研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-05-19 11:23:44）

マツムラ　ヒロヨシ
松村　浩由
MATSUMURA HIROYOSHI

所属生命科学部生物工学科

職名教授

その他所属
1.	生命科学研究科

学歴
1.	～2000/03	大阪大学大学院工学研究科物質化学専攻博士後期課程修了博士（工学）
2.	～1995/03	大阪大学工学部応用精密化学科卒業
3.	～1997/03	大阪大学大学院工学研究科物質化学専攻博士前期課程修了
4.	～1991/03	奈良高校卒業

職歴
1.	2015/04/01	立命館大学生命科学部教授
2.	2008/06/01 ～ 2015/03/31	大阪大学大学院工学研究科准教授
3.	2005/07/01	株式会社創晶技術顧問（兼業）
4.	2004/07/23 ～ 2006/03/22	日本学術振興会海外特別研究員（英国ケンブリッジ大学客員研究員）
5.	2000/04/01 ～ 2008/05/31	大阪大学大学院工学研究科助手

委員会・協会等
1.	2013/09 ～ 2015/03	世界結晶年日本委員会実行委員
2.	2012/04	日本結晶学会広報委員
3.	2010/04 ～ 2012/03	日本結晶学会情報委員
4.	2010/04 ～ 2012/03	日本結晶学会男女共同参画推進委員
5.	2003/04 ～ 2004/06	日本放射光学会編集委員

所属学会
1.		日本化学会
2.		日本結晶学会
3.		日本結晶成長学会
4.		日本植物生理学会
5.		日本生化学会
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資格・免許
1.	1999	甲種危険物取扱者免状

研究テーマ
1.	光合成関連タンパク質の構造機能解析
2.	創薬を目指した構造生物学

研究概要
自然環境の改善と創薬に貢献する構造生命科学大気中の二酸化炭素濃度の上昇による地球温暖化問題の解決は喫緊の課題です。また、近年、地球規模での環境悪化や人口増加によって感染症などの病気が万延しているため、新しい創薬の手法を開発することも必要となっています。本研究室では、光合成生物の二酸化炭素固定に関わるタンパク質、ならびに病気や感染症に関わるタンパク質を、X線結晶構造解析／X線小角散乱／電子顕微鏡／１分子計測といった手法を組み合わせて多面的に調べ、それらのタンパク質の構造、働き、動きを調べ（メカニズム解明）、働きを制御する（創薬）手法の開発を行っています。他大学（米国など海外を含む）・企業・研究所と共同で研究を行うことで、自然環境の改善と創薬を目指しています。

現在の専門分野
ナノバイオサイエンス, ゲノム生物学, 分子生物学, 構造生物化学, 生物物理学, 植物分子・生理科学, 応用生物化学 (キーワード：構造生物学、X線結晶解析、タンパク質複合体、小角散乱、電子顕微鏡、ハイブリッド構造解析)

著書
1.	2013/12	タンパク質結晶の最前線 │ ,130-136 (共著)
2.	2011/07	未来技術を創る連携の輪と和、それと研究者・技術者の熱意 │ ,95-108 (共著)
3.	2011/03	結晶成長の新技術 │ ,5-12 (共著)
4.	2008/06	タンパク質結晶の新展開～構造解析編～ │ ,167-177 (共著)
5.	2006/01	Structural biology of membrane proteins: An introduction to detergents and their use in membrane protein │ ,72-95 (共著)

