研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2020-09-29 17:36:04）　

ムネモト　シンサク
宗本　晋作
MUNEMOTO Shinsaku

所属理工学部建築都市デザイン学科

職名教授

その他所属
1.	理工学研究科
2.	衣笠総合研究機構歴史都市防災研究所

学歴
1.	～2008/09	京都大学工学研究科建築学専攻博士課程修了博士（工学）
2.	～2010/03	京都大学ナノメディシン融合教育ユニット修了
3.	～1996/03	京都大学工学部建築学科卒業
4.	～1998/03	京都大学工学研究科建築学専攻修士課程修了

職歴
1.	2008/04 ～ 2015/03	京都精華大学非常勤講師
2.	2008/01 ～ 2008/03	岡山県西粟倉村雇用対策協議会人材育成研修講師
3.	2006/10	宗本晋作建築設計事務所主宰（現在に至る)
4.	1998/04 ～ 2004/09	株式会社日建設計設計部設計室

委員会・協会等
1.	2019/04 ～ 2021/03	日本建築学会デザイン科学数理知能小委員会
2.	2019/04 ～ 2021/03	日本建築学会 AIの利活用に関する特別調査委員会
3.	2019/04 ～ 2020/03	舞鶴市舞鶴市赤れんが倉庫群保存活用計画懇話会委員
4.	2019/04 ～ 2020/03	舞鶴市舞鶴自然文化園あり方懇話会

所属学会
1.		京都府建築士会
2.		日本感性工学会
3.		日本建築家協会
4.		日本建築家協会　登録建築家
5.		日本建築学会
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資格・免許
1.	1995	一級建築士(第287627号)

研究テーマ
1.	人間の感性評価を取り入れた設計方法の研究
2.	数理的手法を用いた設計方法の研究
3.	生理学的なエビデンスに基づく設計方法の研究

研究概要
都市や建築空間と人間の感覚や認知、行動との関係性を捉え、建築計画と設計の方法に反映する研究人間の感覚や行動、生理学的な反応に基づく合理的な建築を計画し、設計することは大切である。しかしながら、設計者は明確な根拠を持って、狙った印象やよい評価を受けるような建築のデザインを生み出しているわけではない。建築計画学には多くの基礎的な理論やルールはあるものの、最終的なデザインは、設計者の個人的な感覚や知識に基づいている。そのため、設計者がデザインを作り上げる過程を理論的に説明することは極めて困難であり、科学的にもそのメカニズムはほとんど解明されていない。これまで、感性は人間の行動や設計の創造性の原動力となっていると考え、感性を取り入れた設計方法についての研究を行ってきた。これは、人間の感性と建築（環境）をシステムとして捉えて、その振る舞いから設計解を導き出そうとするものであり、利用者の選好と空間を構成する要素との関係をモデル化し、他者と共有できる知識としてきた。近年、人間のモニターリング技術や非線形の解析手法等により、建築や都市における空間と、人間の感覚や認知、行動との複雑な関係を曖昧なまま扱うことが可能になってきた。これらの手法を用いて、人間により合理的な建築を目指し、生理学的なエビデンスを用いた設計方法を構築すべく、人間の感性や視覚や脳の生理学的な反応をモデル化し、設計の方法に取り込むことを試みている。

現在の専門分野
ソフトコンピューティング, 感性情報学, 都市計画・建築計画, 建築史・意匠 (キーワード：建築計画、設計方法、展示計画、室配置、空間要素感性評価、空間嗜好、印象設計知識、確率推論最適化、ラフ集合理論、ベイジアンネットワーク、自己組織化マップ)

