研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-02-20 19:16:37）　

シノダ　ヒロユキ
篠田　博之
SHINODA Hiroyuki

所属情報理工学部情報理工学科

職名教授

その他所属
1.	情報理工学研究科
2.	総合科学技術研究機構古気候学研究センター
3.	衣笠総合研究機構認知科学研究センター
4.	OIC総合研究機構ものづくり質的研究センター
5.	総合科学技術研究機構スポーツ健康科学総合研究所

学歴
1.	1995/01 (学位取得)	京都大学博士（工学）
2.	～1995/01	京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了
3.	～1989/03	東京工業大学理学部物理学科卒業
4.	～1991/03	東京工業大学大学院総合理工学研究科物理情報工学専攻博士前期課程修了

委員会・協会等
1.	2020/06 ～ 2023/12	日本色彩学会会長
2.	2018/06 ～ 2020/05	日本色彩学会副会長
3.	2014/06 ～ 2018/05	照明学会理事
4.	2012/05 ～ 2014/05	照明学会広報委員会　副委員長
5.	2011/06 ～ 2012/05	照明学会広報委員会委員長
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所属学会
1.		Optical Society of America
2.		照明学会
3.		電気設備学会
4.		日本感性工学会
5.		日本建築学会
全件表示（9件）

研究テーマ
1.	カラーバリアフリーに関する研究
2.	高齢者の視覚特性の研究とその応用
3.	照明の知覚と色の見えに関する研究
4.	映像酔いに関する研究
5.	空間知覚と大きさ知覚
全件表示（6件）

研究概要
心理物理学的手法を用いた人間視覚系情報処理機構に関する研究と色彩工学、視環境工学への応用【研究テーマ(1)概要】様々な色覚特性のひとに考慮した視環境デザインあるいはツール開発に関する研究

現在の専門分野
応用光学・量子光工学, 建築環境・設備, 知能情報学 (キーワード：色彩工学・光・色彩環境工学, 視覚情報処理, 視覚環境, 視覚科学)

著書
1.	2011/04	新編　色彩科学ハンドブック │ ,455-464
2.	2011/04	知覚心理学 │ ,55-74
3.	2007/04	色彩工学入門
4.	2002	色彩用語辞典

