研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-03-28 02:50:06）

ツドメ　マサトシ
津止　正敏
TSUDOME Masatoshi

所属産業社会学部現代社会学科

職名教授

その他所属
1.	OIC総合研究機構医療介護経営研究センター
2.	社会学研究科
3.	衣笠総合研究機構人間科学研究所

学歴
1.		立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士前期課程修士課程修了修士 (社会学)
2.		社会学修士(立命館)
3.		立命館大学産業社会学部産業社会学科卒業

職歴
1.	1982/04/01 ～ 2001/03/31	京都市社会福祉協議会 (地域福祉部長・ボランティア情報センター長等)

委員会・協会等
1.	2020/06	公益財団法人京都新聞社会福祉事業団理事
2.	2017/06	宇城久社会保障推進協議会議長
3.	2015/06	一般社団法人日本エルダーライフ協会監事
4.	2015/04	茨木市総合保健福祉計画審議会地域福祉分科会長
5.	2011/11	一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事
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所属学会
1.		日本社会福祉学会
2.		日本地域福祉学会

研究テーマ
1.	地域福祉プログラムの臨床研究
2.	男性介護者の介護実態と家族介護者支援に関する実証研究

研究概要
地域福祉プログラムの臨床研究地域福祉の理論と実践の主要なテーマとされてきた社会福祉における「住民主体」の原則を、地域社会の諸問題に対応して様々に展開されている地域福祉・ボランティア活動の臨床研究を通して検証する。

現在の専門分野
社会学(含社会福祉関係) (キーワード：社会福祉・地域福祉・ボランティア)

著書
1.	2021/02/25	男が介護する-家族の介護の実態と支援の取り組み- │ (単著)
2.	2019/04	長寿社会を生きる－健康で文化的な介護保障へ－ │ ,177‐200 (共著)
3.	2019/03/09	男の介護 │ (単著)
4.	2019/02	ケア・コミュニティの臨床－介護のある暮らしを社会の標準に－ │ (単著)
5.	2017/03	NHKラジオ深夜便　こころの時代　インタビュー集1 「男性介護者の輪を作る」 │ ,53-66 (共著)
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論文
1.	2021/12/01	介護と「男性」－地域にケアのコミュニティを－ │ 都市問題 │ 112 (12),77-87頁 (単著)
2.	2021/09/01	介護の担い手の変容と「ケアラー支援」の現在地-「介護の社会化」と家族- │ 前衛 │ (1004),104-116頁 (単著)
3.	2021/06/01	「男が介護する」-家族のケアの実態と支援の課題- │ ゆたかなくらし │ (467),16-21頁 (単著)
4.	2020/12/31	男性介護者の課題と家族支援 │ 達人ケアマネ │ 15 (2),13-18頁 (単著)
5.	2020/12/30	男性介護者-働きながら男性も介護する時代- │ 32 (1),21-22頁 (単著)
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その他
1.	2022/01/01	「保存版」認知症の最新情22　今や主たる介護者の3人に1人は男性 │ 月刊益軒さん │ (24),44-49頁
2.	2020/09	人生100年時代　男性介護者は今(共同通信社配信連載10回) │ 京都新聞他地方紙等 │ (単著)
3.	2018/10	「男の介護」(10月―12月　週刊金曜日12回連載) │ 週刊金曜日 │ (1224-1235),46 (単著)
4.	2018/04	連載「男たちの介護」 │ 佼成新聞 │ (第2823),1 (共著)
5.	2012/05	男性介護者100万人へ　贈る言葉(時事通信社配信連載12回) │ 京都新聞他地方紙等 │ (単著)

学会発表
1.	2021/09/26	介護者の孤立を防ぐ取り組み-男性介護者の組織化活動を通して- (第17回日本高齢者虐待防止学会WEB大会(大阪実行委員会))
2.	2020/09/27	介護役割を担う男性 (日本ジェンダー学会第23回大会)
3.	2019/12/19	日本の家族介護者支援の現状と課題 (2019年度日韓交流・啓発セミナー「日本と韓国認知症介護で拓く未来」)
4.	2019/12/02	大介護時代の地域福祉－民生委員の歩みに学ぶ－ (京都市民生委員・児童委員及び主任児童委員委嘱状伝達式)
5.	2019/07/20	仕事と介護を両立するということ (第32回日本看護福祉学会(市民公開講座))
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その他研究活動
1.	2017/03/03 ～ 2017/03/17	100万人を超える男性介護者の現状について「ケアメン・ネットワークからのレポート①②③」 (安心介護,(①2017/3/3,②2017/3/10,③2017/3/17))
2.	2017/01/16 ～ 2017/01/16	孤立しがちな男性介護者－悲劇を生まないために－ (ヨミウリ・オンライン,2017/1/16)
3.	2014/12 ～ 2015/08	[20回連載] いつかは自分も-他人事ではない”男の介護”- (『HEALTH PRESS』(インターネットマガジン))
4.	2012/05/01 ～ 2012/07/01	男性介護者100万人へ　贈る言葉 (時事通信配信記事)
5.	2008/10 ～ 2009/03	[連載]家族介護者支援を考える－家族の会の「提言」と男性介護研究から①②③④⑤⑥ (会報「ぽ～れぽ～れ」認知症の人と家族の会)
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受賞学術賞
1.	2009/03	財団法人生協総合研究所生協総研賞「特別賞」(津止正敏・斎藤真緒共著『男性介護者白書‐家族介護者支援への提言‐』かもがわ出版、2007年9月)

