018/03/18	Doing Phenomenology in Different Ways (Investigaciones Fenomenologicas Sociedad Espanola de Fenomenologia)
3.	2015/07/11	谷徹氏インタビュー『文明と哲学』――――ことばの力を使いながら、未来、すなわちまだ来ていないものに対する道を準備―― (図書新聞)
4.	2011/03 ～ 2011/03	回想――近さと遠さ (渡邊二郎著作集　第11巻　月報６)
5.	2008/08 ～ 2008/08	書物が私を作った (『哲学の歴史　別巻』中央公論新社)

研究高度化推進制度
1.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 間文化現象学と暴力からの人間存在の回復
2.	2017/04 2018/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 間文化現象学と人間存在の回復(人文科学研究所)
3.	2016/04 2017/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 間文化現象学と人間存在の回復(人文科学研究所)
4.	2015/04 2016/03	研究支援制度分類：専門研究員プログラム種目：- 現象学的世界概念の包括的研究
5.	2015/04 2016/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 間文化性における知の混淆と異化(人文科学研究所)
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2014/04	「専門演習」において、manaba+Rを利用して、ドイツ語の講読の翻訳・説明を配布し、また、コミュニケーションペーパーで提出された質問などに答えて、学生の研究を補助する
2.	2010/04	専門科目「哲学概論Ⅳ」における「コミュニケーション・ペーパー」を適宜利用した、学生の授業理解の確認と質問の収集、の強化。
3.	2010/04	専門科目「哲学概論Ⅲ」における「コミュニケーション・ペーパー」を適宜利用した、学生の授業理解の確認と質問の収集。
4.	2003/04	「哲学講読演習」において、当該年度卒業生の卒業論文を集めた「論集」を作成。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2017/10 ～ 2017/10	高校等の模擬講義：模擬講義「人間研究は「驚き」から始まる」

社会における活動
1.	2013/05	日独文化研究所　理事

研究者からのメッセージ
1.	現代と哲学の問い最初はサルトルを学びたくて、哲学科に進んだ。その後、メルロ＝ポンティを研究し、さらにフッサール、ハイデガーに主要な関心が向かった。だが同時に、フーコーやデリダなどが考えようとしている諸問題(特に主体や他者の問題)も重要だと思われた。そんななかで、これらの諸問題を現象学的に解明していこうと思うようになった。というのも、自分自身の経験こそが哲学の出発点であり、現象学はまさにこれを基礎に据えて考える哲学だからである。最近は、さらに、この自分自身の経験の「影」のようなものを問いたいと思っている。