TOKI Kenzo
Department / Course The Kinugasa Research Organization
Title / Position Senior Research Fellow
言語種別 日本語
タイトル 地震災害から文化財を守るために
メッセージ 災害では社会基盤が多大な被害を受ける。被害を最小限に食い止める為には、どのような社会システムが有効であるかという「防災」の研究を行っている。1995年1月17日阪神淡路大震災で、京都の2寺院の消火設備が壊れたことをきっかけとし、「地震の後に必ず起こる火災から文化財を守る」活動に取り組んでいる。消火設備は地下ポンプを用いて水を調達する為、地震で地下のパイプラインが被害を受けるとひとたまりもない。「もし京都で神戸と同じ規模の地震が起きれば被害は甚大である。今までは塀の内からの失火・放火から文化財を守ってきたが、これを一歩進めて、今後は外からの延焼火災から文化財を守らねばならない」という。市民や有識者から賛同を集め、2001年8月にNPO『災害から文化財を守る会』を発足、2002年3月にはUNESCOからも賛同を得て、政府機関に対しても問題提起中である。「これは私にしかできない。生涯かけて取り組んでいきたい」と熱く語る。学生には「whyを大切にし、何事にも固定観念にとらわれない自由な発想を持つ人間になってもらいたい」。1966年京都大学大学院工学研究科博士課程修了後、同大学工学部助教授、防災研究所教授、工学部教授、工学部長、研究科長、総長補佐を経て、2002年4月より本学へ。関西TLOの取締役を設立当初より務めている。趣味はゴルフ、パソコンやカメラなどの新しい物好き。