研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-03-15 08:37:47）

マツモト　カツミ
松本　克美
MATSUMOTO Katsumi

所属法務研究科（法科大学院）

職名教授

その他所属
1.	法学研究科
2.	衣笠総合研究機構コリア研究センター
3.	衣笠総合研究機構国際言語文化研究所

学歴
1.		早稲田大学博士（法学）
2.		早稲田大学法学修士
3.	～1979	早稲田大学法学部
4.	～1988	早稲田大学法学研究科民事法学博士課程

委員会・協会等
1.	2018/12 ～ 2021/12	ジェンダー法学会理事・副理事長
2.	2009/11 ～ 2014/11	日本消費者法学会理事
3.	2011/11 ～ 2014/11	民主主義科学者協会法律部会理事
4.	2011/10	土地法学会関西支部支部長
5.	2012/04	日弁連法務研究財団法科大学院認証評価員
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所属学会
1.		ジェンダー法学会
2.		家族＜社会と法＞学会
3.		女性・戦争・人権学会
4.		日本私法学会
5.		日本消費者法学会
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研究テーマ
1.	潜在的被害の民事責任論、時効論、損害論

研究概要
民事責任論、時効論安全配慮義務論を中心とした民事責任論、損害賠償請求権の消滅時効・除斥期間論を研究（領域的には、じん肺等の労災・職業病、戦後補償、セクシュアル・ハラスメント、欠陥住宅被害など）。

現在の専門分野
民事法学 (キーワード：民法, 民事責任論、時効論)

著書
1.	2019/12	土地住宅の法理論と展開・藤井俊二先生古稀祝賀論文集 │ ,403-419 (共著)
2.	2019/12	法と心理学への招待 │ ,151-193 (共著)
3.	2019/10	「尊厳ある社会」に向けた法の貢献　社会法とジェンダー法の協働・浅倉むつ子先生古稀記念論文集 │ ,421-433 (共著)
4.	2019/02	市民生活関係法の新たな展開・大西泰博先生古稀記念論文集 │ ,21-34 (共著)
5.	2019/01	社会の発展と民法学・上巻・近江幸治先生古稀記念論文集 │ ,225-245 (共著)
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論文
1.	2021/12	民法724条の20年期間の起算点と損害の性質論―潜在型損害と顕在進行型損害の諸類型との関係でー │ 立命館法学 │ (398),1696-1714頁 (単著)
2.	2021/06	セクシュアル・ハラスメント被害の法心理 │ 立命館法学 │ (395),210-239頁 (単著)
3.	2021/03	夫婦の一方が他方と不貞行為に及んだ第三者に対し離婚に伴う慰謝料を請求することの可否 │ 末川民事法研究 │ (7),39-46頁 (単著)
4.	2021/03	冤罪と時効 │ 立命館法学 │ (393・394),2430-2456頁 (単著)
5.	2021/02	石綿由来の肺がんにり患したことを理由とする国家賠償請求における遅延損害金の起算日 │ 私法判例リマークス │ (62),38-41頁 (単著)
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学会発表
1.	2022/03/05	所有者不明土地・建物の管理不全から生じる他人の権利侵害の予防と　被害救済の課題　ー　空家特別措置法の施行及び令和3年民法等一部改正法・相続土地国庫帰属法の制定をふまえてー (土地法学会関西支部定例研究会)
2.	2021/06/27	地方裁判所で係争中の不貞慰謝料請求訴訟の被告の申し立てにより、同訴訟の原告が被告とされて家庭裁判所で係争中の離婚請求訴訟への併合を認めた事案 (末川民事法研究会)
3.	2021/02/23	児童期性虐待被害の修復と＜時の壁＞ (立命館大学人間科学研究所創立20周年企画・連続講座「危機と人間科学」第4回)
4.	2021/01/17	コロナ禍で実施した『女性と人権クリニック』(LCII) (シンポジウム・コロナ禍におけるリーガル・クリニック教育の実践と課題)
5.	2020/06/21	女性と人権クリニック (臨床法学教育学会第11回大会)
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その他研究活動
1.	2007/02	キャンパス・セクシュアル・ハラスメントと大学の教育研究環境配慮義務 (静岡大学教育学部・セクシュアル・ハラスメント防止研修会)
2.	2006/07/14	＜心の傷と癒し＞の民事責任論・損害論・時効論 (オープン・カフェ自由大学)
3.	2005/11/05	セクシュアル・ハラスメント (オープンカフェ京都自由大学)
4.	2005/11	欠陥住宅訴訟の到達点と課題―住宅の安全と法的責任ー (日本弁護士連合会・第49回人権大会シンポジウム講演会・第3分科会)
5.	2005/06/04	戦後補償訴訟と＜時の壁＞―正義は時を超えないのか (オープンカフェ京都自由大学)
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科学研究費助成事業
1.	2020/04 ～ 2023/03	性的被害に対する損害賠償請求権の消滅時効論ー解釈論・立法論の現代化 │ 基盤研究(C)
2.	2016/10 ～ 2019/03	修復的正義の観点からの＜損害の可視化＞を実現するための損害論の法心理学的再構築 │ 基盤研究(C)
3.	2016/04 ～ 2020/03	東北大震災放射能・津波被災者の居住福祉補償とコミュニティ形成－－法学・医学の対話 │ 基盤研究(B)
4.	2014/04 ～ 2016/03	児童期の性的虐待被害者のレジリエンスを支援する時効法改革の提言 │ 新学術領域研究
5.	2012/04 ～ 2016/03	大震災・放射能被害復興の居住福祉法学と所有・責任・コミュニティの変容・再構築 │ 基盤研究(B)
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共同・受託研究実績
1.	2012/10	法心理・司法臨床センター │ 共同研究

