研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-11-20 19:11:33）

マツダ　ヒロキ
松田　大樹
MATSUDA HIROKI

所属生命科学部生命医科学科

職名助教

学歴
1.	2003/03 (学位取得)	東北大学博士（理学）
2.	2000/03 (学位取得)	東北大学修士（理学）
3.	～1998/03	東北大学理学部生物学科卒業
4.	～2000/03	東北大学大学院理学　研究科生物学　専攻博士前期課程修了
5.	～2003/03	東北大学大学院理学　研究科生物学専攻博士後期課程修了

職歴
1.	2018	立命館大学生命科学部生命医学科特任助教
2.	2017 ～ 2018	東北大学大学院生命科学研究科博士研究員
3.	2013 ～ 2016	マックスプランク心臓肺研究所博士研究員
4.	2009 ～ 2012	ジョンズホプキンス大学医学部博士研究員
5.	2006 ～ 2009	米国立衛生研究所(NICHD/NIH) 博士研究員
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委員会・協会等
1.	2020/12 ～	第27回小型魚類研究会　実行委員会実行委員

所属学会
1.		International Zebrafish Society
2.		国際発生生物学会
3.		日本生理学会
4.		日本糖尿病・肥満動物学会
5.		日本動物学会
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研究テーマ
1.	膵島の発生・再生とグルコースホメオスタシス

研究概要
膵β細胞の再生機構の解明グルコースは生体における主要なエネルギー源である一方で、高い毒性も持ち、適切な血糖値の維持が生命の維持において必要不可欠である。インスリンはグルコースの低下を誘導する唯一の生体ホルモンであり、それを産生する膵β細胞は、グルコースホメオスタシスの中心的な組織である。しかしながら、哺乳類の膵β細胞は再生能が低く、それゆえ、その欠損ならびに機能不全はそれぞれ一型ならびに二型糖尿病の原因となる。一方で、脊椎動物の遺伝学的研究モデルであるゼブラフィッシュの膵β細胞は高い再生能をもち、生涯を通じて正常な機能を持った膵β細胞の再生をすることができる。このような、再生能の高い動物の再生過程の分子細胞メカニズムの理解は、再生できない動物の再生能向上させるための、有効で独自性の高い情報を提供できる。それゆえ、一つのプロジェクトとして、再生能が高いゼブラフィッシュがどのように機能を持った膵β細胞を再生していくのかそのメカニズムの理解を、様々なトランスジェニック動物とミュータントを駆使し行い、さらには再生できない動物がなぜ再生できないのかその本質的な理解をすることを通し、再生のできない動物の再生能向上を目指す。さらに、この他にもこのトピックにとらわれない、ゼブラフィッシュという動物の特徴を生かした新たな研究も行う予定である。

現在の専門分野
分子生物学, 細胞生物学, 発生生物学, 生理学一般, 内分泌学 (キーワード：膵臓、膵β細胞、発生生物学、再生生物学、内分泌学、グルコースホメオスタシス)

著書
1.	2020/11	第14章・創薬への応用 │ ゼブラフィッシュ実験ガイド │ ,104-108頁 (単著)

論文
1.	2022/02	Zebrafish pancreatic β cell clusters undergo stepwise regeneration using Neurod1-expressing cells from different cell lineages │ Research Square │ (共著)
2.	2021/05	Thyroid hormones regulate goblet cell differentiation and Fgf19-Fgfr4 signaling │ Endocrinology │ 162 (5),1-13頁 (共著)
3.	2019/11	Disruption of the pancreatic vasculature in zebrafish affects islet architecture and function │ Development │ 146 (21),dev173674 (共著)
4.	2018/12	Screening for insulin-independent pathways that modulate glucose homeostasis identifies androgen receptor antagonists │ eLife │ 7,E42209 (共著)
5.	2018/11	Whole organism chemical screening identifies modulators of pancreatic β cell function │ Diabetes │ 67 (11),2268-2279 (共著)
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学会発表
1.	2022/11/14	ゼブラフィッシュ成魚における膵β細胞集合体の再生 (第8回ゼブラフィッシュメダカ創薬研究会)
2.	2022/09/10	ゼブラフィッシュは異なる細胞系譜のNeurod1発現細胞を用い膵β細胞集合体を段階的に再生する (日本動物学会第93回早稲田大会)
3.	2022/09/02	Zebrafish pancreatic β cell clusters undergo stepwise regeneration using Neurod1-expressing cells from different cell lineages (第28回小型魚類研究会)
4.	2022/06/02	Zebrafish pancreatic β cell clusters undergo stepwise regeneration using Neurod1-expressing cells from different cell lineages (第55回日本発生生物学会)
5.	2022/05/14	ゼブラフィッシュ膵β細胞集合体は細胞系譜が異なるNeurod１発現細胞を用い機能と形態を再生する (日本動物学会近畿支部春季研究発表会)
全件表示（40件）

受賞学術賞
1.	2009/08	Marine Biological Laboratory Financial aid award for Zebrafish Development & Genetics course
2.	2004/03	日本学術振興会海外特別研究員

科学研究費助成事業
1.	2020/04 ～ 2022/03	膵β細胞再生過程におけるNeurod1発現細胞の解析 │ 基盤研究(C)
2.	2002/04 ～ 2004/02	ツメガエル四肢再生能と背腹軸形成-ツメガエル成体の四肢再生のために- │ 特別研究員奨励費
3.	2002/04 ～ 2005/03	四肢の再生における分岐と分節に関する研究 │ 基盤研究(A)

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2021/10 ～	膵β細胞再生過程を制御する細胞分子機構の解明 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 内藤記念科学奨励金研究助成

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型幹細胞と分化転換ー膵β細胞再生過程における分子細胞メカニズムー
2.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型膵β細胞再生過程におけるクロマチン動態の解析
3.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型膵β細胞再生過程機能回復期の分子細胞メカニス?ムの解明

研究者からのメッセージ
1.	人がまだ見てない景色を見るために、人が歩いてない道を見つけて歩いてみる。研究ってそんな感じです。

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