研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2021-03-31 20:04:14）　

タキモト　カズナリ
瀧本　和成
TAKIMOTO KAZUNARI

所属文学部日本文学研究学域

職名教授

その他所属
1.	文学研究科

学歴
1.		文学修士
2.	～1984	立命館大学文学部人文学科日本文学卒業
3.	～1992	立命館大学文学研究科日本文学専攻博士後期課程

所属学会
1.		日本近代文学会
2.		日本文学協会
3.		日本文芸学会
4.		森鷗外記念会
5.		国際啄木学会
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研究テーマ
1.	日本近代文学、とくに森鷗外、夏目漱石、石川啄木、北原白秋、与謝野鉄幹・晶子等が活躍した20世紀初頭の文学

研究概要
（1）日本の近代文学、とくに森鷗外、夏目漱石、石川啄木、北原白秋、与謝野鉄幹・晶子等が活躍した20世紀初頭の文学（2）近現代文学と〈京都〉、とくに中原中也、梶井基次郎、川端康成、三島由紀夫、水上勉等の文学（作品）（3）大江健三郎、村上春樹をはじめとする現代文学（4）演劇・映像・漫画（アニメ）　日本近代文学を専門分野としています。とくに森鷗外の文学を中心に夏目漱石、与謝野鉄幹・晶子、石川啄木、北原白秋等、主に20世紀初頭（明治・大正期）の作家や作品を研究しています。文学作品の鑑賞を第一義に、作品と作者、あるいは読者との関係を探りながら、言語(表現)の多義性や重層性についても分析・考察を行っています。同時に近代文学の流れや作家・作品の位置づけ（及び評価）、そして作品受容の問題（作品受容史の研究）を時代や社会状況、（作品のもつ）社会性等をも視野に入れて研究を進めています。それらの追究と共に文学（研究)の魅力や意義、役割について勘考することも重要だと思っています。　現在は、井伏鱒二、安部公房、大江健三郎、井上ひさしや村上春樹など現代文学や演劇、映像へと研究対象を広げています。現代に於ける文学の意味や価値の再検討（再認識）、あるいはその動向（未来）への洞察も必要であると考えています。また、に関係する作家や作品にも興味・関心があり、そうした領域でも研究を深めて行けたらという希望を持っています。

現在の専門分野
日本文学 (キーワード：日本近代文学)

著書
1.	2015/08	『京都　歴史・物語のある風景』
2.	2012/12	『鷗外近代小説集』第２巻
3.	2004/05	『森鷗外現代小品集』
4.	2004/03	『明治文芸館』第III巻
5.	2002/10	『随想選サフラン－沈黙と思索の世界へ－』
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論文
1.	2015/09	【書評/新刊紹介】「濱久雄『与謝野鉄幹　漢詩全釈』(明治書院 2015年６月)」 │ 「週間　読書人」第3107号 │
2.	2015/04	「優れた論文とは」 │ 「大法輪」第82巻第4号 │
3.	2014/05	「晶子と啄木における詩歌と評論の現代的意義をめぐって」 │ 「国際啄木学会会報」第32号（与謝野晶子倶楽部発行冊子「21世紀に伝えたい、晶子と啄木からのメッセージ」同時掲載） │
4.	2012/09	「中原中也と〈京都〉－詩との遭遇・短歌から詩へ－」 │ 『立命館大学京都文化講座　京都に学ぶ⑧　京の文化と藝術』 │
5.	2012/05	「水上勉の〈京都〉－『雁の寺』の視線－」 │ 「論究日本文学」第96号 │
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学会発表
1.	2016/02/18	「木下杢太郎と〈朝鮮〉」（口頭発表，特別・招待講演等）
2.	2015/08/31	「村上春樹と〈戦後〉」（口頭発表，特別・招待講演等）
3.	2015/05/26	「夏目漱石『こゝろ』-作品に描かれた心裡（こゝろ）と身体（からだ）-」（口頭発表，特別・招待講演等）
4.	2014/06/25	「近代文学と〈京都〉」（口頭発表，一般）
5.	2014/05/31	【パネルディスカッション】「晶子と啄木における詩歌と評論の現代的意義をめぐって」（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
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その他研究活動
1.	2016/04/06	【パトスの会】「芥川龍之介『京都日記』」 (立命館大学朱雀キャンパス2F　202教室)
2.	2016/03/15	【向日市立図書館文学講座】「120分de解き明かす-近代の文豪芥川龍之介『地獄変』に迫る- 第2講『地獄変』-芥川の人間観と芸術観-」
3.	2016/03/08	【向日市立図書館文学講座】「120分de解き明かす-近代の文豪芥川龍之介『地獄変』に迫る- 第1講芥川龍之介ってこんな人」
4.	2016/01/20	【パトスの会】「木村一信先生を偲んで-研究とそのお人柄-」 (川西市立中央図書館)
5.	2015/11/15	【川端康成文学館文学講座】「井上靖『おろしや国酔夢譚』-光太夫、磯吉はなぜ生き残れたか?-」 (川端康成文学館)
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科学研究費助成事業
1.	2006/04 ～ 2009/03	日本文学における国際的研究理論と互換システム構築をめざして-文化表象を中心に │ 基盤研究(B)
2.	1995/04 ～ 1998/03	近代京都における自由主義思潮の研究 │ 基盤研究(B)

