研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-10-30 10:56:48）

ツボ　ヤスヒロ
坪　泰宏
TSUBO YASUHIRO

所属情報理工学部情報理工学科

職名准教授

その他所属
1.	情報理工学研究科
2.	総合科学技術研究機構システム視覚科学研究センター
3.	総合科学技術研究機構ロボティクス研究センター

学歴
1.	2004/03 (学位取得)	京都大学博士(理学)
2.	～1998/03	京都大学理学部卒業
3.	～2000/03	京都大学大学院情報学研究科複雑系科学専攻修士課程修了
4.	～2004/03	京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士後期課程修了

職歴
1.	2004/04/01 ～ 2005/03/31	玉川大学学術研究所 COE研究員
2.	2005/04/01 ～ 2006/03/31	独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター特定協力研究員
3.	2006/04/01 ～ 2013/03/31	独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター研究員
4.	2011/04/01 ～ 2013/03/31	日本大学医学部兼任講師
5.	2013/04/01 ～ 2016/03/31	独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター客員研究員
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委員会・協会等
1.	2021/06/09 ～	Frontiers in Frontiers in Applied Mathematics and Statistics Review Editor for Dynamical Systems
2.	2021/03 ～	Frontiers in Neural Circuit Review Editor
3.	2013/12 ～	Frontiers in Computational Neuroscience Review Editor
4.	2017/06 ～	電子情報通信学会複雑コミュニケーションサイエンス研究専門委員会顧問
5.	2020/12/21 ～ 2021/07/01	NOLTA, IEICE, "Special Section on Recent Progress in Nonlinear Theory and Its Applications" Guest Co-Editor
全件表示（11件）

所属学会
1.		Society for Neuroscience
2.		電子情報通信学会
3.		日本神経科学学会
4.		日本神経回路学会
5.		日本物理学会

現在の専門分野
統計科学, 数理物理・物性基礎, 生物物理・化学物理・ソフトマターの物理, 神経生理学・神経科学一般 (キーワード：理論神経科学，電気生理学，局所回路，脳情報処理，非線形力学，確率過程論)

著書
1.	2015/10	脳神経外科診療プラクティス6 脳神経外科医が知っておくべきニューロサイエンスの知識 │ ,13-15 (共著)

論文
1.	2022/10/21	Dual sampling neural network: Leaning without explicit optimization │ Physical Review Research │ (共著)
2.	2022/10/11	Detection and categorization of severe cardiac disorders based solely on heart period measurements │ Scientific Reports │ 12,17019 (共著)
3.	2022/10/04	A neuronal prospect theory model in the brain reward circuitry │ Nature Communications │ 13,5855 (共著)
4.	2022/05/18	Spatiotemporal dynamics of odor representations in the human brain revealed by EEG decoding. │ Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America │ 119 (21),e2114966119 (共著)
5.	2018/05/08	Different activity patterns in retinal ganglion cells of TRPM1 and mGluR6 knockout mice │ BioMed Research International │ 2018,Article ID 2963232 (6 pages) (共著)
全件表示（27件）

学会発表
1.	2022/07/02	A neuronal prospect theory model in the brain reward circuitry (The 45th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society)
2.	2022/06/29	MachBands知覚に関連する視覚野事象関連電位 (2022年度第1回電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会)
3.	2022/06/29	シンボルに結びつく情報の付加がゲシュタルト崩壊に与える影響 (2022年度第1回電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会)
4.	2022/06/29	視聴覚ノイズがMcGurk効果と事象関連電位に及ぼす影響 (2022年度第1回電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会)
5.	2021/11/18	スパイキングリザバーネットワークにおけるスパイク遅延の効果 (電子情報通信学会複雑コミュニケーションサイエンス研究会)
全件表示（107件）

受賞学術賞
1.	2011/06	The 3rd International Conference on Cognitive Neurodynamics The 3rd International Conference on Cognitive Neurodynamics, Best Paper Award (Long-tailed statistics of corticocortical EPSPs: Origin and computational role of noise in cortical circuits)
2.	2009/09	日本神経回路学会日本神経回路学会第19回全国大会研究賞 (皮質神経細胞の不規則発火時系列が示唆する情報原理)

科学研究費助成事業
1.	2022/06/16 ～ 2024/03/31	構成細胞のスパイク統計特性に着目した適応機能の要素回路抽出法の開発 │ 学術変革領域研究(A) (キーワード：スパイク統計, 神経回路, ヘテロジニティ, 大規模神経活動データ)
2.	2022/04/01 ～ 2025/03/31	不規則感覚同調運動における動的確率情報処理の脳内実装様式の解明 │ 基盤研究(C) (キーワード：脳神経科学, バイアス, 局所回路, 確率型情報処理)
3.	2019/04 ～ 2022/03	感覚運動連関におけるバイアスを利用したミクロスコピックな確率的情報処理の解明 │ 基盤研究(C)
4.	2014/04 ～ 2017/03	低電力駆動確率演算素子としての神経細胞の作動原理の解明 │ 基盤研究(C)
5.	2010/04 ～ 2013/03	皮質神経回路のスパイク時系列から読み解く新しい情報処理原理 │ 若手研究(B)
全件表示（7件）

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2018/09/05 ～ 2021/02/28	未来共生社会にむけたニューロモーフィックダイナミクスのポテンシャルの解明（ニューロモルフィック工学に応用展開する神経科学・物理・数理工学） │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発

共同・受託研究実績
1.	2017/04 ～ 2018/03	クロスモーダル効果の評価およびマーケティングへの応用 │ 共同研究
2.	2016/05 ～ 2017/03	クロスモーダル効果の評価及びマーケティングへの応用 │ 共同研究
3.	2016/04 ～ 2021/03	ウェアラブル脳波計を用いたブレインマシンインターフェース │ 共同研究
4.	2017/11 ～ 2018/09	事象関連電位を用いた香りと色のマッチ度合いの評価 │ 受託研究
5.	2016/10 ～ 2017/03	脳波計測器を用いた香りと視覚画像とのマッチ度合の評価実験系の構築 │ 受託研究
全件表示（7件）

取得特許
1.	2019/10	定量化方法、演算装置、及び、コンピュータプログラム（特願2019-191739）

研究高度化推進制度
1.	2014/04 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究揺らぎを用いた大域的ネットワーク構造の特徴抽出
2.	2013/07 2014/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型確率演算素子としての神経細胞の作動原理

研究者からのメッセージ
1.	電気生理学実験と数理物理，データ解析，コンピュータシミュレーションを用いて，大脳皮質における情報処理の基本原理の解明を目指しています．また，脳の情報処理を模倣した低消費エネルギーかつ柔軟な新しいコンピュータアーキテクチャを築きあげることを目指しています．現在は，特に大脳皮質の各領野に共通する構造「局所回路」に着目し，局所回路の層構造と神経発火活動の確率的な挙動に情報処理原理解明の足がかりがあるのではないかと考えています．物理学や数理工学を用いた神経活動データ解析や数理モデル構築，神経活動の電気計測システム構築やそのシステムによる実験，など様々なアプローチをとることにより，また電子，通信など人工デバイスと脳の情報処理様式の比較することにより，数理物理，情報工学，神経科学それぞれに対して新しい視点と世界を見つけられるのでは，と期待しています．

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神経情報システム研究室

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外部研究者ID
ORCID ID
0000-0002-7013-9409