研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2024-04-08 14:22:03）　

カキヌマ　アヤコ
垣沼　絢子
KAKINUMA Ayako

所属衣笠総合研究機構

職名専門研究員

学歴
1.	2016/04～2021/09	大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻（音楽学・演劇学）博士後期課程修了博士（文学）
2.	2014/04～2016/03	大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻（音楽学・演劇学）博士前期課程修了修士（文学）
3.	2010/04～2014/03	大阪大学文学部人文学科（音楽学・演劇学専攻）卒業学士（文学）
4.	2006/04～2010/03	早稲田大学理工学部電気・情報生命工学科中退

職歴
1.	2023/10 ～	立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員
2.	2023/10 ～	大阪大学外国語学部非常勤講師
3.	2023/04 ～ 2023/09	立命館大学衣笠総合研究機構プロジェクト研究員
4.	2023/04 ～ 2023/09	立命館大学文学部授業担当講師
5.	2023/04 ～	日本学術振興会特別研究員PD
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委員会・協会等
1.	2020/06 ～	吹田市文化振興事業団（吹田市文化会館メイシアター）評議員

所属学会
1.	2022/01 ～	国際演劇学会
2.	2021/04 ～	サーカス学会
3.	2021/04 ～	表象文化論学会
4.	2021/01 ～	舞踊学会
5.	2018/04 ～	ポピュラー音楽学会
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研究テーマ
1.	20世紀の芸術娯楽文化思想と上演文化産業の形成に関する社会学的研究
2.	上演文化に関する「芸術化」の国際比較研究：商品及び労働者としての演者を巡る諸問題

研究概要
上演文化の枠組みと制度化を支えるイデオロギー研究 20世紀に世界中で盛行したレヴューやキャバレーは、現在につながる娯楽・芸術文化の形成過程において、労働市場として重要な役割を果たしました。日本では1950～70年代、上演文化が風俗産業界・舞台芸術界・映像メディア界と明確に差別化していく初期の過程で、レヴューやキャバレー出身者は、強力な人的・芸術的ネットワークを持っていたことが分かっています。私の研究では、各芸能界が独自の労働市場と人材育成経路を構築する過程において、上演文化産業がどのようなキャリア形成のシステムを持っていたのかについて、人的交流・芸術的内容・制度面から分析し、現在の娯楽・芸術文化のカテゴリー形成を基礎づけた20世紀社会の芸術文化思想と社会階層化の特徴を明らかにしています。

現在の専門分野
美学、芸術論, 芸術実践論, 社会学 (キーワード：演劇学、パフォーマンス研究、文化社会学)

著書
1.	2024/02	近代日本の身体統制：宝塚歌劇・東宝レヴュー・ヌード │ 人文書院 │ (単著)
2.	2024/01	コンクール文化論：競技としての芸術・表現活動を問う │ (共著)

論文
1.	2023/12	書籍紹介：星野幸代著『翼賛体制下のモダンダンス：厚生舞踊と「皇軍」慰問』 │ 舞踊學 │ (46),60-61頁 (単著)
2.	2022/10/15	学会紹介：日本ポピュラー音楽学会 │ 舞踊学会『ニューズレター』 │ (20),13 (単著)
3.	2022/03	書評：「チンドン屋」「浅草オペラ」「笠置シヅ子」「軽音楽」――近代日本演劇研究の立場から〈書評集「私たちにとっての近代日本音楽史――細川周平『近代日本の音楽百年』読書会記録」〉 │ 人文×社会 │ (5),43-53頁 (単著)
4.	2021/12	会議報告：「JASPM32大会ワークショップA 身体のポリフォニー：踊り手、歌い手、演じ手」 │ ポピュラー音楽研究 │ 25,99-101頁 (単著)
5.	2021/09	宝塚・東宝レヴュー史における近代化と身体統制のイデオロギー │ (単著)
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その他
1.	2024/01/20	書評：場違いに場になじむ、賑やかさの響き――風のように、飄々と：『ちんどん屋の響き：音が生み出す空間と社会的つながり』 │ 図書新聞 │ (3623) (単著)
2.	2019/05/14	上演評：荻田＆斉藤の名コンビ：ミュージカル『イヴ・サンローラン』 │ 大阪日日新聞 │ ,8-8頁 (単著)
3.	2017/05/16	上演評：平和への深い祈り：『緑のテーブル2017』 │ 大阪日日新聞 │ ,9-9頁 (単著)
4.	2016/09/07	上演評：言語の解体と現実の再構成：地点『CHITENの近未来語』 │ 大阪日日新聞 │ ,18-18頁 (単著)
5.	2015/05/20	上演評：人々の思いに寄り添って：NODA・MAP『エッグ』 │ 大阪日日新聞 │ ,18-18頁 (単著)
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受賞学術賞
1.	2018/11	The 6th International Asian Theatre Studies Conference: Controversy and Conciliation Outstanding Achievement Award (Sexual Liberation and Historical Continuity of Early Strip Shows in Japan: An Experiment by Hata Toyokichi and Okada Keikich)

科学研究費助成事業
1.	2023/04/25 ～ 2026/03/31	20世紀の芸術娯楽文化思想と上演文化産業の形成に関する社会学的研究 │ 特別研究員奨励費
2.	2023/04/01 ～ 2026/03/31	上演文化に関する「芸術化」の国際比較研究：商品及び労働者としての演者を巡る諸問題 │ 基盤研究(B) (キーワード：芸術化, 商品, 劇場, 労働者, 上演文化)
3.	2017/04/26 ～ 2021/03/31	日本レヴュー史における岡田恵吉・宇津秀男の系譜 │ 特別研究員奨励費 (キーワード：占領期演劇, ＯＳミュージックホール, ヌード, 演劇の近代化, レヴュー, 宇津秀男, 特別調達庁, 芸能審議会, 日劇ミュージックホール, 宝塚, 武智鉄二, OSミュージックホール, 進駐軍劇場, 検閲, 岡田恵吉, 伝統演劇)

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