科学研究費助成事業
1.	2016/04 ～ 2019/03	ケア包摂型コミュニティのダイナミズムと開発主体アソシエーションに関する臨床研究 │ 基盤研究(C)
2.	2011/04 ～ 2014/03	ケア包摂型コミュニティとボランタリーアソシエーションの構造相関性に関する臨床研究 │ 基盤研究(C)
3.	2008/04 ～ 2011/03	近隣コミュニティ開発におけるボランタリーアソシエーションの階層性把握の臨床研究 │ 基盤研究(C)
4.	2004/04 ～ 2007/03	ボランティアコーディネーションにおけるチャレンジドケース臨床研究 │ 基盤研究(B)
5.	2002/04 ～ 2005/03	ボランティア文化の国際比較研究-日本・韓国・カナダの高校教育をめぐる社会学的調査 │ 基盤研究(B)

共同・受託研究実績
1.	2010/12 ～ 2011/03	家族(世帯)を中心とした多様な介護者の実態と介護者支援に関する調査研究 │ 受託研究
2.	2010/10 ～ 2012/09	男性介護者のケア・コミュニティ構築と包括的介護者支援に関する実践的研究
3.	2009/04 ～ 2010/03	男性介護者の介護実態に対応する支援プログラムの開発に関する調査研究事業 │ 受託研究

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型ケア・コミュニティの社会化過程のダイナミズムとその社会機能に関する史的臨床研究
2.	2015/06 2016/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型ケア・コミュニティの開発主体アソシエーションに関する臨床研究
3.	2012/04 2013/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- ボランタリーアソシエーションの比較研究ーボランティアセクターとケアラーズユニットを中心にー
4.	2008/04 2008/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 地域福祉プログラムの臨床研究

教育活動

●教育に関する発表

1.	2010/04 ～ 2011/03	専門演習において、京都障害児放課後ネットと共同して、障害児家族の介護離職に関するインタビュー調査を実施。その正課を、学部ゼミナール大会、京都障害児放課後ネット主催の公開市民講座にて報告してきた。
2.	2009/04 ～ 2010/03	専門演習において、男性介護者のインタビュー調査を実施し、その成果をゼミナール大会において3グループに編成して発表し、さらに父母教育後援会論文募集に応募し、うち2グループが教育賞を受賞。
3.	2003/04 ～ 2004/03	専門演習において、京都市社会福祉協議会の協力を得て、デイサービスセンターを利用する男性介護者のインタビュー調査を実施した。その成果を2回の市民公開講座(本学人間科学研究所主催)として一般公開した。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/10 ～ 2015/10	高大連携講義：立命館宇治高校「キャリアナビ＋R　Ⅱ」を担当。
2.	2001/04 ～ 2006/03	学部専門講義科目「地域福祉論」他で、「ボランティアの強み･弱み」シートを使い、学生のボランティア観を収集した(約１千枚)。その成果は津止編著『ボランティアの臨床社会学』に収めた。

研究者からのメッセージ
1.	地域福祉と市民形成「好縁社会」(平成12年版国民生活白書)という造語にも見られるような、地域福祉活動やボランティア活動を通して人々が取り結ぶ「関係性」への関心が高まっています。成熟社会、不平等社会、不安社会等々が今を生きる私たちの社会を解明するキーワードとして語られ、空虚さや閉塞感の充満する毎日の暮らしの中で、活動の作り出すふれあいや承認といった直接的な相互作用が、人々を魅了するのかもしれません。私は、地域福祉現場での経験を元に、社会福祉の主人公としての市民形成との関わりで、こうした人々の関係性を促進し強化していく活動や集団のプログラムについての臨床研究を進めています。他者や社会あるいは自然環境が抱える様々な問題の解決のために、自らの意思に基づき、進んで関わりを求めようとする市民の結びつき（連帯）こそ社会福祉を発展させていく原動力として位置付くと考えているからです。