論文
1.	2020/11	Hybrid Rubisco with Complete Replacement of Rice Rubisco Small Subunits by Sorghum Counterparts Confers C4 Plant-like High Catalytic Activity. │ Molecular plant │ 13 (11),1570-1581 (共著)
2.	2020/09	Crystal structure of a GH1 β-glucosidase from Hamamotoa singularis. │ Protein science : a publication of the Protein Society │ 29 (9),2000-2008 (共著)
3.	2020/06	Affinity shift of ATP upon glycerol binding to a glycerol kinase from the hyperthermophilic archaeon Thermococcus kodakarensis KOD1 │ J Biosci. Bioeng. │ 129 (6),657-663 (共著)
4.	2020/02	Crystal structures of the cell division protein FtsZ from Klebsiella pneumoniae and Escherichia coli │ Acta Cryst. │ F76,86-93 (共著)
5.	2019/12	Structure-guided design of a fluorescent probe for visualization of FtsZ in clinically important Gram-positive and Gram-negative bacteria pathogens │ Sci. Rep. │ 9,20092 (共著)
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学会発表
1.	2019/04/23	Dynamic structural analysis and drug design of S. aureus FtsZ (The 92nd Annual Meeting of Japanese Society for Bacteriology)
2.	2019/03/29	The 2nd Residue of GPCR Helix 8 May Control Transient and Specific Interaction with its G Protein (第9回アジア・オセアニア生理学会連合大会（FAOPS2019）)
3.	2019/03/24	Engineering by Proxy: Monobody-mediated alteration of enzyme specificity (農芸化学会2019年度大会)
4.	2018/09/21	超好熱性プロテアーゼの立体構造から観る蛋白質安定化機構 (立命館大学総合科学技術研究機構琵琶湖Σ×生物資源×食総合研究センター合同シンポジウム)
5.	2018/09/21	有用ポリマー合成酵素の構造基盤 (立命館大学総合科学技術研究機構　琵琶湖Σ×生物資源×食総合研究センター合同シンポジウム)
全件表示（43件）

受賞学術賞
1.	2012/11	日本結晶成長学会日本結晶成長学会　論文賞
2.	2011/05	大阪大学大阪大学共通教育賞
3.	2011/03	日本農芸化学会日本農芸化学会トピックス賞
4.	2008/04	文部科学省科学技術分野の文部科学大臣表彰 (高精度構造解析用革新的タンパク質結晶化と加工技術の研究)
5.	2007/12	日本結晶学会日本結晶学会賞進歩賞 (二酸化炭素固定酵素のＸ線構造解析による構造-機能相関の解明)

科学研究費助成事業
1.	2019/04 ～ 2020/03	C4光合成を調節する新規分子の動的構造機能解析 │ 新学術領域研究
2.	2018/04 ～ 2020/03	細胞分裂装置Divisomeのマルチプローブを用いた統合的解析 │ 基盤研究(C)
3.	2017/04 ～ 2018/03	光量変動と代謝調節をつなぐ新規分子の定量的手法を取り入れた構造機能解析 │ 新学術領域研究
4.	2014/04 ～ 2016/03	細菌の細胞分裂ダイナミクスの構造機能相関解析 │ 新学術領域研究
5.	2013/04 ～ 2016/03	Tup1-Cyc8コリプレッサー複合体の構造機能解析 │ 基盤研究(C)
全件表示（8件）

研究高度化推進制度
1.	2020/10/01 2021/03/31	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- 国際連携による新しい酵素改変法の評価と成果発信

研究者からのメッセージ
1.	研究を通じて深い洞察力と協調力を育もう研究は、これまで世の中の誰もが為しえなかったことに対する挑戦です。結果が出れば、その時点では世界で自分しかその結果を知らない訳ですから、その時の感動は何事にも代えがたいものです。一方で、新たな挑戦ということは、事がスムーズに進まないことも多いです。そのためにも、高いレベルの洞察力、計画力、実行力、技術力を養成する努力を怠らないことが重要です。しかしそれだけでも不十分です。自分の能力だけでなく、議論を上手に利用する能力、周りの人々からの協力をうまく引き出す力、それらを集結させる力といった「協調力」も必要となります。これら研究に必要な能力とは、よく考えてみますと学生の皆さんが社会に出てから必要となる能力ではないでしょうか。つまり大学での研究活動とは、皆さんが社会で活躍するために必要な能力を育むことでもあります。社会に出てからより大きく飛躍したい（して欲しい）、その思いを互いに持ちつつ、是非一緒に研究を楽しみ、深い洞察力と協調力を養成しましょう。

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構造生命科学研究室 (松村研究室)