研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-05-08 16:36:31）　

ミネミイツキ
峰見一輝
MINEMI ITSUKI

所属スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科

職名講師

その他所属
1.	総合科学技術研究機構スポーツ健康科学総合研究所

学歴
1.	2024/02/28 (学位取得)	東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士 (学術)
2.	2018/04～2021/03	東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士後期課程単位取得満期退学
3.	2016/04～2018/03	東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士課程修了修士 (学術)
4.	2012/04～2016/03	九州大学文学部人文学科卒業学士 (文学)

職歴
1.	2021/04 ～	立命館大学スポーツ健康科学部講師（任期制）
2.	2022/04 ～	関西学院大学人間福祉学部非常勤講師（英語）
3.	2019/10 ～ 2021/03	文教大学文学部非常勤講師（英語）
4.	2019/10 ～ 2020/03	東京医科歯科大学教養部非常勤講師（サイエンスPBL）
5.	2018/04 ～ 2021/03	独立行政法人日本学術振興会特別研究員 (DC1)

委員会・協会等
1.	2024/04 ～	日本第二言語習得学会監査委員
2.	2023/04 ～	日本認知心理学会編集委員

所属学会
1.		日本言語学会
2.		日本第二言語習得学会
3.		言語科学会
4.		日本認知心理学会

資格・免許
1.	2016/03/25	高等学校教諭一種免許　外国語（英語）

研究テーマ
1.	第一・第二言語の文理解における文法の働き
2.	第一・第二言語の文理解における予測処理
3.	第一・第二言語の文処理における記憶の働き

研究概要
「ヒトとは何か？」という根源的な問いの解明に対する貢献を目指し、ヒトの言語能力の研究を行なっています。普段の生活において言語を使うことの難しさを感じる場面は多くないと思いますが、ひとたび母語ではない言語や、母語であっても普段見慣れない／聞きなれない文や表現に接すると、その難しさを感じられることもあるかと思います。そのようなときに脳内でどのような認知処理が行なわれているかを、文読解中の読み時間や視線の動きなどを測定する実験によって検証することで、ヒトの言語処理メカニズムの解明を目指しています。【第一・第二言語の文理解における文法の働き】第一言語（母語）の文理解においても全ての処理が文法に忠実なわけではなく、一方で第二言語（非母語）の文理解においても全ての処理が文法に忠実でないわけではありません。それぞれの場合に脳内でどのような処理メカニズムが働いているかを検証することで、ヒトの言語能力のうち、特に文法がリアルタイムの文理解においてどのように働くかを研究しています。【第一・第二言語の文理解における予測処理】ヒトが文を読んだり聞いたりする際には、まだ現れていない残りの部分を予測しながら処理を進めていることが分かっています。しかしながら、第二言語における文理解ではそのような予測処理が限定的であるといわれており，その要因を探る研究を行なっています。【第一・第二言語の文理解における記憶の働き】言語には隣接した要素どうしの関係だけでなく、離れた要素どうしの関係を計算する必要もあります。そのためには、先に処理された情報を記憶に保持し、必要なときにそれを記憶から取り出すという処理を行なわなければいけません。そのようなときに、言語能力の中枢である文法と言語以外の認知能力である記憶がどのように相互作用するかを研究しています。

現在の専門分野
言語学, 外国語教育, 認知科学 (キーワード：心理言語学、第二言語習得、母語・非母語における文処理、文法的錯覚)

著書
1.	2023/11/10	第二言語研究の思考法 : 認知システムの研究には何が必要か │ ,111-140頁

論文
1.	2025	Immunity to agreement attraction and limitation of cognitive resources in non-native language comprehension │ Proceedings of the 49th annual Boston University Conference on Language Development │
2.	2025	「文法的錯覚」への語順の影響:日本語におけるwh句の錯覚的認可 │ 日本認知心理学会発表論文集 │
3.	2024/08	Immunity to agreement attraction in native and non-native language comprehension │ IEICE Technical Report │ 124 (153),42-47頁
4.	2024/06	時間的制約の異なる5種類の⽂容認性判断実験による⽂法的錯覚の⽣起メカニズムの検証 │ 日本言語学会大会予稿集 │ 168,84-90頁
5.	2023/06	「かどうか」によるwh句の錯覚的認可—時間制限付き容認性判断実験— │ 日本言語学会大会予稿集 │ 166,80-86頁
全件表示（16件）

学会発表
1.	2025/05/31	「文法的錯覚」への語順の影響:日本語におけるwh句の錯覚的認可（ポスター，一般）
2.	2024/11	Immunity to agreement attraction and limitation of cognitive resources in non-native language comprehension （ポスター）
3.	2024/08/11	Immunity to agreement attraction in native and non-native language comprehension （ポスター）
4.	2024/06/29	時間的制約の異なる5種類の文容認性判断実験による文法的錯覚の生起メカニズムの検証（口頭発表，一般）
5.	2023/06/17	「かどうか」によるwh句の錯覚的認可─時間制限付き容認性判断実験─ （口頭発表，一般）
全件表示（37件）

講師・講演
1.	2021/09/07	（一般化）線形混合効果モデルの入門・実践的ワークショップ
2.	2018/03/31	From ANOVA to GLMM: Toward more elaborated statistical analyses

受賞学術賞
1.	2022/12	J-SLA (The Japan Second Language Association) Annual Conference Best Oral Presentation Award
2.	2020/11	日本言語学会大会発表賞（160回大会）
3.	2018/03	東京大学大学院総合文化研究科一高記念賞
4.	2016/12	日本言語学会大会発表賞（152回大会）

科学研究費助成事業
1.	2025/04/01 ～ 2028/03/31	「文法的錯覚」における予測的処理の重要性に関する研究 │ 若手研究
2.	2023/06/30 ～ 2026/03/31	方言差に着目した実験心理言語学:フィールド・理論・実験心理言語学の協働にむけて │ 挑戦的研究(萌芽) (キーワード：方言, 心理言語学)
3.	2021/08/30 ～ 2024/03/31	「文法性の錯覚」から探る文解析器と文法の関係性ー心理言語学的実験による検討ー │ 研究活動スタート支援 (キーワード：自己ペース読文実験, wh文, 文法性の錯覚, 時間制限付き容認性判断実験, wh疑問文, 言語理解, wh疑問, 心理言語学, 日本語, 文解析器, 言語学, 文理解)
4.	2021/04/01 ～ 2025/03/31	脳波・視線同時計測による文読解時の周辺視野の役割の解明 │ 基盤研究(B) (キーワード：周辺視野, 眼球運動, 言語認知神経科学, 心理言語学, 視線計測, 脳波)
5.	2020/04/01 ～ 2025/03/31	双方向コミュニケーションにおける予測処理の包括的検証 │ 基盤研究(B) (キーワード：アクセント, 京阪アクセント, ピッチアクセント, 予測処理, 文理解)
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競争的資金等(科研費を除く)
1.	2021/04 ～ 2022/03	オンライン実験による日本語学習者の第二言語における韻律習得の研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 共同研究助成事業（人文・社会科学分野）

ホームページ
https://sites.google.com/view/itsukiminemi/itsuki-minemi/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0