研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-05-19 10:40:03）

クマキ　タケシ
熊木　武志
KUMAKI Takeshi

所属理工学部電子情報工学科

職名教授

その他所属
1.	総合科学技術研究機構ＶＬＳＩセンター
2.	理工学研究科

学歴
1.	～2006/12	広島大学先端物質科学研究科半導体集積科学専攻博士後期課程修了
2.	～2003/03	防衛庁　防衛大学校理工学研究科情報数理専攻博士前期課程修了
3.	2006/12 (学位取得)	広島大学博士（工学）
4.	2003/09 (学位取得)	防衛庁　防衛大学校修士（工学）
5.	～1998/03	防衛庁　防衛大学校理工学専攻数学物理学科卒業

職歴
1.	2016/04	立命館大学電子理工学部電子情報工学科准教授(現在に至る)
2.	2013/04 ～ 2016/03	立命館大学電子理工学部電子情報工学科講師
3.	2010/04 ～ 2013/03	立命館大学電子理工学部電子情報デザイン学科助教
4.	2008/06	広島大学ナノデバイスバイオ融合科学研究所研究員
5.	2007/04	日本学術振興会科学研究費補助金若手研究（スタートアップ）研究員
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委員会・協会等
1.	2020/04	システムとLSIの設計技術研究運営委員会運営委員
2.	2018/04 ～ 2019/03	電子情報通信学会関西支部運営委員
3.	2018/04	電子情報通信学会会誌編集委員会委員[A]
4.	2017/04	VLSI設計技術研究専門委員会専門委員
5.	2017/01	IEEE IEEE kansai section WIE secretary
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所属学会
1.		信号処理学会 (RISP)
2.		電気学会 (IEEJ)
3.		電子情報通信学会 (IEICE)
4.		日本バイオロギング研究会
5.		米国電気電子学会 (IEEE)

研究テーマ
1.	超並列モバイルプロセッサによるアプリケーション処理
2.	LSIテロリストにより組込まれる悪意のある回路とその対策回路の研究
3.	LED照明とスマホカメラの連携による盗撮防止システムの開発
4.	プライバシー保護のための階層式画像マスキングシステム
5.	組込み機器向け高速，高画質，高耐性電子透かし方式
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研究概要
モバイル機器向けLSIとマルチメディア・セキュリティ応用の研究 ☆超並列SIMD型演算プロセッサの開発とその応用に関する研究☆ 　最大2,048並列にデータを処理する低消費電力マルチメディア処理向けSIMD型演算プロセッサを開発し，効果的な画像，暗号，及び検出処理等の研究を行う． ☆連想メモリの性能向上とその応用に関する研究☆ 　並列にデータベースの照合を行うマルチポート連想メモリを提案・開発する．マルチポート連想メモリは通常の連想メモリに対して，入出力ポートのを複数備えたメモリであり，高速なネットワークルーティングを実現できる事が分かっている． ☆ ハードウェアトロイ等による情報流出を防ぐための耐ハードウェアハッキングセキュアLSIの開発☆ 　近年現実的な脅威として懸念されているのが，LSIテロリストの手によって仕込まれるハードウェアトロイと呼ばれる回路である．現在，米国を中心に関連研究が活発化してきているが，我が国ではまだ萌芽期である．本研究では，関連状況や研究について調査するとともに，検証ボードを開発し，トリプルDESとAES暗号化回路に仕込まれるハードウェアトロイを作成して，暗号処理の無効化，及び秘密鍵の流出という被害を確認する．また，アーキテクチャレベルで効果的に動作を監視する回路を開発する． ☆防犯カメラによる撮影からプライバシーを保護するための，階層型画像マスキング技術の開発 ☆ 　我々の周りには，防犯のため多くの監視カメラが設置されているが，顔等の個人情報が無断で撮影されており，その取扱いは不明瞭な事が多い．そのため本研究では撮影画像内の人物顔等に自動でマスクをかけ，情報を保護しつつ，閲覧者の権限に応じてはずすこともできるHMFという技術を開発している． ☆モルフォロジカルウェーブレット変換を用いた，モバイル機器向け電子透かし技術の研究☆ 　電子透かしは，画像に著作権等の情報を仕込む技術である．本研究はモバイル機器向けに高速，かつ安全に情報を仕込む手法をモルフォロジカルウェーブレット変換ベースにして開発している．この技術は，圧縮や切り取り攻撃にも耐性があり高速に処理が可能である． ☆モルフォロジカルパターンスペクトラムを用いた画像改ざん検知技術の研究☆ 　デジタル画像は取り扱いが容易である半面，誰でも改ざんが可能である．そのため裁判等ではその真正性が問われる事が多い．本テーマは，微小な改ざんは検知しつつ，ノイズや回転は改ざんとしない技術を開発し，人が判断する改ざん検知に近づける事を目標とする． ☆可視光通信とイメージセンサを用いた盗撮防止技術の開発☆ 　携帯カメラが普及し，盗撮や，デジタル万引きが横行している．これらの被害を食い止めるべく，本研究では可視光通信と画像処理を用いたジャミング技術を開発する．これを用いて，制限エリアの限定や制限機能の選択等が自由に行い，よりセキュアな撮影が実現する． ☆赤外線アレイセンサとイメージセンサを搭載した低消費電力センサノードGSSEの開発☆ 　センサノードは低消費電力がもとめられるため，イメージセンサの搭載は困難である．本研究は赤外線センサを併用し，効果的な人物検知手法を開発することで，イベント検知時のみ画像を取得し大幅な消費電力の削減を実現する．

