研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-02-28 12:59:14）

ミヤノ　タカヤ
宮野　尚哉
MIYANO Takaya

所属理工学部機械工学科

職名教授

その他所属
1.	総合科学技術研究機構 IoTセキュリティ研究センター

学歴
1.	1980/04/01～1985/03/31	京都大学理学系研究科化学薄膜、表面界面物性京都大学理学博士
2.	1980/04/01～1985/03/31	京都大学理学系研究科化学博士課程単位取得満期退学
3.	1976/04/01～1980/03/31	大阪大学理学部化学科卒業
4.		京都大学理学博士

委員会・協会等
1.	1996/12 ～ 1998/05	電気学会　カオス／数理と新技術調査専門委員会電気学会調査専門委員会委員

所属学会
1.		IEEE
2.		電気学会
3.		電子情報通信学会
4.		日本DDS学会
5.		日本神経回路学会
全件表示（9件）

研究テーマ
1.	カオス・非線形動力学の機械システム工学への応用
2.	経皮生薬剤配送システムの研究

研究概要
カオス・非線形動力学、および、複雑系科学を機械工学に応用し、新しい機械システムの実現を目指して研究を続けています。現在の研究テーマは以下の通り。・カオスストリーム暗号システム・集団同期現象を応用したデータクラスタリングとプラント診断への応用・非線形時系列解析・人工知能による風向風速予測・金属波面形態の深層学習による自動認識・リザーバーコンピューティングによる時系列予測・マイクロ針による経皮性薬剤配送

現在の専門分野
ソフトコンピューティング, 応用物理学一般, 機械力学・制御 (キーワード：非線形動力学，応用力学，複雑系科学)

著書
1.	2021/12/02	データ科学の基礎 │ (共著)
2.	2020/06	SGCライブラリ160 時系列解析入門 [第2版]　―線形システムから非線形システムへ― │ (共著)
3.	2017/06	機械工学テキストライブラリ USM-2 機械力学の基礎　－力学への入門－ │ (共著)
4.	2006/06	複雑系叢書１　複雑系の構造と予測 │ (共著)
5.	2002/11	SGCライブラリ19　時系列解析入門　－線形システムから非線形システムへ－ │ (単著)
全件表示（16件）

論文
1.	2021/08	Effect of gravity on synchronization of two coupled buoyancy-induced turbulent flames │ Physical Review E │ 104 (2),024218-1-024218-10頁 (共著)
2.	2020/10/01	Chaotic time series prediction by noisy echo state network │ Nonlinear Theory and Its Applications, IEICE │ 11 (4),466-479頁 (共著)
3.	2020/10/01	Design of the nonlinear look-up table in the chaotic pseudorandom number generator based on augmented Lorenz map │ Nonlinear Theory and Its Applications, IEICE │ 11 (4),571-579頁 (共著)
4.	2020/04	Spatiotemporal dynamics of a buoyancy-driven turbulent fire │ Physical Review E │ 101 (4),042214-1-042214-8頁 (共著)
5.	2019/09	Symbolic diffusion entropy rate of chaotic time series as a surrogate measure for the largest Lyapunov exponent │ Physical Review E │ 100 (3),032221-1-032221-6頁 (共著)
全件表示（73件）

学会発表
1.	2020/01/25	カオス系の記号拡散エントロピー速度に基づくKolmogorov-Sinaiエントロピー速度の推定 (電子情報通信学会　非線形問題研究会)
2.	2020/01/25	拡張Rössler方程式に基づく交代型カオス同期を用いた暗号鍵配送 (電子情報通信学会　非線形問題研究会)
3.	2019/09/12	LSTMリカレントニューラルネットワークによる風況パターン列予測 (電子情報通信学会　2019年ソサイエティ大会)
4.	2019/09/12	リザーバコンピューティングによるハイパーカオス時系列予測 (日本物理学会　2019年秋季大会)
5.	2019/09/12	拡張Lorenz写像に基づく疑似乱数生成ハードウェアにおけるビット長削減の検討 (電子情報通信学会　2019年ソサイエティ大会)
全件表示（153件）

科学研究費助成事業
1.	2018/04 ～ 2020/03	ストリーム暗号カオス総合システムに関する実証的研究 │ 基盤研究(B)
2.	2015/04 ～ 2017/03	拡張ローレンツ方程式に基づくカオス暗号およびカオス認証に関する研究 │ 基盤研究(C)
3.	2010 ～ 2013/03	カオスガスタービンの力学系と応用に関する研究 │ 基盤研究(C)

取得特許
1.		センサシステム（2005-018175）
2.		ニューロ素子（特許第3175567号）
3.		ニューロ素子（特許第3191678号）
4.		レーザー散乱光分析装置（特許第2689783号）
5.		音響センサ（特許第3248452号）
全件表示（13件）

研究高度化推進制度
1.	2014/06 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型拡張ローレンツ方程式によるカオスマスキングと量子鍵配送を併用したカオス暗号の開発
2.	2013/07 2014/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型乱流熱対流モデルを応用したカオス秘話通信に関する研究
3.	2010/09 2011/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：研究成果の国際的発信強化力学系理論のマイクロシステムへの応用
4.	2009/07 2010/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型データ同期とその応用に関する研究

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2010/06 ～ 2010/06	専門科目「マイクロマシン実験Ⅰ」において実験をも含む全般的な学習状況について面談を授業中に実施し、学生の学習状況を把握し、意思の疎通を図った。
2.	2010/06 ～ 2010/06	専門科目「マイクロ理工学Ⅱ」において、Nature Physicsに掲載された最新の論文に関連するナノ振動子の量子化条件を実際に計算する演習を課すことにより、授業意欲を高めるよう工夫した。
3.	2010/06 ～ 2010/06	専門科目「確率統計学」にて総合演習を実施し、授業内に解答のポイントを明示して実データ解析への理論の運用方法を具体的に示した。

●教育に関する発表

1.	2010/06 ～ 2010/06	学内の教員が自主的に組織する教育懇談会「月曜会」において、学系独自に整理したデータを基に所属学系の学生の学習到達度に関する現状報告を行い、今後の教育上の重点課題を議論した。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2014/10 ～ 2014/10	高校等の模擬講義：立命館大学理工学部から切り拓く人生

研究交流希望テーマ
1.	カオスストリーム暗号システムの実用化

研究者からのメッセージ
1.	非線形動力学の機械システムへの応用私の専門分野は、非線形動力学（カオス力学系）、非線形時系列解析および予測です。時系列予測には人工知能を利用しています。データ同期や人工知能による風向風速予測、カオス力学系のストリーム暗号システムへの応用、暗号解読への量子計算の応用、力学系理論の脳型計算機への応用、非線形時系列解析によるプラント故障診断等が具体的研究テーマです。人生は予測不可能であるというのが、私が信じる定理です。人生には予測を超えた人との出会いがあります。それによって、人は成長し、予想もできなかった素晴らしい展開が開けるのだと思います。私たちの研究室では、人と人の和を大切にしています。良い人間関係があるところに、予測を超えた創造と発展があると思います。

ホームページ
知能マイクロシステム研究室ホームページ