研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2021-05-31 09:55:55）

ホンダ　ミノル
本田　稔
HONDA Minoru

所属法学部法学科

職名教授

その他所属
1.	法学研究科
2.	衣笠総合研究機構人文科学研究所

学歴
1.		立命館大学博士（法学　立命館大学）
2.	～1986	立命館大学法学部卒業
3.	～1993	立命館大学法学研究科博士課程修了

職歴
1.	2003/04/01	立命館大学教授
2.	1994/04/01 ～ 2002/03/31	大阪経済法科大学法学部助教授・准教授

所属学会
1.		日本刑法学会
2.		日本民主法律家協会
3.		法制史学会
4.		民主主義科学者協会法律部会

研究テーマ
1.	日本刑法史ドイツ刑法史刑法解釈学刑事判例研究

研究概要
ドイツ刑法史における「連続性」の問題ドイツ刑法史において国家社会主義的なものを生み出したのは何か、また第三帝国の崩壊後も連続しているものは何かについて。

現在の専門分野
刑事法学 (キーワード：刑法、ドイツ刑法史)

著書
1.	2021/02	松宮孝明・金澤真理編『刑法コンメンタール』第２編「第２章　内乱に関する罪」、「第３章　外患に関する罪」、「第３章　国交に関する罪」 │ (共著)
2.	2020/04	Beiträge zur Geschichte des japanischen Strafrechts │ (単著)
3.	2017/08	ローネン・シュタインケ著『フリッツ・バウアー』 │ (単著)
4.	2015/04	『刑法総論』〔新装版〕第４章　違法性（１１９－１３６頁）第５章　違法性阻却（１３７－１７２頁） │ (共著)
5.	2014/04	刑法における歴史認識と過去清算 │ (共著)
全件表示（15件）

論文
1.	2023/03/25	刑法による過去の清算と法の復権 │ 立命館法学 │ (405=406),701-720頁 (単著)
2.	2022/08/05	ヴォルフガング・シルト　純粋法学と刑法学 │ 立命館法学 │ (402),422-456頁 (単著)
3.	2022/04	刑法54条１項の「その最も重い刑」の意義と罪刑法定主義 │ 法学セミナー増刊速報判例解説vol.30　新・判例解説Watch【2022年４月】 │ ,195-198頁 (単著)
4.	2022/03	新カント主義刑法思想と日本法理運動 │ 立命館法学 │ (399=400),809-824頁 (単著)
5.	2021/08/25	ミヒャエル・フェルスター　不法に仕えた法律家（７・完）　元帝国司法省事務次官フランツ・シュレーゲルベルガーの生涯と業績 │ (396),448-466頁 (単著)
全件表示（161件）

学会発表
1.	2016/12/10	過去の克服とフリッツ・バウアー (東京ドイツ文化センター)
2.	2014/03/26	ドイツ法哲学者ユリウス・ビンダーの法思想 (第２回　21世紀の国家像と産業・社会シンポジウム　法哲学セッション)
3.	2012/11/15	刑法のイデオロギー論と法学方法論 (韓国・建国大学校法学研究所主催「近代刑法の成立と法学方法論」（韓国・中国・日本の刑法研究者による国際学術シンポジウム）)
4.	2011/07/05	ヴァン・デル・ルッベ法における遡及処罰法理の史的構造 (法制史学会第６３回総会)
5.	1996/05/26	戦後違法論の系譜と法治国家原則 (日本刑法学界第７４回大会)
全件表示（7件）

科学研究費助成事業
1.	2008/04 ～ 2011/03	刑法史学におけるナチズムの過去の歴史認識に関する総合的研究 │ 基盤研究(C)

研究高度化推進制度
1.	2017/10 2018/03	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- 過去の克服法理の刑法理論的展開――アウシュヴィッツ裁判とデムヤンユク裁判における過去の克服の法的実相
2.	2013/10 2014/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- 両大戦間期における刑法思想の展開過程の日独比較－「学派の争い」の意義の法学方法論的考察
3.	2012/09 2013/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 大戦間期におけるドイツ刑法思想の史的変遷
4.	2011/10 2012/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- 日本と韓国における比較刑法理論史研究
5.	2008/04 2010/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究刑法史学におけるナチズムの過去の歴史認識に関する研究

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/04 ～ 2017/03	2015年度・2016年度教養科目基本担当「現代の人権」

研究交流希望テーマ
1.	刑法史の比較研究日本・韓国・ドイツにおける刑法による過去の克服共同研究

研究者からのメッセージ
1.	ドイツ刑法史における「連続性」の問題ドイツ刑法史においてナチスが行なった刑事立法は、非人道性、野蛮さの点で著しいものがある。それは、いつ、どのようにして成立したのか。一国の法体制が一夜にして出来上がったとは考えられない。そうであるならば、ナチスに先行する社会にそれを生み出す契機が潜んでいたことが予想される。同時にまた、一国の法体制が一夜にして崩壊し、その後は新たな体制に変わったとも考えられない。そうであるならば、ナチスに後続する社会のなかにものその火種が隠されたままになっているかもしれない。このようなドイツ刑法史におけるナチズムの連続性の問題を刑法思想と刑事立法の側面から実証的に研究している。

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