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型人格的利益侵害の時効論の現代化
2.	2018/09 2019/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 修復的正義の観点からの時効論・損害論の構築
3.	2016/06 2017/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型修復的正義の観点からの＜損害可視化＞を実現するための損害論の法心理学的再構築
4.	2015/04 2016/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- 第9回東アジア法心理カンファレンス開催と国際的な研究ネットワーク形成
5.	2007/09 2008/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- ドイツにおける民事責任論・時効論の研究－戦後補償責任を中心に－

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2016/09	「現代法務特殊講義（HU）」（法科大学院・先端・展開科目）のパワーポンと教材を開発。
2.	2008/09	「都市住宅法務Ⅱ」（法科大学院／先端・展開科目）の事例問題、パワーポイント教材を開発・更新
3.	2005/08	「リーガル・クリニックⅡ（女性と人権）」（法科大学院／実務基礎科目）の事前研修用教材を開発・更新
4.	2005/04	「民事法実務総合演習」（法科大学院・実務基礎科目）の担当部分の教材を開発・更新
5.	2004/04	「消費者法務Ⅰ」（法科大学院／先端・展開科目）の担当部分（安全分野）のパワーポイント教材を開発・更新
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研究交流希望テーマ
1.	戦後補償、セクシュアル・ハラスメント、欠陥住宅、ＰＴＳＤ

研究者からのメッセージ
1.	民事責任論を中心に、時効論なども研究東京は新宿に生まれ育つ。1979年早稲田大学法学部卒業後、'88年同大学院法学研究科博士後期課程を経て同年４月より'98年３月までは横浜にある神奈川大学短期大学部法学科に勤務。'98年４月より本学。研究テーマは大学院時代に我が国で裁判例が急増していた安全配慮義務概念の理論史的検討から発展し、損害賠償請求権の消滅時効の問題から我が国の消滅時効の起算点論、期間論、進行論、援用制限論に関する一般理論の体系的構築を試みる。最近では、損害賠償請求権の行使が困難な潜在型被害であるじん肺などの潜在型健康被害、潜在型精神被害であるＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）、潜在型財産被害である欠陥住宅問題、潜在型総合被害の特徴をもつ戦争被害などをめぐる民事法的救済の法理の研究をてがけている。