研究概要（関連画像）
1. ハードウェアトロイ検証用ボード	2. プライバシー保護技術HMFとデモシステム
3. プロトタイプGSSEとその評価	4. 提案画像改ざん検知技術の概要

現在の専門分野
情報学基礎, ソフトウエア, 知能情報学, 電力工学・電気機器工学, 電子デバイス・電子機器, 通信・ネットワーク工学, システム工学, 計算機システム・ネットワーク, 知覚情報処理・知能ロボティクス (キーワード：超並列処理，SIMD，ビットシリアルワードパラレル，画像処理，JEPG，暗号，暗号処理，AES，顔認識，Haar特徴，アダブースト，音声処理，音声認識，ハッシュ関数，連想メモリ，CAM，セルラオートマトン，CA，マルチポート，ルーティング，FMCAM，疑似乱数，セキュリティ，セキュアLSI，ハードウェアトロイ，耐ハッキングLSI，LED，電波指紋，植物生育，超音波，バイオロギング)

論文
1.	2019/03	超並列SIMD型プロセッサコアMX-1を利用したモルフォロジカルパターンスペクトラムの並列処理について │ 電気学会論文誌 (C) │ 139 (3),237-246 (共著)
2.	2018/03	Morphological methods in image processing for embedded processors │ Journal of Signal Processing │ 22 (2),25-45 (共著)
3.	2017/10	Hierarchical-masked image filtering for privacy-protection │ IEICE Transactions on Information & Systems │ E100-D (10),2327-2338 (共著)
4.	2017/01	Secure data processing with massive-parallel SIMD matrix for embedded SoC in digital-convergence mobile devices │ IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering │ 12 (1),96-104 (共著)
5.	2016/11	Method of video transcoding from MPEG-2 to HEVC with picture structure information │ Journal of Signal Processing │ 20 (6),283-290 (共著)
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学会発表
1.	2020/10/11	Live demonstration: Development of LED-Based Stego-Panel for New smartphone Usage (IEEE International Symposium on Circuits And Systems (ISCAS))
2.	2020/03	データロガーの加速度検知制御による低消費電力化の検討について (2020年電子情報通信学会総合大会)
3.	2020/03	植物工場向け低消費電力化LEDシステムの検討 (2020年電子情報通信学会総合大会)
4.	2020	A study on specific emitter identification method using allan variance (RISP International workshop on Nonlinear Circuit (NCSP))
5.	2020	Development of flicker-noise-based lightiing communication mathod (RISP International workshop on Nonlinear Circuit (NCSP))
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その他研究活動
1.	2019/08	野菜工場の生育促進の研究 (京都新聞)
2.	2018/12	LED照明の点滅を制御して，盗撮防止機能を付加フリッカーによる黒い縞模様で，撮影画像を劣化 (加工技術協会コンバーテック Future Vision私の未来学)
3.	2018/08	UDAYAVANI - KANNADA DAILY - MANIPAL
4.	2016/10	盗撮と戦う!京都・鉄道警察隊に密着 (ニュース報道)
5.	2014/09/04 ～ 2014/09/05	LED照明とスマホカメラの連携による盗撮防止システムを開発～駅や電車などの公共空間を制御し、スマホ等による盗撮被害を防ぐ～ (日本経済新聞，読売新聞，京都新聞，中日新聞，産経新聞，朝日新聞，毎日新聞，日刊工業新聞)
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受賞学術賞
