シミズ ヤスシ
清水 寧
SHIMIZU Yasushi
所属 理工学部 物理科学科
職名 教授
言語種別 日本語
タイトル 関西流浪
メッセージ 非線形力学系にみられる現象とそれに関連する物理現象、特に原子分子の集合体であるクラスターの運動形態について研究しています。観測技術の向上にともない、現在では原子や分子の集団であるクラスターの複雑な動きを、短時間スケールから比較的長い時間スケールまで「みる」ことができるようになりつつあります。例えば「表面における原子の組み替え過程」や「分子内の振動エネルギーの緩和過程」といった非平衡状態で発生する現象の詳細を定量的に議論することが可能となりつつあります。原子や分子が複雑に運動しながら非平衡状態から平衡状態に移行していく様子をより精密に観測したり、制御をする試みは、実験的な限界への挑戦というだけでなく理論的からみても重要な意味をもつと考えています。非平衡状態にある原子や分子の性質は以前から理論家の興味を引いてきましたが、実験技術の進展により、理論の是非をより精密に問うことが可能となり、また理論の成否が実際的な意味をもつ状況が準備されつつあることは特筆すべき事柄です。私たちは非平衡状態にある原子や分子の力学的性質を、力学系理論に依拠しながら計算機シミュレーションを用いて解析しています。その目指すところは、原子分子の集団の運動として現れる特異現象の発現メカニズムを探り、理論的観点からその普遍性を予測することにあります。 東京都出身。学位取得後、関西へきました。この間、日本学術振興会PD、財団法人基礎化学研究所(現京都大学福井謙一記念センター)研究員、関西学院大学博士研究員、新エネルギー産業技術総合開発機構研究員と関西を転々とし、立命館大学理工学部に04年に着任しました。