ヤマダ ノゾミ
山田 希
YAMADA Nozomi
所属 法学部 法学科
職名 教授
言語種別 日本語
研究概要 複数の契約関係における相互的な影響

―密接に関連する複数の契約関係が存在する場合に、それらが互いにどのように影響を及ぼしあうのかを解明し、その法的根拠を検討する―

2006年12月にわが国の信託法を抜本的に見直す新しい信託法が成立しました。
従来の信託制度は、投資信託や貸付信託などの資産運用という限られた場面で用いられている程度でしたが、新信託法が成立し、制度が柔軟化されたことで、より広く利用されることが期待されています。なかでも、相続の代替手段として利用する民事信託、非営利事業などに用いることのできる目的信託などが注目されているほか、会社が特定の事業部門を独立させるためにも信託制度は利用できるのです。しかし一方で、信託制度の多様な利用可能性が、既存の法体系、とりわけ民事法体系との抵触を生じさせることも懸念されています。
信託法理を既存の法体系とに整合させることが法的安定性をもたらし、この制度の発展を促すことにつながると考えています。