研究高度化推進制度
1.	2012/09 2013/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 森鴎外の文学研究ー1910年代の現代小説及び歴史小説ー
2.	2006/09 2007/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 森鴎外文学の研究

授業科目
1.	後期課程特別研究Ⅰ
2.	後期課程特別研究Ⅱ
3.	前期課程特別研究Ⅰ
4.	前期課程特別研究Ⅱ
5.	日本文化の多様性Ⅰ
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教育活動

●教育に関する発表

1.	2007/11	【2007年度オープンキャンパス】「ことばと文学（作品）の魅力」
2.	2005/01	【2005年度「リテラシー入門」】「論文・レポート原稿の書き方」
3.	2004/11	「リテラシー入門〈文章書き方講義(3)〉論文を書くということ－より広くより深く思考しよう－」
4.	2004/07	「リテラシー入門〈文章書き方講義(2)〉上手な原稿用紙の使い方と練習－上達文章術を伝授－」
5.	2004/07	「文章（論文）の書き方及び添削の指導について－'04年度文学部「リテラシー入門」での試みと実践から－」
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●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/08	高校等の模擬講義：【2015 立命館大学オープンキャンパス文学部企画-学域紹介・模擬授業-】文学部企画　地域研究学域(京都学専攻)ミニ講義
2.	2015/04 ～ 2017/03	2015年度・2016年度教養科目基本担当「文学と社会」
3.	2014/10	【2014年度大阪・京都文化講座（後期）京都・大阪　街歩き-文学・芸術・映画の舞台を仮想探訪する-】梶井基次郎と〈京都〉-『檸檬』の世界-
4.	2014/08	高校等の模擬講義：【2014 立命館大学オープンキャンパス文学部企画-学域紹介・模擬授業-】文学部企画　地域研究学域(京都学専攻)ミニ講義
5.	2014/07	【立命館大学文学部・文学研究科　日韓中連携講座　夏季集中講義】「中原中也と〈京都・立命館〉」
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研究者からのメッセージ
1.	（上記「研究テーマ」及び「研究概要」でも記しましたが、）専門分野は、日本近代文学、とくに森鷗外の文学を中心に研究を進めています。鷗外作品(小説、評論、随筆、戯曲、詩歌、日記、翻訳等)の分析や同時代の文学との比較を通して、明治から大正にかけての日本文学の特徴・特質を解明できたらと考えています。その際明治以降の日本の時代背景や状況等をも視野に入れながら社会の中の文学の役割や意義についても考察を深めていきたいと思っています。また、作家や作品がその後の時代の中でどのように論じられ評価されているのか、そうした受容の問題を研究史の面から探っていくことも重要な視点だと感じています。　鷗外のほか夏目漱石や彼らとほぼ同時代に活躍した与謝野鉄幹・晶子や石川啄木、北原白秋等「明星」派と呼ばれる人たちが詠んだ詩歌も興味・関心があり、研究対象としています。　趣味は、映像・絵画・演劇・音楽鑑賞。Andrei TarkovskyやStanley Kubrick、Paul Gauguin 、Jaques Lecoq 、Gustav Mahler（の作品）が好きです。