研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-12-28 22:44:51）

オオサカ　ヒロユキ
大坂　博幸
OSAKA Hiroyuki

所属理工学部数理科学科

職名教授

その他所属
1.	理工学研究科
2.	ＢＫＣ社系研究機構ファイナンス研究センター

学歴
1.	～1992/03	東京都立大学理学系研究科数学博士課程修了博士（理学）

所属学会
1.	1988/04 ～	日本数学会

研究概要
単純Ｃ－環の分類理論の研究行列環と関数環の積み上げとして構成できるＣ－環の分類問題をＫ－理論、Ｃ－指数理論、非可換次元論（次元論のバナッハ環版）を用いて研究する。

現在の専門分野
大域解析学 (キーワード：解析学（作用素環論）)

著書
1.	2022/08	Matrix Inequalities and Characterizations of Operator Monotone Functions │ Operator and Norm Inequalities and Related Topics │ ,97-130頁 (共著)
2.	2022/08	Perspectives, Means and their Inequalities │ Operator and Norm Inequalities and Related Topics │ ,131-178頁 (共著)

論文
1.	2022	Interpolation functions and inequalities │ Linear and Multilinear Algebras │ 70 (20),4897-4906頁 (共著)
2.	2022	On operators which attain their norm on every reducing subspace │ Ann. Funct. Anal. │ 13 (共著)
3.	2022	Rokhlin Property for Group Actions on Hilbert $C^*$-modules │ Southeast Asian Bull. Math. │ 46,151-171頁 (共著)
4.	2021	On a subclass of norm attaining operators │ 87 (1-2),247-263頁 (共著)
5.	2021	The erratum: The Jiang-Su absorption for inclusion of C*-algebras │ Canad. Math. J. │ 73 (1),293-295頁 (共著)
全件表示（53件）

学会発表
1.	2022/12/12	On subclass of norm attaining operators and related topics (作用素論・作用素環論研究集会2022)
2.	2022/11/02	On operators which attain their norms on every closed subspaces (作用素平均と関連する話題)
3.	2022/09/15	On a subclass of norm attaining operators (日本数学科会2022年度秋季総合分科会)
4.	2022/06/04	On a class of K-entanglement witnesses (International Workshop on Matrix Analysis and Its Applications)
5.	2022/05/20	Factorization property of positive maps on C*-algebras and its applications (コロキウム)
全件表示（77件）

科学研究費助成事業
1.	2020/04 ～ 2024/03	C-環における-表現の完全正値写像による分解性と不変的性質の遺伝性の研究 │ 基盤研究(C)
2.	2017/04 ～ 2020/03	C*-環の包含関係における不変的性質の研究と複雑系への応用 │ 基盤研究(C)
3.	2014/04 ～ 2017/03	C*-環の包含関係における不変的性質についての研究 │ 基盤研究(C)
4.	2011 ～ 2014/03	Ｃ＊-における従順群作用の分類とその応用 │ 基盤研究(C)
5.	2008/04 ～ 2011/03	非可換ロホリン性のＥｌｌｉｏｔｔ分類問題への応用 │ 基盤研究(C)

研究高度化推進制度
1.	2018/08 2019/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- C*-環の包含関係における不変的性質と量子情報科学への応用
2.	2017/10 2018/03	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- 量子論的現象の解析における作用素環論的手法の新展開
3.	2016/04 2017/03	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- 作用素論・作用素環論の量子情報理論への応用
4.	2014/10 2015/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：- 作用素環論の量子情報理論への応用
5.	2013/09 2014/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- Ｃ*-環における従順群作用の分類とその応用
全件表示（9件）

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2018/12 ～ 2019/01	プレ・エントランスデーにおける学力確認試験（数学）の作成及び採点
2.	2018/04 ～ 2018/08	高大連携協定校プログラムの数学課題及びスクーリング時の学力確認試験（数学）の作成及び採点
3.	2017/12 ～ 2018/01	プレ・エントランスデーにおける学力確認試験（数学）の作成及び採点
4.	2017/04 ～ 2017/08	高大連携協定校プログラムの数学課題及びスクーリング時の学力確認試験（数学）の作成及び採点
5.	2016/12 ～ 2017/01	プレ・エントランスデーにおける学力確認試験（数学）の作成及び採点
全件表示（25件）

研究者からのメッセージ
1.	無限なるものの魅力中学二年から抱いていた点の数え方に対する疑問に対して大学で知ったカント-ルの集合論が一つの解を教えてくれたように思える。その後、位相空間の抽象世界を堪能し、コルモゴロフの函数解析の本を読み、その美しさにとりこまれてしまった。修士に進み作用素環論というそれまで聞いたこともない分野を選んだのは単なる偶然であり、たまたま選んだ大学が日本に数少ないその分野の拠点の一つであったという理由から。非可換・無限次元を唱い文句にしており（しておったが正しいかも）、様々な分野との繋がりがあり多くのことを学ぶ機会を与えてくれている。現在の研究対象は行列環と関数環の組み合わせから生成されるC-環と呼ばれるものである。その中の単位となる単純C-環のクラスをK-理論、C*-指数理論、そして位相空間における次元論の“非可換版”を用いて調べている。2001年の9月より米国オレゴン大学へ外留中。研究のみならず大学院の講義に出席し、米国の教育システムを経験中。2002年７月に帰国予定。

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