1.	2006/10	情報処理学会第126回SLDM研究会優秀発表学生賞
2.	2007/05	第9回LSI IPデザイン・アワード開発奨励賞
3.	2008/04	第10回LSI IPデザイン・アワード開発奨励賞
4.	2012/09	情報ハインディング及びその評価委員会 3. 第1回電子透かしコンテスト認定方式
5.	2013/03	信号処理学会 RISP International workshop on Nonlinear Circuit, computer and Signal Processing (NCSP) 2013, Student paper award (Morphological pattern spectrum-based objects detection for protecting privacy)
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科学研究費助成事業
1.	2005 ～ 2006	多並列検索処理を実現するマルチポート連想メモリの集積化技術とその応用に関する研究 │ 特別研究員奨励費
2.	2007 ～ 2008	ポストノイマンアーキテクチャによるマルチメディアデータ処理LSI の開発 │ 若手研究（スタートアップ）
3.	2009 ～ 2012/03	腫瘍検出のための生体内電磁波伝搬の研究（分担） │ 基盤研究(A)
4.	2012 ～ 2015/03	LSIトロイ回路の対策に関する研究-社会に忍び寄るLSIテロリストから人々を守る │ 若手研究(B)
5.	2012 ～ 2015/03	隣接結合セルによる計算原理とシステム化(分担） │ 基盤研究(C)
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共同・受託研究実績
1.	2005/04 ～ 2006/12	日本学術振興会科学研究費補助金特別研究員奨励費多並列検索処理を実現するマルチポート連想メモリの集積化技術とその応用に関する研究, 特別研究員
2.	2007/04 ～ 2009/03	日本学術振興会科学研究費補助金ポストノイマンアーキテクチャによるマルチメディアデータ処理LSIの開発, 若手研究 (スタートアップ)
3.	2012/04 ～ 2014/03	日本学術振興会科学研究費補助金隣接結合セルによる計算原理とシステム化, 基盤研究 (C)
4.	2009/04 ～ 2012/03	日本学術振興会科学研究費補助金腫瘍検出のための生体内電磁波伝搬の研究, 基盤研究 (A)
5.	2012/04 ～ 2015/03	日本学術振興会科学研究費補助金 LSIトロイ回路の対策に関する研究-社会に忍び寄るLSIテロリストから人々を守る, 若手研究 (B)
全件表示（20件）

取得特許
1.	2005/05	符号化装置（2005-146-211）
2.	2005/10	プロセッサおよびそれを用いたテーブル変換方法（2006-283803）
3.	2008/04	連想メモリ（2008/001065）
4.	2008/07	圧縮処理装置および圧縮処理方法（特願2008-552632）
5.	2009/01	半導体装置（2009-006947）
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研究高度化推進制度
1.	2014/07 2015/03	研究支援制度分類：実用化・社会実装促進プログラム種目：- LED照明環境下における盗撮防止システムの開発～スマホ等による被害を防ぐために～

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2010/09 ～ 2010/02	担当講義である“電子情報デザイン応用演習”において，講義だけでなく講義に用いるサーバ等のメンテナンスをTAの学生とともに行った．これにより学生との相互交流が図れた．
2.	2010/04 ～ 2010/07	担当科目である“コンピュータネットワーク”に関して，講義の終わりに何でも出席兼ご意見用紙を配布した．意見は講義だけでなくノンジャンルとして，意見をくれた学生には必ずメール等で返信を行った．
3.	2010/04 ～ 2010/07	担当講義である“応用C言語”に関して，プログラムだけでなくサーバやコンピュータの話も織り交ぜて学生の興味を持続させた．また，コミュニケーションペーパを用いて講義時間外でもメール等で交流を図った．

研究者からのメッセージ
1.	個人ホームページ私についてはコチラ http://www.ritsumei.ac.jp/~kumaki/kumaki_hp/member.html http://www.ritsumei.ac.jp/~kumaki/kumaki_hp/career.html

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