著書
1.	2019/10	HAN’S VILLA │ ,52-57

論文
1.	2019/12	移動コストを考慮した街路ネットワークの媒介中心性分析 │ 第42 回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集 │ ,pp.114–117
2.	2017/07	GISを用いた木造密集市街地における袋路の避難経路の抽出方法に関する研究 │ 歴史都市防災論文集 │ 11,143-150
3.	2016/11	ベイジアンネットワークを用いた緑視率に基づく緑環境評価の確率モデルに関する研究 │ 日本建築学会計画系論文集 │ 81 (729),2411-2419
4.	2016/09	全方位緑視率を用いた緑地環境に対する印象評価推定モデル作成と検証－全方位緑視率と印象評価実験をもとにした自己組織化マップを用いて－ │ 日本建築学会計画系論文集 │ 81 (727),2083-2093
5.	2016/03	緑ノビル │ 日本建築学会作品選集2016 │ 131,pp176-177
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学会発表
1.	2019/09/06	注視傾向に基づく点群を用いた街路の色彩の定量分析に関する研究（口頭発表，一般）
2.	2019/09	多次元グラフ理論による建築都市の定量把握（口頭発表，一般）
3.	2019/06/30	注視傾向に基づく点群を用いた街路の色彩の定量分析に関する研究（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
4.	2018/11	22 Pieces （ポスター）
5.	2018/10	Green Hill （ポスター）
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その他研究活動
1.	2019/12/05 ～ 2019/12/07	エコプロ2019立命館大学展示会場 (東京ビッグサイト　エコプロ2019)
2.	2018/04 ～ 2018/12	KINOSAKI TOKIWA GARDEN (兵庫県豊岡市城崎町湯島788)
3.	2017/04 ～ 2018/03	韓国ドンレ駅保存に向けての調査報告書 (釜山)
4.	2016/05/25 ～ 2016/05/30	Exhibition SMA（建築展覧会　個展） (韓国　大邱　CAFE NANANGURU)
5.	2015/04/01 ～ 2015/10/30	エネマネハウス2015ZEH＋水-水と暮らしの重ね箱- (神奈川県横浜市)
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受賞学術賞
1.	2019/10	韓国建築家協会大韓民国慶尚北道建築大展招待作家賞（最優秀） (H　HOUSE)
2.	2015/05	日本建築学会日本建築学会賞（業績賞） (「失われた街」模型復元プロジェクト)
3.	2014/12	鹿島出版会 SD REVIEW 2014 入選「裏錦・空錦・小錦」 (裏錦・空錦・小錦)
4.	2014/10	公益財団法人都市緑化機構環境大臣賞「緑ノビル」 (緑ノビル)
5.	2014/09	公益社団法人日本デザイン振興会 2014年度グッドデザイン賞「距離感の家-4.5mの輪‐」 (距離感の家-4.5mの輪‐)
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科学研究費助成事業
1.	2015/04 ～ 2016/03	生理学に基づく街路の緑環境評価ガイドラインの策定 │ 挑戦的萌芽研究
2.	2013/04 ～ 2015/03	生理学に基づく伝統的建造物保存地区に対する景観ガイドラインの策定 │ 挑戦的萌芽研究

研究高度化推進制度
1.	2013/08 2014/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究・災害研究枠被災地における住民の記憶や関心に合わせた復興計画の策定方法に関する研究―宮古市鍬ヶ崎まちづくり協議会を対象として―
2.	2010/06 2011/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究生理的反応に基づく建築ファサードの構成法に関する研究

授業科目
1.	(教)工業技術概論
2.	スタジオ実習1
3.	教養ゼミナール
4.	建築デザイン特論
5.	建築計画Ⅰ
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2010/09	基礎専門科目「建築計画Ⅰ」において「コミュニケーションペーパー」を毎回利用し、学生から授業の感想・要望聴取を行い、授業改善へ活用した。疑問点等は、次回授業で必ず回答し、学生との意思疎通を心がけた。
2.	2010/09	専門科目「建築計画Ⅱ」において「コミュニケーションペーパー」を毎回利用し、学生から授業の感想・要望聴取を行い、授業改善へ活用した。疑問点等は、次回授業で必ず回答し、学生との意思疎通を心がけた。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/11 ～ 2015/11	高校等の模擬講義：洛北高校模擬講義　人間観察から未来の建築を考える
2.	2015/05 ～ 2015/06	高校等の模擬講義：立命館宇治高校「生命科学部研究室訪問理工学部研究室訪問」を担当した。