論文
1.	2023/09/30	異なる分光分布・色度をもつLED照明間の色恒常性 │ 日本色彩学会論文誌 │ 1 (1),31-44頁
2.	2023/09/30	差分進化法を用いた非単色光刺激の条件等色における錐体分光感度推定 │ 日本色彩学会論文誌 │ 1 (1),15-30頁
3.	2020/03/01	色彩工学の基礎知識と活用 │ 情報の科学と技術 │ 71 (3),94-100頁
4.	2017/09	最近の照明技術の動向-照明による新しい価値（マーケット）の創造- │ 電気評論 │ 102 (9),15-20
5.	2016/05	色覚におけるバリアフリー技術 │ 光学 │ 45 (6),231-237
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学会発表
1.	2025/01/22	共存する放射・水平オプティカルフローがベクションに与える影響（口頭発表，一般）
2.	2024/09/15	異常三色覚シミュレーションにおける色と意味語の対応（口頭発表，一般）
3.	2024/09/14	陰影の度合いと鏡面反射の有無が3DCG画像の立体形状知覚に与える影響（口頭発表，一般）
4.	2024/09/12	配光制御型面照明を配置した空間の価値検証 -タブレット作業の快適性評価と年代別比較- （口頭発表，一般）
5.	2024/06/30	異常三色覚シミュレーションにおける色と意味語の対応（口頭発表，一般）
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受賞学術賞
1.	2024/06/30	日本色彩学会 2023年度日本色彩学会論文賞受賞 (差分進化法を用いた非単色光刺激の条件等色における錐体分光感度推定)
2.	2022/09/05	日本感性工学会第24回日本感性工学会大会優秀発表賞 (動的視野制限方を用いたVR環境における自動車運転時の有効視空間特定とVR酔いの検討)
3.	2021/09/22	照明学会 2021年度照明学会全国大会若手プレゼンテーション優秀賞 (タスク・アンビエント照明における照度・色温度が雰囲気と作業効率に与える影響)
4.	2021/03/06	日本色彩学会関西支部令和2年度日本色彩学会関西支部大会奨励賞 (異なる分光分布・色度を持つ LED 照明間の色恒常性)
5.	2020/09/28	生体医工学シンポジウム2020 ポスターアワード (速度感覚の異なる視覚刺激を用いた快適歩行運動が心拍変動に及ぼす影響)
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科学研究費助成事業
1.	2022/04/01 ～ 2025/03/31	非単色光原刺激を用いた等色実験にもとづく錐体分光感度の取得と表色系への応用 │ 基盤研究(C) (キーワード：非単色光, 色覚特性, 条件等色, 個人差, 分光感度)
2.	2020/04/01 ～ 2024/03/31	自動車運転行動を支える知覚認知機能の熟達過程および加齢効果の解明 │ 基盤研究(B) (キーワード：身体移動感覚, 危険予測, 知覚認知トレーニング, 移動感覚, 予測スキル, 熟達過程, 加齢, 視野, 加齢効果, 身体移動速度, 視覚的注意, 視野制限, 時間的遮蔽法, 熟練効果, ベクション, 運転者の知覚認知, 有効視野, 走行速度知覚, 熟練, 身体移動速度知覚, オプティカルフロー)
3.	2017/04/01 ～ 2020/03/31	オプティカルフローに基づく自動車走行速度知覚の解明及び予測モデルの構築 │ 基盤研究(C) (キーワード：高齢者, 重心動揺, 視覚誘導性自己運動知覚, 身体運動, 知覚と運動の乖離, 身体移動速度, 運転者の知覚, 奥行運動手がかり, 奥行き運動手がかり, 色, 白内障, ベクション, 有効視野, 奥行運動知覚, 走行速度知覚, 若齢者, 身体移動速度知覚, オプティカルフロー, 色知覚)
4.	2015/04 ～ 2017/03	究極の視覚UDとしてのアダプティブ視環境の創造 │ 基盤研究(C)
5.	2013/04/01 ～ 2016/03/31	可視域短波長光の視覚光学的研究　―最適な青色原色の探求― │ 基盤研究(C) (キーワード：青色光, 感性評価, ディスプレイ, カラーディスプレイ, 視覚光学, 青色原色, RGB原色)
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共同・受託研究実績
1.	2024/10/01 ～	RAYCREAを用いた照明空間の「解放感」向上因子の特定と最大化条件の探索 │ 国内共同研究
2.	2023/05/01 ～ 2024/09/30	乙光学制御技術を用いた最適な照明空間およびその評価手法の構築と評価 │ 受託研究
3.	2020/12/21 ～ 2024/09/30	塗色品質判定に関する人の色認識能力個人差の評価手法 │ 受託研究
4.	2015/10/01 ～ 2016/09/30	Displayの視認画質指標に関する研究 │ 受託研究
5.	2013/06/01 ～ 2014/05/31	ディスプレイ色空間における色弁別モデルに関する研究 │ 技術指導
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取得特許
1.		彩度低下防止用照明システムおよび彩度低下防止用照明方法（4556022）
2.		屋内照明設計方法（4473760）
3.		カラーマネジメントシステム及びプログラム（2010-268294）
4.		色覚障害者用照明装置（2008-047465）
5.		評価データ作成装置、評価データ作成プログラム、評価データ作成システム及び評価データ作成方法（特開2015-49195 (P2015-49195A)）
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研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型アダプティブ視覚UD光環境の構築
2.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型照明応用技術を用いた視覚UD

授業科目
1.	心理物理学
2.	色彩工学
3.	多変量解析
4.	生体情報処理特論
5.	ヘルスケアシステム開発
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2005/04	専門科目「視覚情報処理」では、ほぼ毎回、授業中に簡単な課題（実験）に個人またはグループで取り組み、取り組んだ内容についてA4用紙１枚程度に記して提出させ、講義内容の理解を深めた。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2005/04	専門科目「色彩工学」では、ほぼ毎回、授業中に簡単な課題（実験）に個人またはグループで取り組み、A4用紙１枚程度に、取り組んだ内容について記して提出させ、講義内容の理解を深めた。
2.	2015/10 ～ 2015/10	高校等の模擬講義：立命館慶祥高校「SSH立命館大学BKC研究室訪問」を担当した。

研究者からのメッセージ
1.	環境工学の観点から視覚・色覚を研究学部で物理学を専攻していた私は、当時、東京工業大学の物理情報工学の池田光男先生（京都大学建築学科教授を経て現在は本学光工学科教授）のユニークな研究内容と教育姿勢に感銘を受け、心理物理学的手法による視覚の研究を自分の専門にすることを決意し、大学院に進学しました。我々は実際に人間を用いた実験を通して、人間の視覚系の仕組みを探究しています。生きた人間相手ですから、身体の内部を開いて直接触れることができません。そこで巧みな実験方法を考察しなければならないのですが、それがこの研究の大変な所でもあり、魅力の一つにもなっています。物理情報工学の修士課程修了後は京都大学の建築学専攻博士課程に進みました。そこでは人間にとって機能的・快適な環境を提供することを重視した、人間本位の建築設計の必要性を強く実感するようになりました。現在ではより応用を意識した、光・色彩環境工学という観点から視覚、色覚の研究に取り組んでいます。教育者としても、知的・人格的に優れた学生を育てるために微力を尽くしたいと思っています。